牛肉の部位の柔らかい順ランキング8選!焼肉・ステーキ向きや焼き方も紹介!
牛肉の部位の柔らかい順を知っていますか?今回は、牛肉の部位の柔らかい順ランキング8選を、〈焼肉・ステーキ・すき焼き〉など向いている料理とともに紹介します。スーパーなどで柔らかい牛肉の部位を選ぶコツや、柔らかくする焼き方も紹介するので参考にしてみてくださいね。
(このページにはPRリンクが含まれています)目次
牛肉の部位を柔らかい順で知りたい…
高級なイメージがある牛肉ですが、部位によって味わいや柔らかさが異なります。それぞれの部位の特徴をいかすことができると、さらに美味しく牛肉を食べることができるでしょう。今回は、牛肉の部位を柔らかい順に、適した料理方法と共に紹介します。スーパーで新鮮な牛肉を選ぶ方法や、牛肉を柔らかくする方法も紹介するので参考にしてみてください。
(*牛肉の部位について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
牛肉の部位の柔らかい順ランキング8選!焼肉・ステーキ向きなのは?
ここでは、牛肉の部位を柔らかい順に8点、向いている料理と共に紹介します。それぞれの部位の特徴を知ることで、より一層牛肉の味わいを楽しむことができるでしょう。
1位:ヒレ
【向いている料理】
・カツ
・バター焼き
・ステーキ
ヒレ肉は、腰の下の方にある希少部位であり、牛肉の中で一番きめが細かく柔らかいです。ヒレ肉は脂肪が少なく淡白な味わいなので、ステーキなどさっぱりと食べられるという特徴があります。
2位:サーロイン
【向いている料理】
・ステーキ
・すき焼き
・しゃぶしゃぶ
サーロインは、牛の腰の上部にあたる部分で牛があまり動かさないので筋が入りにくく、柔らかい部位です。サーロインは最高部位とも言われており、香りや形、風味が抜群で、牛肉本来の旨味を味わえます。
3位:リブロース
【向いている料理】
・ローストビーフ
・ステーキ
・すき焼き
・焼肉
リブロースは、赤身と脂身のバランスが良く、コクがあって風味がある部位です。また、リブロースはロース肉の中でも霜降りが入りやすく、すき焼きにも適しています。上品な甘みと牛肉本来の旨味があるので、ローストビーフやステーキ、焼肉など肉そのものの味わいを楽しむ料理もおすすめです。
(*牛肉のリブロースについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
4位:カイノミ
【向いている料理】
・焼肉
・ステーキ
・炒め物
カイノミは、バラ肉の一部でありながらヒレに近い部分で、希少価値が高く柔らかい食感が特徴です。ヒレのような赤身肉の旨味と、バラ肉特有の脂のさしの両方が楽しめます。焼くと脂肪分が溶け出し、ジューシーな味わいが感じられるでしょう。
(*牛肉のカイノミについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
5位:ランプ
【向いている料理】
・ステーキ
・すき焼き
・焼肉
・たたき
ランプ肉は、牛肉のもも肉の中で最も柔らかい赤身肉の部分で、適度にさしが入りつつあっさりとした味わいが特徴です。風味がよくて味に深みがあり、幅広くどんな料理にも適しています。
(*牛肉のランプ肉について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
6位:もも
【向いている料理】
・ローストビーフ
・たたき
もも肉の中でも、うちももやしんたまと呼ばれる内側の部分は、牛肉の中でも柔らかい部位です。もも肉は脂肪分が少ない赤身肉で、ローストビーフやたたきなどのかたまりのままの調理に向いています。
7位:肩ロース
【向いている料理】
・しゃぶしゃぶ
・すき焼き
・焼肉
・煮込み料理
牛肉の肩ロースは、きめが細かく柔らかい肉質であり、脂肪が程よく霜降りになっています。牛肉特有のコクが感じられるので、薄切りにしてしゃぶしゃぶなどの料理にすると良いでしょう。柔らかさの中に適度な噛み応えがあり、角切りにして煮込み料理もおすすめです。
8位:バラ
【向いている料理】
・焼肉
・牛丼
・すき焼き
・ハンバーグ
・煮込み料理
牛バラ肉は、お腹周り全体の肉のことであり、赤身と脂肪分が層になっています。濃厚な風味が特徴で、他の部位に比べると安価で手に入るので、手軽な牛丼などの料理にもおすすめです。また脂肪分が多いため、煮込み料理でもジューシーな味わいがしっかり残ります。
柔らかい牛肉の部位を選ぶコツは?
ここではスーパーなどで牛肉を買う際に、柔らかい部位を選ぶコツについて紹介します。新鮮な肉の見分け方についても説明しているので、参考にしてみてください。
①繊維がきめ細かく幅が少ないものを選ぶ
牛肉は、同じ部位でも繊維がきめ細かいものや、繊維の幅が少ないものを選ぶとより柔らかい肉を選ぶことができます。きめが細かいとは、牛の筋肉の繊維の束が細いことを意味しており、この束が細いほど肉は柔らかくなります。また、細かいさしが入った霜降り肉も柔らかい牛肉なので、よく確認してみてください。
②硬い牛肉の部位は避ける
以下のような牛肉の部位は、硬い部位なので避けましょう。
・ネック
・そともも
・すね
首の部分であるネックや、ももの外側であるそともも、足のふくらはぎの部分であるすねという部分は硬い部位です。いずれも牛の体の中で運動量が多い部位で、筋肉繊維が多い分硬くなっています。柔らかい部位を食べたい場合は避けるべきですが、じっくり煮込むことで柔らかくなり、旨味が出るので煮込み料理やスープには適しています。
③新鮮な牛肉を選ぶ
店頭において新鮮な牛肉を選ぶポイントは、以下の通りです。
・鮮やかな赤色をしている
・脂肪分が光沢のある乳白色または白色
・赤身と脂肪分の境界線がはっきりしている
・ドリップが出ていない
牛肉は、日にちが経つと褐色になって風味が落ちていくので、鮮やかな赤色をしているものを選びましょう。また、脂肪分はだんだんと黄色味がかっていくので、光沢のある乳白色または白色のものが新鮮な牛肉です。ドリップと言われる血汁がパックに出ていないかどうかも、チェックすると良いでしょう。
牛肉の部位を柔らかくする焼き方・コツは?
牛肉をより柔らかい状態で食べるための、焼き方やコツについて説明します。どれも簡単にできる内容が多いので、ぜひ実際に試してみてください。
①常温に戻してから焼く
牛肉は、より柔らかい状態で食べるために、常温に戻してから焼くと良いでしょう。冷蔵庫に入っていた牛肉は冷えており、火が通りにくく焼きムラになってしまうことがあります。牛肉が傷まないように、冷蔵庫から出すタイミングは焼く30分ほど前がおすすめです。また、霜降り肉は常温で脂肪分が溶ける可能性があるので、常温に長くおかないようにしてください。
②部位の赤身・脂肪の量によって焼き方を変える
牛肉を柔らかく焼くためには、赤身や脂肪の量によって焼き方を変える必要があります。ヒレやカイノミなどの赤身が多い部分は短時間で、サーロインやリブロースなどの脂肪分が多い部位はじっくりと焼くと良いでしょう。さらに詳しい部位別の焼き方は、今回紹介したランキング内にあるリンクから記事を参照してみてください。
③筋切りをして繊維質を断つ
牛肉は、焼く前に切れ目を入れて繊維質を断つ筋切りをすることで、柔らかく焼けます。さらに柔らかくするためには、肉全体をフォークで刺して繊維を断つ方法もあるので、試してみてください。
④お肉の中心部が65℃を超えないように強火で短時間加熱する
牛肉は長時間焼くとたんぱく質が収縮し、水分が抜けて硬くなるため、強火で短時間の加熱がおすすめです。肉をジューシーに焼き上げるためには、肉の中心部が65℃を超えないようにすると良いでしょう。
⑤レモン汁などに漬ける
牛肉をレモン汁などに漬けることで、肉の保水性があがりしっとりと焼くことができます。レモン汁の他にも、赤ワインや料理酒、玉ねぎや塩こうじのたれに漬け込む方法があります。漬け込むことで下味も付き、肉が柔らかく仕上がるのでおすすめです。
牛肉の部位の柔らかい順を抑えよう
牛肉の部位の柔らかい順や、それぞれの部位の良さを知ると、牛肉をより一層美味しく食べることができます。今回紹介した、柔らかい部位の選び方や、柔らかく焼く方法などぜひ実際に試してみてください。