コストコが青森県にできる可能性はある?場所は五所川原/八戸って本当?
コストコは青森県にできるのでしょうか?噂は本当なのか気になる人もいるでしょう。今回は、コストコが青森県にできるのかを〈ポジティブ要素・ネガティブ要素〉の両面から紹介します。さらに、青森県のコストコの再販店も紹介するので参考にしてみてくださいね。
(このページにはPRリンクが含まれています)目次
- コストコが青森県にできる可能性はある?
- コストコが青森県にできる予定は現時点ではない
- ただしコストコが青森県にできる可能性は0ではない
- コストコは青森県にできる?【ポジティブ要素】
- コストコの新店舗の出店基準
- ①県全体の人口が120万人
- ②人口が少ない山形県上山市にコストコがある
- ③津軽自動車道・三陸沿岸道の沿線人口が多い
- ④近隣店舗からの距離
- ⑤コストコが国内100店舗の展開を目指している
- コストコは青森県にできる?【ネガティブ要素】
- ①県内の人口が3つの市に分散している
- ②比較的交通の便が悪い
- ③雪が多い
- ④過去に行政が大規模商業施設の許可を出さなかった
- ⑤青森県民の所得が高くない
- コストコが青森県にできるなら場所はどこ?
- コストコが青森県にできるなら津軽地方が有力
- コストコの再販店は青森県にある?
- コストコが青森県にできる可能性は0ではない
コストコが青森県にできる可能性はある?
コストコは、アメリカ合衆国に本社を置く会員制倉庫型卸売店で、高品質な商品を低価格で購入できると人気があります。コストコが青森県にできる噂がありますが、可能性はあるのかどうか解説します。
コストコが青森県にできる予定は現時点ではない
2024年5月現在、青森県にコストコが新規オープンする具体的な計画はありません。東北地方にはまだ店舗数が少ないため、青森県へのコストコの進出を希望する声は多く、請願書が提出されたり署名活動が行われたりしているようです。
ただしコストコが青森県にできる可能性は0ではない
現時点では青森県へのオープン予定はないものの、将来的には可能性がないわけではないと考えられます。コストコは人口10万人以上の都市圏を中心に出店を検討しているため、青森市のような人口規模の都市は、潜在的な出店候補地と言えます。今後、コストコが青森県に出店するかどうかは、様々な状況を勘案して判断されるでしょう。
コストコは青森県にできる?【ポジティブ要素】
コストコの青森県への出店の可能性について、ポジティブな視点から徹底分析します。コストコの出店条件も交えながら解説するので参考にしてください。
コストコの新店舗の出店基準
コストコの次期出店計画における土地の条件については、下記のように明言されています。
土地条件
半径10kmの人口が概ね50万人以上
企業が多い地域
敷地面積 15,000坪以上(ガスステーション用敷地を含む)
建築面積 約4,500坪
用途地域=準工、商業、近隣商業(売り場面積1万㎡超)*市街化調整区域内でも行政の許可があれば可
駐車場収容台数 800台以上
車のアクセスの良い物件
購入・定期借地(40年以上)・建貸
コストコの新店舗の出店地の条件として、15,000坪以上の敷地面積や4,500坪の建築面積を挙げており、この点に関しては条件を満たしていると言えます。また、東北地方の中では企業が多い地域と言えるため、オープンする可能性もあるでしょう。
①県全体の人口が120万人
青森県の県全体の人口は、2024年の時点でおよそ120万人で、東北地方の中では宮城県・福島県に次ぐ3番目になります。新規出店条件の一つの、半径10kmの人口が概ね50万人以上には当てはまらないものの、潜在的な購買客は見込めるでしょう。
②人口が少ない山形県上山市にコストコがある
山形県上山市の人口は3万人弱ですが、既にコストコが出店しているように、人口が必ずしも出店可否の唯一の指標ではありません。青森県の青森市や八戸市の人口は、それぞれ20万人以上であり、コストコがオープンする可能性は十分に考えられます。
③津軽自動車道・三陸沿岸道の沿線人口が多い
青森県には、津軽自動車道と三陸沿岸道と呼ばれる2つの高速道路が走っており、沿線には一定の人口集中が見られます。青森市・弘前市・八戸市などの主要都市は人口密度が高く、商業施設の集積も進んでおり、これらの都市への出店の可能性はあります。
④近隣店舗からの距離
近隣店舗 | 青森県からの距離 |
札幌(北海道) | 250km |
富谷(宮城県) | 264km |
石狩(北海道) | 271km |
かみのやま(山形県) | 292km |
上記の表から分かるように、青森県から最も近いコストコは北海道・宮城県・山形県と、どちらもかなりの距離と時間を要します。東北地方だけで考えると、宮城県富山以北にはコストコはありません。そのため、青森県への出店を希望する人は多く、オープンする可能性も十分に考えられます。
⑤コストコが国内100店舗の展開を目指している
コストコは2030年までに60店舗、将来的には国内100店舗の展開を目標としています。現在、33店舗を展開しており新規オープンには積極的で、いくつかの地域では出店計画が進行しているようです。青森県も、現在計画があるわけではないものの、国内100店舗のターゲットエリアとなる可能性があります。
コストコは青森県にできる?【ネガティブ要素】
コストコの青森県への出店が期待されていますが、実現にはいくつかのネガティブな要素が存在します。ここでは、5つのネガティブ要素とその影響について解説します。
①県内の人口が3つの市に分散している
青森県の人口は約122万人ですが、青森市・弘前市・八戸市と3つの主要都市に集中しており、その他の地域は人口密度が低いという特徴があります。また、それぞれの人口は約27万・22万・17万と決して多いわけではありません。広い商圏を確保するには、これら3つの都市の近隣に出店する必要があり、土地確保や地元企業との競争などの課題が考えられます。
②比較的交通の便が悪い
青森県は本州の端に位置し、交通アクセスが不便です。新幹線は東北新幹線のみであり、空港も青森空港一カ所となっており、全国各地からのアクセスには時間がかかります。また、公共交通機関が発達していないエリアも多く、車が必須となるため、来客数が制限される可能性も考えられます。
③雪が多い
青森県は、冬季には長期間にわたって積雪する豪雪地帯です。その結果、店舗へのアクセスが難しく、物流や売上に影響が出ることが懸念されます。駐車場の除雪や店舗の暖房費なども大きなコストとなり、収益性を確保するのが難しい状況となる可能性があります。
④過去に行政が大規模商業施設の許可を出さなかった
過去に、青森県内では大規模商業施設の建設が行政によって許可されなかった事例があります。これは、地元商店街への影響を懸念したためと考えられています。コストコの出店も同様の理由で反対を受ける可能性があり、円滑な出店に向けた調整が不可欠です。
⑤青森県民の所得が高くない
青森県の平均所得は、全国平均よりも低い傾向にあります。コストコは会員制であり、コストコで買い物をするには年会費を支払う必要があります。そのため、所得が高くない地域では会員獲得が難しくなり、収益化が困難になるかもしれません。
コストコが青森県にできるなら場所はどこ?
コストコの青森県への出店が期待されていますが、具体的な場所はまだ決まっていません。ここでは、コストコの出店候補地として、特に有力と考えられる地方について考察します。
コストコが青森県にできるなら津軽地方が有力
コストコが青森県内に出店する場合、県の西側である津軽地方が有力候補と言われています。弘前市は約17万人、五所川原市は約5万人、黒石市は約3万人を擁し人口規模と商圏規模の両面から魅力的なエリアです。また、コストコは車で来店する顧客が多いことを踏まえ、交通アクセスの良さも重要な要素として考えられます。
その点津軽地方は、弘前空港・東北自動車道・国道7号などの主要な交通網が整備されており、青森県内各地からのアクセスが良好です。
コストコの再販店は青森県にある?
青森県にあるコストコの再販店は、現在Mr.くまさんマーケット八戸店の1店舗のみです。コストコの人気商品を中心に、ベーカリーやデリカなどのオリジナル商品も小分け販売されています。コストコ会員でなくても、気軽に利用できると人気の店舗です。定休日や営業時間などの店舗の詳細情報については、SNSなどで確認してから行くのをおすすめします。
コストコが青森県にできる可能性は0ではない
コストコの青森県への出店は、現時点では断言できませんが、可能性は十分に考えられます。今後、人口動態や商業環境の変化などを参考に、具体的な検討が進む可能性もあります。なお、青森県には再販店がありコストコ商品を気軽に試せるので、近隣の人は行ってみてください。