酢は何群?6つの食品群や三色食品群・五大栄養素別に分類!

酢が何群に分類されるか知っていますか?今回は、酢は何群に分類されるかを、〈6つの基礎食品群・3色食品群・5大栄養素〉別に紹介します。〈醤油・塩・ポン酢・みりん〉などの食品が何群に分類されるかについても紹介するので参考にしてみてくださいね。

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目次

  1. 酢は何群?食品群別に紹介!
  2. 酢は分類されない【6つの食品群の場合】
  3. 酢が6つの食品群に分類されない理由
  4. 酢以外の6つの食品群に分類されない食品
  5. 酢は分類されない【3色食品群の場合】
  6. 酢が3色食品群に分類されない理由
  7. 酢以外の3色食品群に分類されない食品
  8. 酢は分類されない【5大栄養素の場合】
  9. 酢の5大栄養素の含有量
  10. 酢以外の5大栄養素に分類されない食品
  11. 酢とよく一緒に使われるその他の食品は何群?
  12. ①醤油
  13. ②塩
  14. ③ポン酢
  15. ④みりん
  16. 酢は何群か知ろう

酢は何群?食品群別に紹介!

酢は調味料として日常的に利用されていますが、近年では健康効果についても話題となり酢のドリンクなども人気となっています。今回は、酢が食品群で何群に分類されるかを紹介します。各食品群の特徴についても紹介するので、栄養バランスを考える参考にしてみてください。

酢は分類されない【6つの食品群の場合】

6つの食品群とは、それぞれの食品の中に多く含まれる栄養素によって6つのグループに分類したものです。ここでは、酢が6つの食品群において何群に分類されるかを紹介します。分類の内訳についてもあわせて紹介するので、参考にしてください。

酢が6つの食品群に分類されない理由

6つのグループ分けでは1群がたんぱく質、2群が無機質、3群が緑黄色野菜に多いビタミン、4群がその他の野菜や果物に多いビタミン、5群が炭水化物、6群が脂質を多く含みます。酢は1回あたりの使用量が少ないうえ、いずれの成分も微量であることから、6つの食品群では分類の対象外とされています。

酢以外の6つの食品群に分類されない食品

酢以外で6つの食品群に分類されない食品は以下が挙げられます。

・塩
・胡椒
・ソース
・ケチャップ
・コンソメ

いずれの食品も1回当たりの使用量が少なく、6つの食品群の分類の基準となる成分の量が少ないことから、6つの食品群では分類の対象外とされています。調味料は分類の対象外となるものが多いと覚えておくとよいでしょう。

酢は分類されない【3色食品群の場合】

3色食品群は、食品に含まれている栄養素のもつはたらきによって3つのグループに分類して表したものです。赤色、緑色、黄色の色で分かれているので、子供でも理解しやすい分類となっています。ここでは、酢が3色食品群で何群に分類されるかを紹介します。

酢が3色食品群に分類されない理由

3色食品群は肉や魚など人の身体をつくる赤色、野菜や果物など身体の調子を整える緑色、米や油などエネルギー源となる黄色の3つのグループに分類されています。酢は1回の使用量が少なく、いずれのはたらきも十分でないことから3色食品群では分類の対象外となっています。

酢以外の3色食品群に分類されない食品

酢以外で3色食品群に分類されない食品は以下が挙げられます。

・塩
・胡椒
・ソース
・醤油
・ケチャップ


6つの食品群と同様に、3色食品群で調味料の多くは分類の対象外となります。ただし調味料の中でも糖質を多く含む砂糖やはちみつ、脂質を多く含むごま油やマヨネーズなどは黄色に分類されるので、間違えないよう注意しましょう。

酢は分類されない【5大栄養素の場合】

5大栄養素とはたんぱく質、炭水化物、脂質、ビタミン、ミネラルの5つを指し、それぞれ身体の中ではたらきを持っています。ここでは、酢に含まれる5大栄養素量を紹介します。酢の持つ栄養素とその効果についても紹介するので、参考にしてください。

酢の5大栄養素の含有量

食品名
タンパク質 0.1g
脂質 0g
炭水化物 2.4g
ナイアシン 0.1mg
ミネラル 0g

※含有量は日本食品標準成分表を参照しています。(※1)

酢100gに含まれる5大栄養素の成分量は上記の通りです。ただし実際の料理での使用量はわずかであることから、5大栄養素はほぼ含まれていないといえます。また、成分の重量はわずかですがアミノ酸や乳酸などの有機酸が含まれているので、疲労回復やコレステロール値を低下させる効果が期待できます。

酢以外の5大栄養素に分類されない食品

酢以外で5大栄養素に分類されない食品は以下が挙げられます。

・胡椒
・ソース
・ケチャップ
・コンソメ
・みりん


各食品群と同様に、調味料は5大栄養素に分類されないものが多いといえます。5大栄養素の量は少ない一方で、調味料には塩分が多く含まれているものが多く、摂りすぎは生活習慣病の原因にもなります。酢は酸味を活かして味付けができ、減塩に役立つ調味料としても注目されているので活用するとよいでしょう。

酢とよく一緒に使われるその他の食品は何群?

料理の味付けでは、酢といくつかの調味料や食材を合わせて使うことが多いでしょう。ここからは、酢と一緒に使われることの多いその他の食品が何群に分類されるかを紹介します。料理の味付けの場面で、ぜひ意識してみてください。

①醤油

日本食の味付けの基本ともいえる醤油の食品群における分類は、以下のようになっています。

・6つの食品群の場合:1群
・3色食品群の場合:該当なし
・5大栄養素の場合:たんぱく質

醤油の原料である大豆はたんぱく質を多く含む食品で、醤油もたんぱく質が中心の成分構成となっています。しかし、1回あたりの使用量が少ないことから肉や魚などと比較するとたんぱく質量は少ないため、3色食品群では分類の対象外です。

②塩

味付けの基本となる塩の食品群における分類は、以下の通りです。

・6つの食品群の場合:該当なし
・3色食品群の場合:該当なし
・5大栄養素の場合:ミネラル


塩はミネラルを豊富に含んでおり、人の身体の水分量をコントロールする役割があります。健康のために塩を摂らないようにしているという人もいますが、適量のミネラルは人が生きていくうえで必要不可欠な成分で、熱中症対策にも重要な成分と言えます。

③ポン酢

酢と並んで酸味を加えるポン酢の食品群における分類は、以下のようになっています。

・6つの食品群の場合:該当なし
・3色食品群の場合:該当なし
・5大栄養素の場合:該当なし


ポン酢は柑橘果汁と酢を合わせたものですが、野菜や果物と比較すると1食当たりの量が微量であることから、食品群の分類では対象外となります。酢よりもマイルドな味で柑橘の香りも楽しむことができるので、ポン酢のみで味付けをしても深みのある味わいになるでしょう。

④みりん

甘みやコクを加えるみりんの食品群における分類は、以下のようになっています。

・6つの食品群の場合:5群または該当なし
・3色食品群の場合:該当なし
・5大栄養素の場合:炭水化物

甘みのあるみりんは糖質を多く含んでおり、炭水化物が成分の中心となっています。ただし1回あたりの使用量が少ないため、食品群での分類では対象外とされる場合が多いといえます。酢、みりん、醤油を同量ずつ合わせたものは三杯酢と呼ばれ、味が決まりやすい万能調味料です。

酢は何群か知ろう

酢は5大栄養素を含まず、食品群では分類されない調味料です。しかし、5大栄養素以外で人の身体を健康に保つ役割を持つ栄養素を多く含んでいる調味料でもあります。食事の塩分量や体脂肪量を気にしている人だけでなく、日々の疲れが取れず食欲がないという人も、酢の酸味を活かした味付けをぜひ取り入れてみてください。

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