チョコレートの白いカビは危険?安全?青カビとの見分け方や対処法を紹介!
チョコレートが白くなったことはありますか?白い粉・ブツブツはカビなのでしょうか?今回は、チョコレートが白くなる原因の<ブルーム現象>とカビの見分け方を画像と共に紹介します。チョコレートの白くならない・カビない保存方法や白くなった時の対処方法も紹介するので、参考にしてみてくださいね。
目次
チョコレートのカビを食べてしまったら?

チョコレートについたカビを少しくらい食べたくらいでは、食中毒を起こすことがはありません。実際青カビがついたチーズは嗜好品として人気がありますし、少量のカビは胃酸が消化してくれます。
アレルギー症状が出る可能性もある
チョコレートはカビているにも関わらず、ブルーム現象だと勘違いして食べてしまう人がいるのも事実です。カビたチョコレートを誤って食べた後で、具合が悪くなることがあります。その際は、すぐに病院に行き診察を受けましょう。
それはカビがアレルゲンとなり、アレルギー症状を発症する可能性が高いからです。そうした事態を避けるためにも、カビているチョコレートを口にしないよう心がけましょう。
チョコレートが白くならない・カビない保存方法は?
チョコレートのブルーム現象を起こさない、あるいはカビないようにするためには、正しい保存方法について知っておく必要があります。ここではチョコレートの正しい保存方法を3つ、紹介します。
①冷蔵庫の野菜室に保管する
チョコレートのブルーム現象を避けるためには、保存に適した温度で保管するのが一番です。チョコレートの保存に適しているのは、14~20℃と言われており、冷蔵庫の野菜室がこの温度に保たれています。冷凍庫のように結露が起こることもなく、冷蔵庫より湿気が少ない点も適しています。
②ジップロックに入れる
チョコレートをおいしく食べるためには、風味や触感を保つことも大事です。チョコレートには含まれているカカオバターは、他の食材の臭いを吸着しやすいという特徴を持っているので、チョコレートはジップロックに入れて空気を抜き、しっかり口を閉めて保存しましょう。その際は、チョコレートは、パッケージごとジップロックに入れるのがポイントです。
③アルミホイルで包む
板チョコレートの大半は、アルミホイルに包まれています。これは、カカオバターの変質を防ぐためです。実はカカオバターは光に弱いため、日光にあてると変質してしまいます。そのため、一度開封したチョコレートを保存する際にも、遮光するためにアルミホイルで包むのがおすすめです。この手間をかけることで、香りを残すこともできます。
チョコレートが白くなった時の対処法は?

ブルーム現象によってチョコレートが白くなった場合は、そのまま食べるより、おいしくする方法があります。ここではもしもチョコレートが白くなった時に試したい、対処法を3つ紹介します。
①テンパリングする
1つめは、テンパリングすることです。テンパリングは、チョコレートに含まれているカカオバターの結晶を安定化させるために行います。テンパリングの手順は、以下の通りです。
1.チョコレートを細かく刻む
2.刻んだチョコレートをボウルに入れ、50℃くらいの湯せんにかけて、静かに混ぜる
3.チョコレートの温度が40℃くらいになるまで、ボウルに水気が入らないように配慮しながら、静かに混ぜる
4.ボウルを冷水につけ、静かに混ぜながらチョコレートの温度を下げていく
5.チョコレートが26~27℃くらいになったら、再び一瞬湯せんする
6.すぐにボウルを取り出して、チョコレートを混ぜ、30℃くらいまで温度を上げる
テンパリングが終わったら、口当たりの滑らかなチョコレートに戻ります。