チョコレートの白いカビは危険?安全?青カビとの見分け方や対処法を紹介!
チョコレートが白くなったことはありますか?白い粉・ブツブツはカビなのでしょうか?今回は、チョコレートが白くなる原因の<ブルーム現象>とカビの見分け方を画像と共に紹介します。チョコレートの白くならない・カビない保存方法や白くなった時の対処方法も紹介するので、参考にしてみてくださいね。
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チョコレートが白くなる原因は?カビ?

賞味期限が長いチョコレートですが、冷蔵庫から取り出して食べようとした際、表面が白くなっていることがあります。それを見て、カビだと思い込んで捨てている人もいるはずです。しかし、チョコレートに付いた白い粉は、必ずしもカビとは限りません。
チョコレートが白くなるのはブルーム現象が原因
チョコレートが白くなる原因は、ブルーム現象が起こったからです。そして、ブルーム現象にも種類があります。
・ファットブルーム現象:チョコレートに含まれているカカオバターの分子が、温度調整がうまくいかないことで固まり方に違いが出てしまい、遅く固まる分子が浮かび上がることで脂肪の結晶が表面化すること
・シュガーブルーム現象:チョコレートを寒暖差が激しい状況に置くことで表面に水滴がつき、それが砂糖を溶かすことで表面に白い斑点ができた状態
チョコレートが白くなっているケースの大半は、ブルーム現象です。カビとの見分け方については、後述します。
ブルーム現象で白くなっても食べられる
ブルーム現象が起きたチョコレートは白い粉に覆われているので、食べるのが不安になる人もいるでしょう。しかし、カカオバターが白くなっているだけなので、食べても問題はありませんが、香りや味は落ちてしまいます。
チョコレートはカビにくい
チョコレートを常温で保存する場合の賞味期限は短くて1ヶ月、長いと2年以上で、冷蔵庫で保存すると、2年くらいはもつとされています。ただし、この賞味期限は正しく保存した場合に限ります。また、チョコレートの中にもカビやすい種類もあり、以下がその例です。
・チョコレートボンボン
・ガナッシュ
・生チョコ
・チョコレートプリン
上記のチョコレートは、冷蔵庫から出し入れをくり返している間にも劣化するので、できるだけ早く食べましょう。
(*チョコレートの賞味期限や保存方法について詳しく知りたい方はこちらを読んでみてください。)
チョコレートのブルーム現象とカビを見分ける方法は?【画像あり】

チョコレートに白い粉がついているケースの多くは、ブルーム現象によるものです。しかし、チョコレートの種類や保存状態によっては、カビの可能性もあります。ここでは画像を交えながら、ブルーム現象とカビを見分けるポイントを説明します。
①ブルーム現象で白くなった場合の特徴
ブルーム現象でチョコレートに白い粉がついている場合は、問題ありません。どちらのブルーム現象かを知る方法は、以下の通りです。
・ファットブルーム現象/白くなった部分に指をあてると粉が見えなくなる
・シュガーブルーム現象/白くなった部分に水をたらすと透明になる
カビかもしれないと思ったら、上記の方法を試してみましょう。
②カビた場合の特徴
出典: @E_repens
チョコレートについている白い粉がブルーム現象ではなく、カビである方法を見分ける方法には以下のものがあります。
・白い斑点が大きめで凸凹があり、1ヶ所に集中している
・チョコレートにわたあめのような白いものがついている
・チョコレートに青みがかった緑色の斑点がついている
・チョコレートがかび臭い
この場合は、明らかにチョコレートがカビているので食べてはいけません。