チョコが白くなる原因は?食べれる?復活・直す方法やカビとの違いも紹介!
皆さんはチョコが白くなる原因を知っていますか?食べれるのでしょうか?今回は、ブルーム現象でチョコレートが白くなる原因や、白くなったチョコを復活・直す方法を紹介します。白くなったチョコの賞味期限や、美味しいという意見も紹介するので参考にしてみてくださいね。
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チョコが白くなる原因は?食べれる?ブルーム現象とは?
チョコの表面が白くなる原因となるブルーム現象を知っていますか。ここからはチョコが白くなってしまう原因や、ブルーム現象について解説していきます。
チョコが白くなる原因は「ブルーム現象」
ブルーム現象には、以下の種類があります。
・ファットブルーム
・シュガーブルーム
ファットブルームはチョコに含まれているカカオバターの脂肪分が高い温度により、溶けてしまった後、再び固まる時に白く変色したりまだらになる現象を指します。一方シュガーブルームは、チョコに含まれている砂糖が結露により発生した水分に溶け込み、その水分が蒸発すると結晶化して白くなる現象を指します。
チョコの表面に固まってできる成分が、ココアバターなのか砂糖なのかがファットブルームとシュガーブルームの違いです。
ブルーム現象が起きて白くなったチョコは食べても問題ない
ブルーム現象が起きたチョコを食べても健康上の問題はありません。中にはブルーム現象により、ざらざらとした食感が美味しいといった意見もあります。
手作りのチョコを作る際にもブルーム現象に注意が必要です。チョコを溶かした時の温度が適切でない時や、湿度が高い場所での保管により手作りチョコの表面が結晶化し、まだら模様になる可能性があります。
リバナンたん🧟 @bana9263
チョコレートが白くなってるの初めて見た!
注意書きでは、よく見るけど本当に白くなることあるんやな〜
ブルーム現象というのか、味もそんな変わらんね
白くなったチョコを復活させる方法は?
白くなってしまったチョコですが、復活する方法があります。簡単な方法を紹介するので美味しいチョコを味わう参考にしてください。
①湯煎でテンパリングする
テンパリングすることで滑らかで元の状態に直すことができます。
【やり方】
1、チョコを細かく刻み、ボウルに入れる
2、50~55度くらいの湯煎で静かに混ぜながら溶かす
3、チョコが溶けたらボウルごと水が入ったボウルに当て、溶けたチョコを混ぜながら27~29度まで溶かす
4、再びチョコのボウルを少し湯煎に当てる
5、すぐに湯煎から外して混ぜる作業を繰り返し、31~32度まで温度を上げる
チョコの種類によってお湯の温度が変わるので、テンパリングする際はチョコの種類について調べてから実践するようにしてください。
②レンジでテンパリングする
湯煎ではなく、電子レンジでも簡単にテンパリングをすることができます。
【やり方】
1、チョコを細かく刻み、3分の2の量のチョコを耐熱ボウルに入れ、チョコの温度が45度になるまで溶かす
2、温め終わったら残りの3分の1のチョコを混ぜ合わせる
3、そのまま約2分置く
4、2分後全体を溶かすように混ぜながら32度になるまで温度を下げる
電子レンジのワット数が高いと、チョコが焦げてしまう可能性があるので500W程度がおすすめです。
③アレンジして再利用する
ブルーム現象を起こしたチョコは以下のようにアレンジすることができます。
・溶かしてホットチョコレートにする
・お菓子作りの材料として再利用する
・カレーやビーフシチューなどの料理に使う
溶かしたチョコに温めた牛乳を混ぜるだけで簡単に美味しいホットチョコレートが完成します。牛乳の他にも、コーヒーやココアに加えてトッピングのような活用法もあるのです。
また、ドリンクやお菓子以外にも溶かしたチョコは料理にも活用することができます。カレーやビーフシチュー、ハヤシライスなどに隠し味として加えることで甘みやコクがプラスされ風味の良い料理になるのです。ただしシュガーブルームで白くなってしまったチョコはざらざらとした食感が残っている可能性があるので、注意するようにしましょう。
(*チョコレートの大量消費について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
チョコが白い時のカビとの違いは?見分け方は?
ブルーム現象の他にも、チョコはカビでも白くなる場合があります。ブルーム現象とカビは下記で紹介するような違いがあるので参考にしてください。
ブルーム現象で白くなったチョコの特徴
出典: @nopo81
ブルーム現象で白くなるチョコは以下のような特徴が挙げられます。
・触るとざらざらしている
・全体的に均一に広がっている
・白い斑点のような模様がある
・異臭はない
ブルーム現象が起きたチョコは白いまだら模様や、細かい白い粉が表面に現れることが多いのが特徴です。見た目や触った感触のざらざら感はあるものの、匂いの問題はありません。
カビで白くなったチョコの特徴
出典: @Y_Ryuji_0906
カビが生えてしまったチョコは以下のような特徴が挙げられます。
・白くフワフワしているものや、緑色の斑点
・一箇所に集中しているような状態
・青臭い異臭がする
・触るとねばついている
カビが生えたチョコはブルーム現象が起きたチョコのように白い斑点が見られます。しかしカビの場合は斑点の凹凸が大きめであり、まだら模様というよりかは綿あめのようにふわふわしているのが特徴です。色は白だけでなく、緑や青の斑点ができる場合もあります。
水分の多い生チョコや、ガナッシュクリームを使用しているチョコはカビが生えやすいので特に注意するようにしましょう。
(*チョコレートの白いカビについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
チョコが白くなるのを防ぐ方法は?
チョコが白くなることを防ぐ対策として以下の方法が挙げられます。
・14度〜20度前後の温度で保存する
・急な温度変化を加えない
・密閉できる容器に入れる
・日の当たらない場所に置く
簡単にできる対策ですので、ポイントを押さえてブルーム現象を防ぐ参考にしてください。
①14度〜20度前後の温度で保存する
チョコは高温に弱い食品です。チョコを溶かしてしまうことで、ブルーム現象が起きてしまう可能性が高まります。そのため温度が高い部屋の中や、火の近くに置かないように注意しましょう。
②急な温度変化を加えない
チョコが高温の状態で溶け、その後急に冷やすことでブルーム現象が起きてしまいます。一度柔らかくなってしまったチョコは急に冷蔵庫に戻さないことが大切です。
③密閉できる容器に入れる
開封後の保存方法もブルーム現象を防ぐ上で大切です。開封後のチョコを保存する場合は、しっかりと密閉できる容器や保存袋に入れてることで湿気や水分を防いでくれます。
④日の当たらない場所に置く
チョコの適切な保存温度は20度以下となっているので、夏場以外では常温での保存も可能です。しかし、暖房をつけるなど室温が上がりやすい状況は注意するようにしてください。直射日光はチョコが変形したり、風味を劣化させる原因の1つです。室内でも高温多湿を防ぐ場所に保管するようにしましょう。
チョコが白くなる原因を知ろう
ブルーム現象が起きてしまったチョコレートは風味や食感に変化はありますが、問題なく食べることができます。しかしチョコレートが白くなる原因として、ブルーム現象現象以外にもカビの可能性も考えられるので注意してください。正しい保存方法を知り、チョコレートを美味しい状態に保ちましょう。