トマトにカビが生えても食べられる?原因・対処法は?正しい保存法や対策も紹介!

【野菜ソムリエ監修】トマトにカビが生えていたことはありますか?ヘタや実にカビが生えても食べられるのでしょうか?今回は、〈白カビ・黒カビ〉などトマトのカビの種類や見分け方を画像と共に紹介します。カビが生えた時の対処法やカビを食べたらどうなるか、正しい保存方法なども紹介するので、参考にしてみてくださいね。

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専門家監修 |野菜ソムリエ ふじかわなおこ
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日本野菜ソムリエ協会認定 野菜ソムリエプロ。冷凍生活アドバイザー。 野菜大好き長男(6歳)と野菜嫌いを克服しつつある次男坊(4歳)二人のボーイズママ野菜ソムリエです。自身の経験をもとに野菜嫌いのお子さんとそのママさんのサポーターとして、野菜嫌い克服メニューやちょっとしたテクニックの発信、地域の子育てサロンや幼稚園でこどもとママのためのお野菜教室などを行っています。

目次

  1. トマトにカビが生える原因は?見分け方は?
  2. ①白カビの場合
  3. ②黒カビの場合
  4. トマトにカビが生えても食べられる?対処法は?
  5. ①白カビの場合は取り除けば食べられる場合がある
  6. ②黒カビの場合は捨てる
  7. ③腐っている場合も食べられない
  8. 黒カビのトマトを食べてしまった場合は?
  9. 少量なら問題はない
  10. トマトの賞味期限の目安は?
  11. ①丸ごとトマトの場合
  12. ②カットトマトの場合
  13. トマトのカビにくい保存方法・対策は?
  14. ①ヘタを下にしてポリ袋に入れて冷蔵保存
  15. ②傷のついていないトマトを買う
  16. ③カットトマトは切り口が空気に触れないようにする
  17. トマトにカビが生えないようにしよう

トマトにカビが生える原因は?見分け方は?

トマトに生えるカビは、白カビと黒カビの2種類があります。トマトに頻繁にカビが生えてしまう場合は、カビが生えてしまう原因や、カビの種類を覚えておくのがおすすめです。

①白カビの場合

トマトのヘタに上の写真のような白い綿状のものが付いている場合は、白カビが繁殖しています。トマトに生える白カビは、トマトを育てていた土の中に存在している無毒なカビ菌の場合が多く、ヘタの部分などに元から少量付着しています。この付着したカビ菌は、通気性の悪い状態や水分の多い状態などで増殖し、白い綿状に変化するのが特徴です。

特にヘタの部分は、他に比べて水分が多いためカビ菌が繁殖しやすく、時間経過とともにヘタの部分だけでなく実の方でもカビ菌の増殖が始まります。実の中までカビ菌が増殖すると、臭いなどの変化が表れる場合もあるでしょう。

②黒カビの場合

出典: @ribbondreamy

トマトの実にできた裂け目や、傷がついた箇所に生えることが多いのが、上の写真のような黒カビです。黒カビは白カビに比べて有毒な場合が多く、冷蔵庫の中で他の野菜にうつってしまう場合もあるため、見つけたらすぐに処分したほうが良いでしょう。

トマトにカビが生えても食べられる?対処法は?

カビが生えたトマトは食べることができるのでしょうか。ここでは、カビが生えたトマトが食べられるかどうかについて、カビの種類や状態別に解説します。

①白カビの場合は取り除けば食べられる場合がある

白カビはトマトが成長するために使われた土の中に存在していた無毒な菌である可能性が高く、体への害が無いことがほとんどです。この白カビはトマトのヘタの部分に生えることが多いため、カビが生えているのがヘタだけであれば、ヘタの部分だけをきれいに取り除いて食べることが出来ます。

ただし、ヘタだけではなく実の表面にも繁殖している場合は、実の中もカビている可能性があります。白カビは無毒な可能性が高いとはいえ、大量に食べれば有毒な場合もあります。実の中までカビてしまったトマトは食べずに廃棄するのがおすすめです。

ふじかわなおこ

野菜ソムリエ

食べられるとはいっても、小さなお子さんや高齢者など抵抗力の弱い方は体調不良になる可能性もあるので食べない方がよいでしょう。

②黒カビの場合は捨てる

黒カビが生えてしまった場合は、食べずに処分しましょう。黒カビは白カビに比べて毒性が強い場合もあるので、カビの部分を取り除いたとしても食べない方が無難です。

カビは非常に小さな胞子を飛ばして離れた場所でも増殖する性質を持つので、一つのトマトにカビが生えると、同じ袋に入っているトマトにもカビが増殖し始める場合があります。そのため、見た目には分からなくてもカビが生え始めている場合もあるので注意が必要です。

同じ袋に入っていたトマトは、よく観察して異常がなければ食べることができますが、気になる場合は食べない方が良いでしょう。

③腐っている場合も食べられない

トマトは腐っている場合も食べることはできません。以下のような特徴がある場合は腐っている可能性があるので食べないようにしましょう。

・酸っぱい臭いがする
・触ると柔らかい
・果肉が溶けて崩れる


酸っぱい臭いがしたり、触ると柔らかくなっているトマトは、雑菌やカビが大量に繁殖して腐っている可能性が高いです。腐敗が進むと、果肉が溶けたような状態になっている場合もあるかもしれません。このような状態になったトマトは、カビや雑菌がトマトの内部でも繁殖していることがあるので、食べずに処分してください。

(*トマトが腐った時の見分け方や、ぶよぶよになったトマトは食べられるかについて詳しく知りたい方はこちらの記事も読んでみてください。)

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