トマトにカビが生えても食べられる?原因・対処法は?正しい保存法や対策も紹介!
【野菜ソムリエ監修】トマトにカビが生えていたことはありますか?ヘタや実にカビが生えても食べられるのでしょうか?今回は、〈白カビ・黒カビ〉などトマトのカビの種類や見分け方を画像と共に紹介します。カビが生えた時の対処法やカビを食べたらどうなるか、正しい保存方法なども紹介するので、参考にしてみてくださいね。
目次
黒カビのトマトを食べてしまった場合は?
目には見えない程度の小さな黒カビが生えていた場合は、気づかずにうっかり食べてしまうこともあるでしょう。そのような時でも、対処法を覚えておくと安心です。
少量なら問題はない
黒カビを少量食べた程度であれば、胃の中で消化されるため、体に大きな影響が出ることはほとんどありません。体への影響が気になる場合は、下記のような抗菌作用のある食べ物を食べておくと良いでしょう。
・にんにく
・生姜
・酢
・梅干し
・レモン
健康状態に問題のない人の場合は、少量のカビを食べた程度であれば特に気にする必要はありません。ただし、高齢者や病気療養中などの免疫力が低い人の場合は、少量のカビでも腹痛や下痢などの症状を起こす場合があります。カビを誤って食べてしまった後にひどい下痢や腹痛などが起きた場合は、心配であれば病院を受診するようにしましょう。
トマトの賞味期限の目安は?
トマトのカビの発生を防ぐためには、賞味期限を把握し、期限内に食べ切ることが大切です。同じトマトでも、丸ごとトマトとカットトマトでは保存できる期間が異なるので、違いについても理解しておきましょう。
①丸ごとトマトの場合
保存期間の目安 | |
夏場(冷蔵) | 1週間 |
冬場(常温) | 1週間 |
丸ごとトマトは、夏場と冬場で適切な保存方法が異なります。夏場は常温で保存すると傷みやすいので、冷蔵庫で保存するのがおすすめです。特に傷があるトマトは冷蔵庫で保存してもカビが生えやすいので、傷がある場合は上記の期限よりも早めに使い切るようにしましょう。
冬場は常温保存で1週間ほど日持ちしますが、冷蔵庫に入れない場合は暖房がついていない風通しの良いところに置くようにしてください。
ふじかわなおこ
野菜ソムリエ
購入してきた際、青い部分があるトマトは風通しのいい場所で常温に置いて、赤く色づくまで追熟させてから冷蔵保存すると美味しくいただけます。
②カットトマトの場合
カットトマトは、常温で保存すると腐りやすいので、季節に関わらず冷蔵保存しましょう。カットトマトは丸ごとトマトと違って、冷蔵保存したとしても数日しか持ちません。また、カットした面は水分量が増えるため、空気に触れるとカビが生えやすくなります。カビを生やさないよう、カット後はできるだけ早く食べましょう。
(*トマトの賞味期限や日持ちさせるコツについて詳しく知りたい方はこちらの記事も読んでみてください。)