和菓子の種類・名前の一覧!春・夏・秋・冬で季節別の人気商品も紹介!
和菓子は種類豊富で、季節感を感じる物も多くあります。和菓子にはどんな種類があるのでしょうか?今回は、〈生菓子・半生菓子・干菓子〉など系統別に和菓子の名前・種類を一覧で紹介します。〈春・夏・秋・冬〉で季節別の人気商品も紹介するので、参考にしてみてくださいね。
目次
流し物は飴や寒天などを使用し、型に材料を流し込んで作られます。流し物の代表激な和菓子は、以下の様な物です。
・ようかん:あんに砂糖や寒天を加えて煮詰め、固めたもの
・水ようかん:ようかんに比べ、水分が多いのが特徴
・きんぎょく:砂糖や水飴などを混ぜた寒天を冷やし固めたもの
昔ながらの伝統的な流し物には寒天が使用されますが、近年ではカラギーナンなどが使用される事も多い様です。どれも清涼感がありさっぱりと頂く事ができるので、夏のデザートして頂いてみてはいかがでしょうか。
練り物
練り物は、餅粉やあんこを原料として作ります。練り上げて作った生地を自分で整形して作るので様々な形を楽しめますし、季節感を表現しているものもあります。
・ねりきり:白あんに砂糖を加えて練り、ぎゅうひなどを加えて整形したもの
・ぎゅうひ:白玉粉に砂糖などを入れ、練り上げたもの
・こなし:あんにもち米などを加えて蒸し、砂糖を混ぜながらこなしたもの
ねりきりは和菓子の代表的な種類と言えるもので、手作業による職人技を愉しめる一品でもあります。なかなか綺麗に整えるのは難しいですが、家庭でも挑戦できるので自分で作ってみるのもおすすめです。さまざまなバリエーションを楽しめるのが魅力なので、味覚・視覚両面で愉しみましょう。
揚げ物
揚げ物は生地を揚げて作っており、他の生菓子とは少し趣の違う仕上がりとなっています。
・あんドーナツ:小麦粉に卵やバターなどを混ぜた生地であんを包み、揚げたもの
・揚げ月餅:小麦粉などで作った生地で小豆餡などを包み、型に入れて成型した物を揚げる
・かりんとう饅頭:黒糖を練り込んだ生地でこしあんを包み、揚げる
ドーナツはアメリカのお菓子として人気ですが、揚げドーナツは和菓子の一つとして分類されている様です。上記で挙げた様に元々あるお菓子を揚げたものが多いので、そちらが好きなら揚げ物も味わってみましょう。揚げ物は食べ応えがある物も多く、子供のおやつにもピッタリです。
和菓子の種類【半生菓子】
生菓子に続いて、ここ半生菓子にはどの様なものがあるかを一覧で紹介していきます。半生菓子にも練り物や流し物などがあるので、生菓子の種類と比較しつつチェックしてみてください。
あん物
あん物は、少し硬めの皮であんこを包んで作る和菓子です。あん物の代表的なものには、以下の様な物があります。
・もなか:もち米をこねて伸ばした生地を焼き、間に餡を入れたもの
・石衣:あんをボール状に丸め、糖衣をかけたもの
・松露:石衣の関西での呼び名
半生菓子のあん物は、どれもあんと固い皮との食感の違いを愉しめるのが特徴の様です。石衣や松露もスーパーのお菓子売り場などで販売されている事も多いので、興味のある方は探してみてはいかがでしょうか。
おか物
おか物とは、生地と他のものとを合わせて作られる和菓子の事です。具体的に言うと、以下の様な物があります。
・もなか:あんを、もち米をこねて焼いた生地で包んだもの
・かのこ:ぎゅうひなどをあんで包み、小豆やいんげんなどを張り付けたもの
・すはま:きな粉と砂糖などを混ぜた生地を、棒状にして整えたもの
もなかはあん物でも登場しましたが、おか物にも分類される様です。外側に小豆を張り付けたかのこなど、ユニークな見た目の和菓子があります。
焼き物
焼き菓子は生菓子でも登場しましたが、半生菓子にもあります。半生菓子の焼き物には、以下の様な物が挙げられます。
・桃山:白あんに砂糖や卵黄、みじん粉などを練った後型抜きし、焼いたもの
・茶通:小麦粉に卵白や抹茶などを加えた生地であんを包み、茶葉を数枚付けて焼く
・黄身雲平:粉糖や寒梅粉、黄身などを練った生地を型抜きし、オーブンなどで焼いたもの
黄身雲平は名前は雲平とよく似ていますが、最後にオーブンで焼き上げるので全く違った食感を愉しめます。茶通などあまり馴染みが無いものも多いですが、見かけたら一度味わってみましょう。