なまこの種類には食用と毒持ちがいる?赤・青・黒で味や値段など違いを比較!

なまこにどんな種類があるか知っていますか?今回は、〈黒なまこ・青なまこ・赤なまこ〉など食用の種類別に〈見た目・味・値段〉など特徴を紹介します。毒を持ったなまこの種類や、なまこの捌き方・栄養・レシピなども紹介するので、参考にしてみてくださいね。

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目次

  1. なまこの種類は多い?食用は何種類?
  2. 食用のなまこは「マナマコ」1種類のみ
  3. 「マナマコ」は3種類に分類されて流通している
  4. 青・赤・黒なまこの違いとは?
  5. ①見た目
  6. ②味・食感
  7. ③値段
  8. なまこには毒を持つ種類もいる?
  9. なまこの毒を持つ種類の例
  10. なまこの捌き方・下処理は?
  11. なまこの栄養価・効能は?
  12. ①ビタミンB1
  13. ②カルシウム
  14. ③マグネシウム
  15. なまこを使ったレシピのおすすめ
  16. ①このわた
  17. ②やわらかナマコ酢
  18. なまこの種類は様々

なまこの種類は多い?食用は何種類?

海に近い地域で食べられることが多いなまこは、釣りをしている時に海辺で見かける機会もあるかもしれません。一見するとどれも同じように見えるなまこですが、種類の違いはあるのでしょうか?ここでは、食用に使うなまこや流通しているなまこの種類について解説します。

食用のなまこは「マナマコ」1種類のみ

なまこの種類は非常に多く、世界には約1500種類、日本だけでも180種類以上ものなまこが生息していると言われています。しかし、実際に国内で食用とされているなまこは、このうちの「マナマコ」たった1種類だけです。

マナマコの旬の時期は、地域によって若干差はあるものの、11月頃から3月頃とされています。なまこの値段は安ければ100gあたり200円程度ですが、漁獲量が少ない場合や旬ではない時期には500円程度まで高騰する場合があります。

「マナマコ」は3種類に分類されて流通している

日本国内で食用として流通している「マナマコ」は、流通の際には以下の3種類に分類されています。

・青なまこ
・赤なまこ
・黒なまこ


この3種類のなまこは、それぞれ生息している場所や地域が異なるほか、見た目などにも違いがあるのが特徴です。なお、日本で流通しているなまこの多くは赤なまこだと言われています。

青・赤・黒なまこの違いとは?

国内で食用の目的で流通している青なまこ・赤なまこ・黒なまこには、どのような違いがあるのでしょうか。ここでは、それぞれのなまこの見た目の違いや味・食感の違いなどについて解説します。

①見た目

青なまこ・赤なまこ・黒なまこは、それぞれ以下の写真のような見た目をしています。

上の写真のなまこは青なまこですが、その名前の通り青みがかった色合いをしています。体表には突起があるほか、小さな斑点が見られる場合もあるのが特徴です。

この写真に写っているのは赤なまこで、青なまこに比べると赤みがかった色をしているのが特徴です。特に腹の部分の方が赤い色合いが強いため、分かりづらい場合は腹の色を確認してみると良いでしょう。

上の写真のようなはっきりとした黒色をしているのは、黒なまこです。赤なまこや青なまことは明らかに違う色合いなので、他の2種類とは簡単に見分けることができます。

②味・食感

青なまこ・赤なまこ・黒なまこには、見た目だけでなく味や食感にも違いがあります。なまこは、口にしたときに独特の磯の香りが広がるのが特徴ですが、黒なまこや青なまこは、赤なまこに比べてその香りが少ないため、味に関しては赤なまこが最も優れていると言われています。

なお、食感に関してはいずれも歯ごたえがありますが、特に赤なまこと黒なまこが硬いのが特徴です。ただし、なまこは切り方によっても硬さは変わるため、硬さの違いが種類の違いに起因するとは必ずしも言い切れないようです。

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