鯛の種類は全24種類!味など特徴や見分け方は?画像付き一覧で紹介!
回転ずしなどでは様々な名前の鯛を見かけますが、鯛の種類について知っていますか?今回は、<マダイ・金目鯛・イシガキダイ>などのタイの種類や見分け方を画像とともに紹介します。鯛の種類別の料理レシピのおすすめも紹介しているので、参考にしてみてくださいね。
目次
・属:スズキ目イボダイ亜目イボダイ科イボダイ属
・生息域:北海道〜九州南岸の日本海・東シナ海沿岸、北海道〜九州南岸の太平洋沿岸、瀬戸内海、東シナ海大陸棚域
疣鯛は、楕円形で皮膚が薄い鯛で、別名「エボダイ」とも呼ばれています。目の後ろの肩の部分に黒い斑紋があり、鮮度が良いものは大量から粘り気の強い粘液を出すのが特徴です。味わいは旨味が強く、生食や焼物・煮物・揚げ物などの様々な調理法で楽しむことができます。
⑬糸撚鯛(イトヨリダイ)
・属:スズキ目スズキ亜目イトヨリダイ科イトヨリダイ属
・生息域:新潟県〜九州南岸の日本海・東シナ海、鹿島灘〜九州南岸の太平洋、瀬戸内海、東シナ海大陸棚域
糸撚鯛は、泳いでいる時に体表にある赤と黄の筋状の模様が金色の糸をよるように見えることが、その名称の由来となっています。癖のない味わいを持ち、切り身にすると見た目が美しいことから、高級魚として主に料理店での調理に使われる品種です。刺身や汁物などの和食にしても美味しいですが、ポワレやワイン蒸しなどの洋風の調理法で食べるのもおすすめです。
⑭的鯛(マトウダイ)
・属:マトウダイ目マトウダイ亜目マトウダイ科マトウダイ属
・生息域:北海道〜九州の太平洋・日本海・東シナ海、瀬戸内海
的鯛は、体の中心に「的」のような丸い模様があるのが特徴の魚です。国内では日本海側で良く食べられており、高級魚として取り扱われていますが、関東ではあまり人気のない種類の鯛です。なお、フランスでは「サンピエール」と呼ばれるムニエルの定番料理に的鯛が使用されています。白身の味わいは上品で、肝やあらも美味しく、鍋料理にはぴったりの食材です。
(*マトウダイについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
⑮目鯛(メダイ)
・属:スズキ目イボダイ亜目イボダイ科メダイ属
・生息域:北海道〜九州南岸の日本海・東シナ海沿岸、北海道〜九州南岸の太平洋沿岸、瀬戸内海、東シナ海大陸棚縁辺〜斜面域
目鯛は、その目の大きさが体に対して大きいことから、その名前が付けられた魚です。尾鰭の大きさも体に対して大きく、体表から多量の粘液を出すのも特徴的です。煮付けや焼き魚にすると美味しいほか、フライヤムニエルなどの幅広い調理法で楽しむことができます。
⑯コショウダイ
・属:スズキ目スズキ亜目イサキ科コショウダイ属
・生息域:相模湾〜九州南岸の太平洋沿岸、新潟県〜九州南岸の日本海・東シナ海、瀬戸内海、屋久島
コショウダイは、体表全体に散在する黒い斑紋が特徴的な鯛です。中には非常に大型に成長する個体もあり、鯛の中では比較的安価で取引されています。年間を通して味が良く、生食やソテーなどに使用されますが、大型の個体は寄生虫を持っている場合があるので注意が必要です。