鯛の種類は全24種類!味など特徴や見分け方は?画像付き一覧で紹介!
回転ずしなどでは様々な名前の鯛を見かけますが、鯛の種類について知っていますか?今回は、<マダイ・金目鯛・イシガキダイ>などのタイの種類や見分け方を画像とともに紹介します。鯛の種類別の料理レシピのおすすめも紹介しているので、参考にしてみてくださいね。
目次
⑰鷹羽鯛(タカノハダイ)
・属:スズキ目スズキ亜目タカノハダイ科タカノハダイ属
・生息域:津軽海峡〜九州南岸の日本海・東シナ海・太平洋沿岸、瀬戸内海
鷹羽鯛は、体表を斜めに走る縞模様と、尾鰭にある白い斑紋が特徴的な品種です。味わいはわずかな磯臭さがあり、特に晩春から初秋にかけて摂れる個体は強い臭みを持つことがあるため、定置網などにかかっても捨てられてしまう場合もあります。冬の旬の時期に獲れる個体は脂に強い旨味を持ち、塩焼きやソテーで食べるのがおすすめです。
⑱テンジクダイ
・属:スズキ目スズキ亜目テンジクダイ科ツマグロイシモチ属
・生息域:千葉県〜宮崎県の太平洋沿岸、新潟県〜五島列島の日本海・東シナ海沿岸、瀬戸内海
テンジクダイは、体長が最大でも10㎝程度までにしか成長しない小型の鯛です。体表には褐色の縞模様があり、この縞模様がよりはっきりしているものが美味しいと言われています。唐揚げに調理して食べられることが多いほか、すり身の材料などに活用されています。
⑲コロダイ
・属:スズキ目スズキ亜目イサキ科コロダイ属
・生息域:新潟県佐渡、兵庫県浜坂、島根県、山口県豊浦、九州北部、瀬戸内海、伊豆諸島、小笠原諸島、茨城県〜九州南岸の太平洋沿岸、屋久島、琉球列島、尖閣諸島、南大東島
コロダイは西日本を中心に食べられている魚で、大きい物では60cm前後まで成長します。灰青色をした体表に黄色い斑紋が広がっている様子が、イノシシの子ども(コロ)に似ていることからコロダイと名付けられました。バター焼きや塩焼きなどにして食べると美味しい品種です。
⑳黒星笛鯛(クロホシフエダイ)
・属:スズキ目スズキ亜目フエダイ科フエダイ属
・生息域:千葉県館山〜九州南岸の太平洋沿岸、山口県深川湾、長崎県五島列島・野母崎、大阪湾、小笠原諸島、琉球列島
体に特徴的な黒い斑紋を持つ黒星笛鯛は、胸鰭・腹鰭・尻鰭は黄色いことが他の鯛と見分ける上でのポイントになります。上品な味わいを持つ黒星笛鯛は比較的高値で取引されており、刺身やカルパッチョなどの調理法に向いています。
㉑目一鯛(メイチダイ)
・属:スズキ目スズキ亜目フエフキダイ科ヨコシマクロダイ亜科メイチダイ属
・生息域:千葉県館山〜屋久島の太平洋沿岸、大阪湾、九州北西岸、五島列島、琉球列島
目一鯛は、頭部を縦に走る縞模様が目を貫くように走っていることが、名前の語源となっています。知名度があまり高くない品種ですが、身は柔らかく、味も非常に良いため高値で取引されています。特に脂がのる夏場は刺身で食べると美味しいですが、それ以外の時期にもポワレやムニエル・煮つけなどで美味しく食べることができる鯛です。