鯛の種類は全24種類!味など特徴や見分け方は?画像付き一覧で紹介!
回転ずしなどでは様々な名前の鯛を見かけますが、鯛の種類について知っていますか?今回は、<マダイ・金目鯛・イシガキダイ>などのタイの種類や見分け方を画像とともに紹介します。鯛の種類別の料理レシピのおすすめも紹介しているので、参考にしてみてくださいね。
目次
・属:スズキ目スズキ亜目タイ科キダイ属
・生息域:青森県・山形県〜九州南岸の日本海、東シナ海沿岸、福島県、房総半島〜九州南岸の太平洋沿岸、宇和海、屋久島
黄鯛は、別名レンコ鯛とも呼ばれる品種です。黄色みの強い赤色の体色をしているのが特徴で、体には淡い黄色の太い横縞が3つ並んでおり、大きいものでは30cm以上の体長にまで成長します。身には甘みがあり、基本的には塩焼きで食べられることが多いですが、小さいものは酢じめや練り製品の原料としても使われている品種です。
④黒鯛(クロダイ)
・属:スズキ目スズキ亜目タイ科ヘダイ亜科クロダイ属
・生息域:北海道〜九州南岸の日本海・東シナ海沿岸・北海道〜九州南岸の太平洋沿岸・瀬戸内海
黒鯛は、その名前が表している通り、黒い体色を持つ品種です。基本的には内湾部を好んで生息していますが、時折川を登った場所に生息することがあるため別名「川鯛」とも呼ばれています。食感は柔らかく、上品な味わいで旨味が強いのが特徴です。瀬戸内海地域では非常に良く食べられる品種で、黒鯛を使用した「ちぬ飯」と呼ばれる漁師料理もあります。
⑤平鯛(ヘダイ)
・属:スズキ目スズキ目スズキ亜目タイ科ヘダイ亜科ヘダイ属
・生息域:北海道日本海沿岸・新潟県〜九州南岸の日本海・東シナ海・宮城県〜九州南岸の太平洋沿岸・瀬戸内海・屋久島・琉球列島
平鯛は、体色が銀色で腹鰭と尻鰭が黄色いのが特徴で、頭部が丸く円形に近い体型をしています。知名度があまり高くないため、鯛の中では比較的安価ですが、舌触りがねっとりとして甘味がある美味しい鯛です。刺身やカルパッチョなどにして食べても美味しく、特に晩夏や秋から春までの時期のものが脂がのっていておすすめです。
⑥石鯛(イシダイ)
・属:スズキ目スズキ亜目イシダイ科イシダイ属
・生息域:千島列島南部・有明海をのぞく北海道全沿岸〜九州南岸の沿岸・瀬戸内海・伊豆諸島・小笠原諸島・屋久島・琉球列島
石鯛は、体側に白と黒の縞模様があるのが特徴的ですが、この縞模様は成長に伴って消失します。サザエやヤドカリなどをかみ砕いて食べる習性があり、石をも噛み砕く歯を持つことが名前の由来となっていますが、その特徴的な縞模様から縞鯛と呼ばれる場合もあります。小型のものは年間を通して味が良く、高値で取引されている品種です。
⑦キチヌ
・属:スズキ目スズキ亜目タイ科ヘダイ亜科クロダイ属
・生息域:千葉県外房〜九州南岸の太平洋沿岸・兵庫県〜九州南岸の日本海・東シナ海沿岸・瀬戸内海・小笠原諸島
キチヌは黒鯛と同じクロダイ属に属する鯛です。黒鯛と比べると頭が小さく、腹鰭・尻鰭・尾鰭の一部が黄色になっているのが特徴です。味わいは癖が無く、そのあらからは良い出汁がでるため、あら汁や煮付けなどの魚料理に向いています。また、鱗が取りやすいため調理もしやすい品種です。