あさりの旬の時期・季節はいつ?選び方や栄養価は?砂抜きや食べ方のおすすめも紹介!
あさりの旬の時期を知っていますか?夏には、潮干狩りなどを楽しむ人も多いことでしょう。今回は、あさりの旬の時期・季節や、主な産地・生産量などを紹介します。あさりの選び方や栄養価のほか、砂抜きの仕方や食べ方のおすすめも紹介するので、参考にしてみてくださいね。
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あさりの旬の時期・季節はいつ?
テレビでも、潮干狩りをニュースとして取り上げることが多いです。しかし、あさりの旬は一度ではありません。ここでは、あさりの旬の時期と季節について説明します。
あさりの旬の時期・季節は春と秋の2回
あさりの旬の時期は、春と秋の2回あります。春は2~4月、秋は9~10月ですで、これはあさりが春と秋に産卵することと関係します。あさりが産卵するのは、海水の温度が20℃前後になる時期です。
あさりは全国各地で獲れますが、北海道の場合は海水温が上がる時期が夏なので、旬が異なります。産卵の季節を迎えたあさりは身がふっくらとしており、旨味も増します。
食べてはいけない時期もある?
貝毒が発生しやすい時期は、あさりを食べてはいけないとされています。貝毒とは、貝が海水中の有毒プランクトンを食べることで体内に蓄積された毒を指します。水温が上がり始める4~5月に、貝毒が発生することが多いです。
4~5月といえばあさりの産卵期でもありますが、貝毒に感染している可能性があります。そして貝毒は、加熱しても消えることがありません。旬であっても、貝毒が発生する時期の潮干狩りは避けた方が無難です。
あさりとはどんな貝?主産地は?
あさりは輸入品も多く、1年中スーパーで見かけます。ここではあさりの生態と特徴、主産地、生産量について説明します。
あさりの生態・特徴
あさりは二枚貝の一種で、最大で6cmほどに成長します。貝殻は黒や白黒、茶色など様々な模様がありますが、内側は白色です。
あさりの雄が海水中に放出した精子を雌が受精し、22㎜ほどの雌は200万個、35mm程度の雌なら600万個ほど卵を産みます。生まれたあさりの卵が成貝になるには、1~2年の時間が必要です。あさりの値段は、時期や産地によって幅があります。安いものだと100gで100円前後、有名な産地の大きめなあさりの場合は1kgで数千円ということも珍しくありません。
あさりの主産地・生産量
あさりは輸入品も多いですが、日本国内の漁獲量も少なくありません。農林水産省が発表した海面漁業生産統計調査(平成28年)によると、あさりの主産地と生産量は以下の通りです。
1位:愛知県(3,973t)
2位:静岡県(1,901t)
3位:北海道(1,199t)
4位:福岡県(548t)
5位:千葉県(412t)
一番の産地である愛知県の生産量は、日本の漁獲量の44.3%を占めています。北海道は海水温が低いため夏に一度しか産卵期を迎えませんが、シェア率は13.4%にもなっています。
あさりの選び方や栄養価は?
旬のあさりを美味しく食べるには、新鮮なものを選ぶ必要があります。また、あさりに限らず、旬の食べ物は栄養価が高いです。ここでは、あさりの選び方のポイントと栄養価について説明します。
あさりの選び方のポイント
鮮度のよいあさりを選ぶポイントは、以下の通りです。
・口がきちんと閉じている
・口が開いている場合は、軽くつつくと動く
・海水が入った密閉されたパックで売られている
・パック内の海水が濁っていない
・海水が入っていない場合は、ネットやビニールの口がしっかり締め付けてある
・発砲トレイに入っている場合は、異臭がしない
鮮度が良いだけなく、美味しいあさりを選びたい時は、貝殻の模様がはっきりしていて、横幅が広く厚みのないものを探すのがポイントです。