さわら(鰆)の旬の時期・季節はいつ?産地で違う?食べ方のおすすめも紹介!
さわらの旬の時期を知っていますか?今回は、さわらの産地別の旬の時期・季節や、主な産地・生産量などを紹介します。旬の新鮮なさわらの選び方や栄養価のほか、さばき方やレシピのおすすめ4つも紹介するので、参考にしてみてくださいね。
目次
さわらを選ぶとき、どれが新鮮でより旨味があるかなどが気にかかるのではないでしょうか。ここからは、良いさわらを目利きするときに注目してほしいこと(1匹タイプ・切り身タイプ)と、さわらの栄養価や効能についてご説明します。
さわらの選び方のポイント
新鮮なさわらを選ぶときは、このような所に注目しましょう。
【1匹で選ぶ場合】
・目玉の色が澄んでいるか
・エラを返したときの血色が鮮やかな赤色か
・触ったときの感触が固いか
・斑紋の様子がはっきり見えるか
【切り身で選ぶ場合】
・固さがあり身が割れていない
・白身の部分と血合いの部分がはっきりしている
さわらは傷むのが早い魚です。新鮮なものは身が引き締まっていて血色も鮮やかですが、時間が経つと、身が柔らかくなり色も濁っていきます。ちなみに白身が透明だと、新鮮ではありますが脂はあまりのっていないと考えてください。
さわらの栄養価・効能
さわらは青魚なので比較的ヘルシーな食材といえそうです。主な栄養素はこちらです。
・DHA、EPA
・タンパク質
・鉄分
・ビタミンD
・ビタミンB12
タンパク質は筋肉や血液を作ることで知られていますが、さらに鉄分やビタミンB12は血液の生成を助けてくれる役割があります。ビタミンDは、カルシウムやリンの吸収を促進させるため、骨には欠かせません。DHAやEPAは、昨今ブームで有名になりましたが、血栓の予防や、ガンの抑制効果に期待されている栄養素です。
さわらのさばき方
さわらは比較的大きめの魚なので、手順に従って慎重にさばくのが成功の秘訣となります。
以下、基本的なさばき方の手順です。
①包丁の背で鱗を軽く取る(強く擦らなくてもよい)。
②頭の部分を切り離す。ぶつ切りではなく、両側から丁寧に切るとよいです。
③内臓を取り出し、身を水で洗う。
④腹の方から包丁を入れ、半身を切り離す。
⑤背骨とヒレを包丁で切り離す。段階的に切り込みを入れると綺麗に取れます。
⑥逆さ包丁で腹骨を取り除き、身を整える。
魚をさばくことに不慣れなうちは、流水でじかに洗うのは抵抗があるかもしれません。しかし、血の気をしっかり取ると、料理の仕上がりに差が出ます。鮮度が影響しやすい食材なので、時には思い切って調理することをお勧めします。
さわらの旬の食べ方・料理レシピのおすすめ
春に獲れるさわらは、さっぱりとした味わいが特徴なので、味噌やカレー粉のような濃い味付けにしたり、唐揚げにしたりするのがお勧めです。冬のさわら(寒鰆)は脂がのっていてコクがあり、塩焼きや、皮をバーナーで炙って刺身にする食べ方が広く人気があります。今回は4つのレシピに絞り込んでいますが、炊き込みご飯やあんかけ料理にも使えます。
①さわらの唐揚げ
シンプルな味付けで、お子様と一緒に調理しやすいです。調味ダレを漬け込む時間を長くすると、より味がしみ込みます。食べるときにレモン汁や大根おろしを添えても違った味わいが楽しめます。
②さわらの西京焼
西京焼とは、京都の伝統的な料理です。海から遠い地でも食べられるように味噌漬けにしたのが始まりと言われています。こちらのレシピでは簡単に作れるようアレンジされていて、他の魚でも合うと評判です。