カンパチの旬の時期・季節は?栄養価は?選び方やさばき方・レシピを紹介!
カンパチの旬の時期を知っていますか?通年売り場に並ぶカンパチの旬は、いつなのでしょうか。今回は、カンパチの旬の時期・季節や、主な産地・漁獲量などを紹介します。カンパチの選び方や栄養価のほか、さばき方やレシピのおすすめも紹介するので、参考にしてみてくださいね。
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カンパチの旬の時期・季節はいつ?
出世魚としても有名なカンパチは時期を問わず、スーパーなどの売り場に並んでいます。そんなカンパチの旬の時期や季節はいつなのでしょうか。カンパチの旬や主産地について解説していきます。
カンパチの旬の時期・季節は夏(6月〜9月)
カンパチの旬は6月〜9月の夏から秋と言われますが、水揚げは通年行われます。ブリのように季節による味の変化は少なく、旬でなくても味が落ちません。また、養殖しているものは通年で味が安定しているので、特に旬の季節や時期はありません。
カンパチの主産地・漁獲量
養殖カンパチの国内収穫量の多いランキングは以下の通りです。
1位:鹿児島県/16,947t
2位:愛媛県/4,623t
3位:高知県/3,200t
4位:大分県/3,161t
5位:宮崎県/2,354t
国内で最もカンパチの収穫量の多い鹿児島県は、全体の約5割りを占めています。次いで2位の愛媛県が1.5割、3、4位の高知県と大分県は約1割を占めています。なお、天然物の漁獲量の上位3県は、長崎県、鹿児島県、高知県の順です。
カンパチとはどんな魚?
鹿児島県が最も収穫量が多いカンパチは、どんな魚なのでしょうか。カンパチの名前の由来や、ブリとの違いも併せてみていきます。
カンパチの名前の由来
カンパチの名前の由来はカンパチの顔の模様に由来していて、正面から顔を見ると漢数字の八のような模様が眉間にあることから、間八(カンパチ)と呼ばれるようになったそうです。この顔の模様は幼魚の時にしっかりと現れますが、成魚になっても興奮した時などに現れます。
カンパチは成長によって名前が変わる出世魚
カンパチの呼び名は以下のように変わります。
<関東>
ショッコ:10cm〜35cm
シオゴ:35cm〜60cm
アカハナ:60cm〜80cm
カンパチ:80cm〜
<関西>
シオ:〜60cm
カンパチ:60cm〜
<鹿児島>
ネイゴ、ネリゴ:〜70cm(3kg)
カンパチ、アカバラ(天然物):70cm〜
カンパチはブリのように成長と共に呼び名が変わる出世魚で、基準や呼び名なども地方によって違います。鹿児島県では体長だけが基準ではなく、重さや天然物であることも基準となります。
カンパチとブリの違い
カンパチとブリの違いは以下のような点があります。
・体型
・体の色
・カンパチは目の上に黒くて太い線がある
見た目や生態がよく似ているカンパチとブリですが、よく見ると体型や体の色味が違うようです。カンパチは体に丸みがあり扁平で、黄色味がかった色をしています。ブリは体がラグビーボールのような形で、全体的に青みがかった色をしています。
この他にカンパチの目の上には、関八と呼ばれる由来となった黒くて太い線があることもブリとの違いの1つです。また、カンパチは関東周辺の呼び名で、日本各地に別名を持っているのも特徴です。
(*ブリがどんな魚か詳しく知りたい方はこちらを読んでみてください。)