毛ガニの旬の時期・季節はいつ?種類で違う?選び方・栄養価や茹で方も紹介!
毛ガニの旬の時期を知っていますか?今回は、毛ガニの産地別の旬の時期・季節や、主な産地・生産量などを紹介します。ほかにも、毛ガニの選び方や栄養価のほか、さばき方・茹で方やレシピのおすすめも紹介するので、参考にしてみてくださいね。
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毛ガニの旬の時期はいつ?産地で違う?
高級食材として知られる毛ガニですが、なるべく美味しく食べるには旬の時期を知っておくことが大切です。ここでは、毛ガニの旬について、全国各地の産地による違いも含めて解説します。
毛ガニの旬の時期・季節は産地で違う
北海道から島根県まで広い地域で漁獲される毛ガニの漁期は産地によって違い、旬の時期も異なります。
・岩手県:12月~3月
・日高:12月~4月
・十勝・釧路:1月~3月
・オホーツク:4月~5月
・白老町沖:7月~8月
毛が二の漁期はそれぞれの漁場で決まっていますが、産地によって時期が異なるため、毛ガニは1年中どこかの漁場では獲られています。旬は漁場によって異なり、春先が旬となるのはオホーツク、夏は白老町、秋は北海道東岸、冬は十勝や岩手です。
ただし、最近では冷凍技術の進歩によって、旬の時期に漁獲して冷凍保存した毛ガ二を旬の時期を過ぎても食べることができます。
毛ガニの主産地・漁獲量
水揚げ量が多い北海道における2013年の年間水揚げ量は以下です。
1位:枝幸町/240トン
2位:稚内市/204トン
3位:えりも町/185トン
4位:雄武町/172トン
5位:根室市/125トン
毛ガニの漁期は漁場によって異なり、水揚げ量の順位も月によって変わりますが、最も年間の水揚げ量が多いのがオホーツク海に面した枝幸町です。上位5位には入っていませんが、北海道では函館や釧路・紋別も毛ガニの主産地であり、北海道以外では三陸市でも漁が行われています。
毛ガニとはどんなカニ?
旬の時期になるとテレビでも紹介されることも多い毛ガニですが、どのようなカニなのかは意外と知られていません。ここでは、毛ガニの生態や種類などについて解説します。
毛ガニの生態・特徴
毛ガニはベーリング海から朝鮮半島までの海域に生息するクリガニ科のカニです。日本では北海道周辺の他、茨城県までの太平洋沿岸と島根県までの日本海側の水深200メートルくらいまでの海底に生息しています。その名の通り全身が細かな毛で覆われており、足が短く胴体が大きいのが特徴です。
水揚げされる季節は各産地によって異なり、身質によって若がにや堅がにといった種類に分けられます。
毛ガニの種類
食用の毛ガニはオスのみですが、毛ガニの種類は身の入り具合によって以下のように分かれています。
・堅がに:身入り率90%以上
・若がに:身入り率60~90%
毛ガニは脱皮を繰り返し、若がにから身入りが良い堅がにへと成長します。身入り率が50%程度の毛ガニは脱皮がにとして取り扱われ、加工品の原料などに使わるほか、スーパーなどで訳あり品として販売されることもあります。
堅がにが最も身入り率が良いのでおすすめですが、若がにと堅がにの流通割合は産地や季節によって異なるので、時期によっては堅がにが見つからない場合もあるでしょう。
毛ガニの選び方や栄養価は?
毛ガニは値段が高めの食材なので、購入する際には美味しい毛がにを選びたいものです。ここでは、美味しい毛ガニを選ぶ上でのポイントや、含まれる栄養価について解説します。
毛ガニの選び方のポイント
毛ガニを選ぶ際には、以下のような特徴を持つ毛ガニを選ぶのがおすすめです。
・持った時にずっしり重い
・甲羅の長さが10cm程度のもの
・殻が固い
・いけすに置かれているもの
・旬の季節に買う
良い毛ガニは身がしっかりとつまっているので、持った時に重さを感じるものを選ぶことが大切です。ほかにも、身が詰まった堅がにであれば殻が固いので、殻の固さを比べて買うのも良いでしょう。なお、殻が柔らかい若がには脱皮の直後で栄養を新しい殻を作るのに使ってしまい、身がつまっていないのでなるべく避けるのがおすすめです。
また、毛ガニは冷凍物も多いですが、旬の時期の冷凍されていない毛ガニは身が詰まっていて味が良いのが特徴です。旬のものが手に入る場合には、できるだけ冷凍ではないものを選ぶと良いでしょう。ほか、いけすに置かれているものの方が鮮度が良いので、いけすがある店舗で購入するとより美味しい毛ガニが手に入る可能性があります。