あんこうの旬の時期・季節はいつ?選び方や栄養価は?捌き方やレシピのおすすめも紹介!
あんこうの旬の時期を知っていますか?今回は、あんこうの旬の時期・季節や主産地・生産量などを紹介します。ほかにも、記事の中ではあんこうの選び方や栄養価のほか、さばき方・レシピのおすすめも紹介するので、参考にしてみてくださいね。
(このページにはPRリンクが含まれています)目次
あんこうの旬の時期はいつ?
あんこうは主に東日本で愛されている、高級魚のイメージが強い深海魚です。冬に鍋料理が美味しい魚ですが、旬の時期や季節は一体いつなのでしょうか?あんこうの旬の時期・季節と産地、その生産量まで紹介します。
あんこうの旬の時期・季節は晩秋〜初春
地域により若干のバラつきがありますが、あんこうの旬は11月~3月の晩秋~初春にかけてです。とりわけ、あんこうの一番の魅力である肝は、産卵直前に肝が大きくなり美味しくなるため、12月~2月が美味しい時期とされています。
あんこうの主産地・漁獲量
日本で獲れるあんこうの主産地TOP5です。
・山口県下関
・青森県風間浦村
・福島県相馬市原釜
・福島県いわき市小名浜
・茨城県大洗町
下関市はあんこうの漁獲量が日本で一番多いところです。青森県風間浦漁港のあんこうの特徴は、生きたまま獲ることができるため、新鮮な刺身を食べることができます。相馬市原釜・いわき市小名浜・大洗町のあんこうは、栄養豊富な海で育つため肝も身も大きく、築地で人気が高いものとなっています。
あんこうとはどんな魚?
冬に旬を迎えるあんこうとは、一体どういう魚なのでしょうか?あんこうの食べられる部分や生態まで詳しく紹介します。
あんこうは骨以外すべて食べられる
あんこうは骨以外、捨てるところがなく無駄のない魚です。
・ひれ
・皮
・えら
・肝
・水袋(胃袋)
・ぬの(卵巣)
・だい身(身肉・頬肉)
これらの部位は総称して、あんこうの七つ道具と呼ばれ、それぞれの特徴にあった食べ方で楽しむことができます。なかでも、肝は濃厚でまろやかなことから「海のフォアグラ」とも呼ばれ、栄養価の高い珍味ですが、脂肪量が高いため食べ過ぎには注意しましょう。
あんこうの生態・特徴
種類だけでも300を数えるあんこうは、食用向きは25種類ほどで、そのうち日本で食べられているのは主にキアンコウ、または本アンコウと呼びます。分布範囲は広く、北海道より南の日本各地で獲れます。オスの方が成長が遅く、体が小さいため、食用になるのはメスだけです。
泳ぎが上手ではない深海魚のため、頭の先につけた触覚を疑似餌に使い、エサが寄ってきたところを丸飲みにします。
あんこうの選び方や栄養価は?
あんこうを買うときの選び方や、どのような栄養があるのかを解説していきます。
あんこうの選び方のポイント
あんこうを買うときに注意したいポイントです。
【切り身を選ぶとき】
①切り身は白っぽいピンク色で透明感のあるもの
②肝は白っぽいピンク色で血水がでていないもの
③皮は黒っぽくて弾力と光沢があるもの
【丸ごと1匹を選ぶとき】
①大型で、重量のあるもの
②胃が臭わないもの
③さわって張りのあるもの
④肝がしっかり入っているもの
スーパーでパックされたものを購入するときは、身は弾力があってほんのりピンク色か、透明感はあるかを確認します。茶色になっているものは鮮度が落ちているので、避けましょう。肝は大きければ大きいほど良いです。しかし、肝の血水がトレイに出ているようなものは避けたほうが良いでしょう。
一般の方はほとんど無いかもしれませんが、1匹丸ごと購入するなら、大きいサイズで重量のあるものを選ぶのが良いでしょう。触ったときにハリ・弾力があり、表面の粘着液が透明かどうかを確認します。また、あんこうの胃が臭う場合は傷んでいる場合が多いので避けましょう。