ぎんなんの保存方法・期間は?冷凍で長持ち?下処理の仕方や腐敗の見分け方を紹介!
【野菜ソムリエ監修】ぎんなんの冷凍保存の方法を知っていますか?上手に保存することで好きな時に料理に利用することができます。今回は、ぎんなんの<常温・冷蔵・冷凍>の保存方法や保存期間、腐った場合の見分け方を紹介します。ぎんなんの下処理の方法も紹介するので、参考にしてみてくださいね。
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ぎんなんの保存方法は?常温はNG?
ぎんなんは、ビタミンCやカリウムなどを豊富に含む食材です。茶碗蒸しや炊き込みご飯など様々な利用方法がありますが、一度に大量に食べるのは難しいものです。ここでは、ぎんなんを上手に保存する方法を紹介します。
ぎんなんは常温保存には向いていない
固い殻に覆われているぎんなんですが、常温保存だと1週間ぐらいしか持ちません。さらに皮を剥いてしまうと、3日ほどしかもたなくなってしまいます。少量ですぐ食べる分には問題ありませんが、大量に取って来た場合などの保存には向きません。ぎんなんの保存方法は冷蔵・冷凍がおすすめです。
春日爽花
野菜ソムリエ
ぎんなんの栄養素としては糖質が豊富です。また、ビタミンB1も多く含まれ、疲労回復や食欲不振、肩こり、イライラの解消などが期待できるので、正しく保存し美味しくいただきましょう。
ぎんなんの下処理の方法
拾ってきたぎんなんは果皮に覆われていますが、下処理は用意する道具も少なく誰でも簡単にできます。簡単な手順は、以下の通りになります。
1拾ったぎんなんの実を指で潰して種だけを取り出す
2バケツに水を入れ、種の周りについている実をしっかりと洗い流す
3日当たりの良い場所で2~3日乾かす
上記の動画で殻の割り方も分かりやすく紹介されているので、参考にしてください。
ぎんなんの冷蔵や冷凍での保存方法・期間は?
ぎんなんは冷蔵や冷凍で保存すると、常温保存より長くもたせることが出来ます。殻付きや下茹でしてからなど、状態によって保存できる期間も変わってきます。ここでは、様々なぎんなんの状態の冷蔵・冷凍の方法と保存期間、冷凍したぎんなんの解凍方法もを紹介します。
①ぎんなんを殻付きで冷蔵保存する場合
まず、殻付きで冷蔵保存する場合はこのような手順になります。
1、殻つきのまま適度に湿らせたキッチンペーパーや新聞紙に包む
2、乾燥に気を付け、ペーパーが乾いて来たら湿らせつつ冷蔵庫の野菜室で保存する
湿らせすぎに注意しながら保存することで、1ヶ月ほど日持ちします。もっと長く保存したい場合、家庭でも使える真空器パックを利用する手もあります。こういった容器を利用すれば、保存期間を1年くらいに延ばすことができます。
②ぎんなんを炒めて冷凍保存する場合
2つ目に紹介するのは、炒めて冷凍保存する方法です。
1、ぎんなんの殻をぎんなん割りで割り、薄皮だけの状態にする
2、フライパンにサラダ油と塩、ぎんなんを入れ蓋をして強火で6分、ゆすりながら炒る
3、ぎんなんが透き通ってきたら火からおろし、千枚通しで刺しゴム手袋をした手で薄皮を剥く
4、冷めてから冷凍パックに入れ冷凍庫で冷凍する
薄皮を剥く際は、千枚通しで指を刺さないように注意しましょう。千枚通しは100円ショップなどで手軽に購入できますし、アイスピックでも代用可能です。保存期間の目安は、数ヶ月~半年ほどになります。
③ぎんなんを茹でて冷凍保存する場合
上記に加えて、茹でて冷凍する方法もあります。
1、熱したフライパンにぎんなんを入れて蓋をし、ゆすりながら5分ほど中火で炒る
2、ぎんなんを数回分けて取り出し、タオルなどをかぶせ、手のひらに体重をかけ殻を取り外す
3、鍋に水と少量の塩を入れ、沸騰させた中にぎんなんを入れる
4、おたまで転がして薄皮を取り除く
5、水気をしっかりとふき取り、ラップの上に薄く広げて包んで冷凍庫で冷凍する
ぎんなんを炒る際には、はじけるので必ず蓋をして炒って下さい。また、茹でるときは穴あきのお玉を使うと薄皮が取れやすくて便利です。ぎんなんをラップに包むときは、なるべく空気を抜いて冷凍するようにしましょう。こちらも、保存期間の目安は数か月~半年ほどになります。
冷凍ぎんなんの解凍方法
ぎんなんの解凍方には、以下の方法があります。
・冷凍庫から冷蔵庫に移し解凍する
・流水で解凍する
・電子レンジで解凍する
殻付きで冷凍した場合の電子レンジでの解凍は、はじける場合があるのでW数を低く設定し、様子を見ながら加熱するようにしましょう。また、殻を剥いた状態で冷凍すれば、そのまま炊き込みご飯や茶わん蒸しなどの料理に利用することができます。少し手間はかかりますが、予め殻を取り除いて冷凍した方が料理に利用する際には便利です。