ホットケーキの保存方法や期間は？冷凍・冷蔵で長持ちする？解凍や焼き方のコツも紹介！

ホットケーキを美味しい状態で冷凍するためには、いくつかのポイントがあります。ここでは気をつけたいポイントについて解説します。

ホットケーキのふんわりした食感を残すには、水分を逃さないようにすることがポイントです。焼きたてで温かいうちは丁度良い水分の状態ですので、このタイミングでラップに包んでください。熱すぎる状態でラップして空気が入っていると水滴がついてしまうため、粗熱がとれたら空気が入らないようにきっちりラップしましょう。

食品が凍結するとき、水の分子が氷の結晶になり食品の内部組織にダメージを与えますが、再冷凍によりこれが繰り返されると品質が落ちていきます。また、解凍時の温度が5℃以上で時間が経過すると細菌が繁殖することもあり、加熱しても失活しない毒素を作るものもあります。美味しくなくなるだけでなく、衛生的にもよくないので、再冷凍は避けた方がいいでしょう。

焼いたホットケーキが冷めると水分が抜けて乾燥した状態になるため、その場合は、表面に霧吹きで水を吹きかけてしっとりさせてから、ラップに包んで冷凍します。こうすることで、解凍するときに焼きあがっ時と同じ水分の状態にすることができます。

ホットケーキの美味しさや食感を逃さないようにするためには、急速冷凍するのが理想です。でんぷんが老化する２～４℃と、食品中の水分が凍るマイナス-1〜-5℃の温度帯をできるだけ早く通過することが大切です。家庭の冷凍庫ではメーカーの冷凍食品のようにはできませんが、少しでも早く凍らせる工夫をしましょう。

厚みがあると凍るまでに時間がかかるので、しっかり凍るまではできるだけ重ねないようにします。熱伝導率のよい金属トレーを用いて素早く熱を奪うようにしたり、冷凍庫の開け閉めをしない時間帯に冷凍するとよいでしょう。

ホットケーキのふんわりとした食感を復活させる解凍方法を、自然解凍、電子レンジでの解凍、フライパンでの解凍に別けて説明します。自分に合った上手にできる方法を覚えてくださいね。

ホットケーキを冷蔵庫で解凍する場合はラップのまま、使う前日〜半日前に冷蔵庫に移しておきます。常温解凍は1時間ほど前に冷蔵庫から出しておきます。常温は雑菌が増えやすいので、解凍してすぐに使わない場合は必ず冷蔵庫に入れるようにしてください。

ラップをしたまま加熱するとふわふわの食感がよみがえります。1枚あたり50〜60秒程度の加熱ですが、解凍にムラができないように皿の向きを変え、様子を見ながら加熱します。加熱しすぎると周りが固くなるため注意しましょう。

フライパンを弱火にかけてバターを溶かし、凍ったままのホットケーキをのせます。蓋をして蒸し焼きにすることで水分を逃さず、ふんわりと解凍できます。焦げそうな場合は火を止め、余熱で解凍してください。バターはホットケーキに塗っておいてもいいでしょう。