ネギの青い部分はどこまで食べられる?使い道や活用レシピなど紹介!
【管理栄養士監修】ネギの青い部分はいつも捨てていませんか?実は白い部分と同様、食べることができます。今回は、ネギの青い部分の使い道や活用レシピを紹介します。手軽にすぐ使えるようなネギの青い部分の保存方法も紹介するので、参考にしてくださいね。
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ネギの青い部分は食べられる?どこまでOK?
長ネギの青い部分は白ネギと味わいが違いますが、ちゃんと食べられます。青い部分と白ネギのちがいとどこまで食べられるのか見てみましょう。
青い部分も全て食べられる
長ネギは上半分が青い部分で下が白ネギになっています。これは栽培途中で土をかけ白い部分を作っているためです。ネギ自体は巨大な葉っぱで、日にあたる部分が光合成で青く育っています。白ネギ部分より青臭さはありますが、毒が有るわけではないので食用になります。傷んだところを切り落とせばすべて食べられます。白い根の部分は漢方薬に使われることもあります。
白い部分より栄養豊富
ネギの青い部分はカロリー以外はミネラル・ビタミンなど全てにおいて白ネギより栄養価が高くなっています。特にビタミン類が豊富でビタミンCは白ネギの約2倍、ビタミンKは14倍、βカロテンは白ネギの20倍という数値です。
ビタミンCやβカロテンは抗酸化力が高く細胞や内臓の老化防止、免疫力を上げるので感染症などにかかりにくくします。また、肌を白く保つ美肌効果や粘膜や目の働きを健やかに保つ効果もあります。
ネギの青い部分にあるヌルヌル成分はフルクタンと言い、免疫系を活性化させインフルエンザなど感染症の予防に効果的とも言われています。辛みの元であるアリシンも血行を良くして身体を温め、疲労回復効果もあります。
(*ネギの栄養素・効能について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
ネギの青い部分の活用法・使い道は?
長ネギの青い部分は栄養も豊富で食用になりますが、どのような使い道があるのでしょう。
①薬味にする
ネギの青い部分は香りも強く、辛みもあるので味を引き締める「薬味」にピッタリです。匂いの強い納豆や味噌汁、麺類の薬味には欠かせませんね。前述の殺菌作用も高いので、生ものや冷ややっこなど加熱しない料理にはうってつけです。
秋山 嘉代
管理栄養士
長ネギの青い部分を粗いみじん切りにして塩もみにするとヌルヌル成分が出てきます。コレをひき肉と合わせると肉ダネがしっとりとします。餃子の具として活用するのがおすすめです。食感がやわらかくなり、美味しくいただけますよ。
②臭み取りに使う
長ネギの青い部分には肉や魚の臭みを消す効果があるので煮魚や豚の角煮などを作る時、初めからネギの青い部分を入れておくと臭み取りに活用できます。中華のスープストックによく入ってますね。
③料理の具材に使う
香りが強いので、長ネギの青い部分はスパイス的な使い道もあります。また緑色が加熱してもきれいなので、炒め物などにも使われることが多いですね。