魚の数え方や単位は?匹・尾の違いはある?種類や切り身など状態別での呼び分けも解説!

魚の数え方・単位を知っていますか?今回は、魚の様々な数え方を〈エビ・サメ・マグロ・うなぎ〉など種類別にそれぞれ紹介します。〈切り身・刺身・蒲焼き〉など状態別での数え方も紹介するので、参考にしてみてくださいね。魚を状態別にきちんと数えられるようになりましょう。

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目次

  1. 魚の数え方は「匹」「尾」ではないの?
  2. 魚が自然界に生きている場合は「匹」
  3. 魚が捕らえられた場合は「尾」などに単位が変わる
  4. 魚の【種類別】数え方と単位
  5. 小型の魚介類は大体「匹」
  6. ①大きい&細長い魚の場合:本(ほん)
  7. ②小さい&細長い魚の場合:条(じょう)・筋(すじ)
  8. ③平べったい魚の場合:枚(まい)
  9. ④サメなど大きい魚の場合:頭(とう)
  10. ⑤カニ・イカ:杯(はい)
  11. ⑥鯉は「折(おり)」
  12. 魚の【状態別】数え方と単位
  13. ①小型魚の下された切り身:枚(まい)
  14. ②魚の干物:枚(まい)・連(れん)
  15. ③細長い魚の解体状況別での単位
  16. ④うなぎの蒲焼き:串(くし)
  17. ⑤魚の卵:腹(はら)
  18. 魚の数え方はいろいろ

見た目が平べったい下記のような魚は枚と数えられます。

・ひらめ
・かれい
・エイ
・鯛
・シタビラメ


枚という単位は、お皿や板など平面的でひらべったいものに使う数え方であり、上記の写真のようにに平たい木の葉型の魚は枚と呼ぶと覚えておくと良いでしょう。

④サメなど大きい魚の場合:頭(とう)

下記のような大きな魚は頭と数えます。

・サメ
・いるか
・くじら
・しゃち
・マンボウ


頭は、動物の中でも牛や馬のような大きな動物に対して使う風習がある単位ですが、魚の場合も同様です。ただし、成長途中などで体が小さい場合には、匹などの単位が使われる場合もあるでしょう。

⑤カニ・イカ:杯(はい)

カニやイカを数える単位は杯で、コップのような長い体を持ち、中に水をためられるような形をしている事からこのような数え方になったと言われています。なお、タコも杯を使って数えられる魚介類の一つですが、これはかつてイカやタコが貝の仲間と考えられており、貝の単位である「ばい」を使っていたことに由来しているそうです。

⑥鯉は「折(おり)」

鯉を数えるときの単位は折といいます。鯉は昔、登龍門を上って竜になると信じられており、特に武家の家で重宝に扱われるほどの高級魚でした。この理由から、箱や竹籠に入れられ大事に運ばれていたのですが、これらの箱の単位が折であったことが転じて折が単位になったと言われています。

魚の【状態別】数え方と単位

ここまで魚の種類別の数え方について紹介しましたが、魚は種類だけでなく切り方や状態によっても数え方や単位が異なります。ここからは、切り方や状態別の数え方について詳しく解説します。

①小型魚の下された切り身:枚(まい)

小型の魚を下ろすと切り身になりますが、この切り身を数える際には枚という単位が使われます。魚の下ろし方として三枚おろしなどの名称があるのは、この数え方が由来です。魚を切った事で見た目が薄くなるため、紙などと同じく枚が単位になったと考えられています。

②魚の干物:枚(まい)・連(れん)

枚という単位は平べったい魚だけではなく、魚の干物にも使用されます。これは、魚を干物にすると見た目が平たくなる事が理由だと考えられています。ただし、イワシなどの小さな魚をまとめて目刺しにして干物にする場合の数え方の単位は連になるので、こちらも併せて覚えておきましょう。

③細長い魚の解体状況別での単位

状態 単位
頭・尻尾がない半身
ブロック状の身 ころ
短冊状の切り身
刺身の切り身 切れ・枚

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