キーマカレーとは?ドライカレーとの違いは?具材・食べ方などで比較して紹介!
キーマカレーとはどんな料理か知っていますか?今回は、キーマカレーとドライカレーの違いを〈具材・食べ方〉などで比較しながら紹介します。よく似た料理ですが、どのような違いがあるのでしょうか。それぞれの作り方・レシピも紹介するので、参考にしてみてくださいね。
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キーマカレーとは?ドライカレーと違いはある?
普段何気なく食べているキーマカレーやドライカレーですが、市販のルーで作るような、普通のカレーよりも具が細かく汁気の少なめのカレーというざっくりとしたイメージで、違いを説明できる人は少ないです。特徴が重複している部分も多くあるのですが、実は両者には決定的な違いもあります。
キーマカレーについて
キーマカレーは、インド発祥のカレーのうちの一種類です。キーマカレーの「キーマ」は、細切れ肉やひき肉という意味のヒンドゥー語を意味しています。キーマカレーが日本で初めて提供されたのは、1957年創業のインド料理店『アジャンタ』と言われています。最近ではキーマカレー用のカレールウも販売されるようになり、家庭料理としても浸透してきました。
(*インドカレーの種類について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
ドライカレーについて
ドライカレーは、汁気の少ないカレーの総称で様々な種類があり、食べ方や具材に明確な定義はありません。というのも、ドライカレーは日本の家庭料理として独自に進化してきたカレーのためです。ご飯と一緒に食べるのはもちろんですが、汁気が少なくて具材が小さいのでパンに乗せても食べやすく、パン食派の人にも重宝されています。
キーマカレーとドライカレーの違いを比較!
前項の内容からは、ドライカレーの方が広い意味で使われていることがわかりました。こちらでは、キーマカレーとドライカレーの具材や食べ方など、より具体的な違いを比較します。
①発祥の地
キーマカレーの発祥はインド、ドライカレーの発祥は日本です。ドライカレーは汁の少ないカレーの総称として使われるため、カレー味のチャーハンやピラフ状の料理はもちろん、広い意味ではキーマカレーもドライカレーの種類に含まれます。ちなみに、ドライカレーは和製英語のため、日本以外では通じない可能性が高いです。
②具材
「キーマ」がひき肉という意味の言葉である通り、キーマカレーに必要不可欠な具材はひき肉です。本場インドでは宗教上の理由により、主に鶏肉、羊肉、ヤギ肉が使われます。ひき肉以外の具材は、玉ねぎ、豆類、茄子などで、家庭やお店によって様々です。ひき肉を使うため、そのサイズに合わせて他の具材も細かく刻んだものを使います。
一方ドライカレーは、肉の種類にも具材にも特に制約はありませんが、ひき肉には日本で手に入れやすい豚肉、牛肉、鶏肉が使用されている場合が多いようです。中には具材がひき肉と玉ねぎだけというシンプルなレシピもあります。
③食べ方
本場インドのキーマカレーは、ご飯はもちろん、ナンや、チャパティと呼ばれる薄焼きパンと一緒に食べるのが一般的です。チャパティはナンよりも薄く厚みもほぼ均等なので、汁に浸すタイプのカレーよりも、具材を乗せたり巻いたりする食べ方に向いています。
ドライカレーは、チャーハンやピラフなど既にカレーの味をご飯に絡ませたものはそのまま食べますが、キーマカレーのような煮込んだカレーは通常はご飯の上にのせて食べます。最近ではカフェメニューで提供しているお店も多くあり、お店独自のトッピングや盛り付けにバリエーションがあります。卵黄やチーズ、アボカドを乗せる食べ方が定番です。