ピータンの正体とは?腐った黒い卵?作り方・由来や食べ方のおすすめも紹介!

ピータンとはどんな食べ物か知っていますか?食わず嫌いの人も多いかもしれません。今回は、ピータンの作り方や味・匂いの特徴に加えて、栄養素や効果・効能を紹介します。ピータンを使ったレシピ・食べ方のおすすめも紹介するので、参考にしてみてくださいね。

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目次

  1. ピータンとは?腐った卵?
  2. ピータンはアヒルの卵を発酵させた中国発祥の食材
  3. ピータンが食べられるようになった歴史・経緯
  4. ピータンの味・匂い
  5. ピータンの作り方は?
  6. ピータンの栄養素や効果・効能は?
  7. ①ビタミンA
  8. ②タンパク質
  9. ③鉄分
  10. ④ルテイン
  11. ピータンを使ったレシピ・食べ方のおすすめ
  12. ①ピータン豆腐
  13. ②ピータンの四川風麻辣炒め
  14. ③ピータン粥
  15. ④ピータンのオープンサンド
  16. ピータンを食べてみよう

ピータンとは?腐った卵?

中国料理でしか見かけない食材の一つに、ピータンがあります。黒い卵は見た目のインパクトが強く、食わず嫌いの人も多いようです。ここではピータンという食材の由来や、腐った卵なのかについて説明します。

ピータンはアヒルの卵を発酵させた中国発祥の食材

ピータンとは、アヒルの卵を灰や木炭、塩と共に粘土で包んでから発酵させたものです。中国発祥の食材である黒い卵はアヒルだけでなく、鶏卵やウズラの卵が原料となっているものもあるようです。ピータンは発酵食品に分類されるため保存期間が長く、中国では日本の佃煮や海苔のように食卓にのぼります。

良質なピータンは白身の部分が半透明で褐色がかっており、中に松葉に似た模様が入っています。一方で変質してしまうと殻に多くの斑点が浮き出て、白身の色が浅緑色になる他、黄身の部分がゆで卵のように黄色くなるので注意が必要です。

ピータンが食べられるようになった歴史・経緯

ピータンの由来は明時代の初期にあるといわれており、誤って灰の中にアヒルの卵を置き忘れてしまい、2ヶ月後の食べてみたところ熟成されて美味しかったことから作られるようになりました。明の時代に由来するピータンは、それ以後中国で食べ続けられています。

熟成したピータンの保存期間は半年以上とされており、殻をつけたまま冷暗所に置き、常温保存するのが一般的です。長期間にわたって冷蔵や冷凍すると食感が悪くなるので、冷やすなら食べる直前だけにしましょう。

ピータンの味・匂い

アヒルの卵で作られた黒いピータンには、独特の強い匂いがあります。強い匂いの原因は腐敗臭で、食べると酸味と塩味のある卵といった感じです。外側の黒いゼラチン部分にはとろみがあり、煮こごりのような食感があります。以下にピータンの味に関するコメントを用意したので、参考にしてみてください。

(*ピータンの味について詳しく知りたい方は、こちらの記事を読んでみてください。)

ピータンの味は?臭いはきつい?口コミや美味しい食べ方など紹介!

Twitterの口コミ

初ピータンしました
一口食べて悶絶🥴
#ピータン #皮蛋 #悶絶

Twitterの口コミ

ピータン見た目も味も強烈だけど酒のつまみにめっちゃいい

ピータンの作り方は?

ピータンの作り方は、以下の通りです。

①塩と石灰、木灰、粘土を混ぜておく
②アヒルの卵に①を塗る
③②ももみ殻をまぶし、甕(かめ)に入れて密封する
④③を半月から数ヶ月そのまま置き、熟成・発酵を促す


できたピータンは加熱する必要がなく、殻をむいてそのまま食べられます。殻が割れた状態で保存されたものは、傷んでいる可能性が高いので処分しましょう。

ピータンの栄養素や効果・効能は?

ピータンには様々な栄養が含まれており、鶏卵やウズラの卵よりカロリーが低くなっています。ここでは、ピータンに含まれる栄養素と、その効果や効能について説明します。

①ビタミンA

ピータンに含まれているビタミンAには、皮膚や粘膜を正常に維持したり、視力低下の抑制、暗い所でも目が慣れる働きがあります。美肌効果を期待したい人や、妊婦、授乳している女性などは、積極的にピータンを食べることをおすすめします。(※1)

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