ネギの旬の時期・季節はいつ?種類や産地で違う?選び方や栄養価なども紹介!
【野菜ソムリエ監修】ネギの旬の時期を知っていますか?ネギは通年出回っているのでいつが旬なのかわかりにくい野菜です。今回は、ネギの旬の時期・季節や、主産地・生産量などを紹介します。ネギの栄養価や選び方のほか、レシピのおすすめも紹介するので、参考にしてみてくださいね。
(このページにはPRリンクが含まれています)目次
ネギの旬・収穫時期はいつ?
薬味やおかずの材料などの幅広い料理に活躍するネギですが、旬や主産地を見分けながら選ぶといつでも美味しいネギが食べられます。いつもスーパーにあるので旬の季節は分かりにくい野菜なので、旬と主産地を季節ごとに紹介します。
ネギの旬・収穫時期は産地によって違う
ネギの収穫は各地域ごとに異なり、それぞれ春ネギ、夏ネギ、秋冬ネギと呼ばれています。
・群馬県:4月〜6月
・北海道、茨城:7月〜9月
・千葉、埼玉:10月〜3月
このように季節ごとに適した地域で生産が行われているので、スーパーには1年中ネギが並べられます。ただしこれは白ネギの場合で、葉ネギと呼ばれる薬味によく使われているネギは、温暖である大阪、香川周辺で一年中栽培されています。
ネギの主産地・生産量
ネギの主産地およびそれぞれの生産量は以下の通りです。
収穫量(2018年)
1位:千葉/62,600t
2位:埼玉/55,500t
3位:茨城/49,900t
4位:群馬/19,600t
5位:北海道/19,300t
ネギは比較的栽培が容易であり、品種によっては耐寒性もあることからネギ農家ではない農家の家でも良く栽培されています。そのため、作られている地域は幅広いのが特徴ですが、上記のランキングからも関東地方で多く作られているのがわかります。
春日爽花
野菜ソムリエ
ネギは一度収穫しても根の上を少し残しておけばまた生えてきて収穫することができます。根と葉の間に生長点と呼ばれる部分があり、この生長点から葉が生えてくると言われています。
ネギの旬を種類・品種別に比較
ネギと言っても様々な種類があり、産地によっても栽培しているものが細かく違うものです。ここでは、ネギの品種別で旬と産地がいつなのかについて紹介します。種類によって大きさや形がそれぞれ違うので、違いを知っておくと料理によって使い分けやすくなるでしょう。
①九条ネギ
旬:12月~2月
九条ネギは京野菜の1つで、寒い盆地で育つため葉にしっかりとした甘さがあり、内側にはぬめりがあるのが特徴です。青ネギの一種で、関西地方でネギと言うと九条ネギやその他の青ネギのことを指します。本来、九条ネギは非常に手間のかかる栽培をするため、伝統的な栽培する農家が少なくなっています。通販や旅行などで見かけたら、ぜひ購入してみましょう。
②小ネギ
旬:5月
小ネギは九条ネギを若いうちに収穫したり、九条ネギを品種改良して作ったネギの総称です。万能ねぎや冷ややっこにかけることから、やっこネギとも呼ばれていています。また、各地で小ネギのブランド化がされており、様々な商品名で販売されています。