ネギの旬の時期・季節はいつ?種類や産地で違う?選び方や栄養価なども紹介!
【野菜ソムリエ監修】ネギの旬の時期を知っていますか?ネギは通年出回っているのでいつが旬なのかわかりにくい野菜です。今回は、ネギの旬の時期・季節や、主産地・生産量などを紹介します。ネギの栄養価や選び方のほか、レシピのおすすめも紹介するので、参考にしてみてくださいね。
目次
旬:12月
深谷ネギは、ネギを多く生産している埼玉県深谷市で栽培されていることからこの名前が付けられました。しかし、深谷ネギは深谷地方で栽培されているネギの総称で、品種は多数あるようです。繊維のキメが細かく甘みが強いのが特徴で、ミカンに匹敵する糖度になっています。
④下仁田ネギ
旬:12月~2月
群馬県下仁田町で栽培されている下仁田ネギは、深谷ネギやそのほかの白ネギと比べると見た目が太くなっています。辛みが強く薬味など生で食べるときには向きませんが、すじっぽくなく柔らかくなるので、煮込み料理などにするのがおすすめです。
⑤アサツキ
旬:2月~3月
アサツキは小ネギなどと混同されることがありますが、チャイブと同じ種類で他のネギとは別物です。山形県や福島県で多く栽培されており、味噌汁やなべ物に入れるほか、若芽は酢味噌和えにして食べられています。
(*ネギの種類について詳しく知りたい方は、こちらの記事を読んでみてください。)
ネギの選び方や栄養価は?
昔からネギは体に良い野菜と言われてきましたが、具体的にどのような栄養や効能があるのでしょうか。ネギの栄養価とネギの選び方について解説するので、購入するときや食べるときの参考にしてください。
新鮮なネギを選ぶポイント
新鮮なネギを選ぶ場合は以下の部分を見ましょう。
【白ネギ】
・白い部分と緑の部分の境目がはっきりしている
・巻きがしっかりしていて固い
・葉先がピンと立っている
・緑の部分に白い粉がついている
・太さが均一になっている
・切り口が新鮮
・傷がない
【青ネギ】
・葉先がピンとしている
・葉の部分に白い粉がついている
・根が白くてみずみずしい
・変色していない
白ネギと青ネギは見た目が大きく違うものの、共通して確認する部分が多くあります。ネギについている白いロウのような粉はブルームと呼ばれ、ネギ自体が出す保湿成分で乾燥や病気から身を守るためのものです。ブルームがあることは新鮮な証拠でもあるので、なるべくブルームがついたものを選びましょう。
ネギの栄養価・効能
ネギの主な栄養は以下のようになります。
・アリシン
・ビタミンC
・βカロテン
・カルシウム
ネギは煮物やなべ物などに入れて寒い季節に食べられることが多いですが、アリシンやビタミンCは風邪予防や風邪の諸症状に効果的です。また、βカロテンは体内に入るとビタミンAに変換されて肌や粘膜の免疫作用を高める働きがあります。昔からネギは風邪に効くと言われていますが、上記のような効果や効能を持つことがその所以です。
また、ネギには発汗作用があるほか美肌にも効果的なので、特に年末年始で生活リズムと食生活が乱れがちになる季節にぴったりの野菜と言えるでしょう。
(*ネギの栄養について詳しく知りたい方は、こちらの記事を読んでみてください。)