ブランマンジェとは?パンナコッタ・ババロアとの違いは?作り方や人気レシピを紹介!
ブランマンジェとはどんなスイーツか知っていますか?今回は、ブランマンジェの名前の意味や味に加えて、パンナコッタやババロアとの違いを紹介します。ブランマンジェの2種類の作り方や、人気レシピも紹介するので、参考にしてみてくださいね。
目次
ブランマンジェとは?
日本ではまだあまり知られていないブランマンジェとはどういった料理なのか、名前の意味や味について説明します。
ブランマンジェはフランス発祥のスイーツ
ブランマンジェとはフランスの伝統的な食べ物で、古くは7~8世紀頃から食べられていました。その時は高級料理としてお肉などを加えた甘くない食べ物として知られていましたが、18世紀ごろからは、牛乳とアーモンドを使って甘く味付けをしたデザートとして、一般的に親しまれるようになりました。
「ブランマンジェ」の名前の意味
ブランマンジェの名前は、フランス語の白色を意味する「ブラン」と、食べ物を意味する「マンジェ」からなります。ブランマンジェとは名前の通り牛乳をゼリー状に固めた白色をしていて、プルプルとした見た目もきれいなデザートです。
ブランマンジェの味
ブランマンジェはとろけるような食感と、牛乳の優しい香りが美味しいデザートです。フランスで作られる基本のブランマンジェはアーモンドの香りがし、上品な味わいがします。甘酸っぱいソースと合うため、ベリーソースを付けて食べる食べ方が人気です。
陋見 @wine_rouken
バニラアイスとほうじ茶のブランマンジェ。
美味しい。
ほうじ茶の香ばしい香りが心地良い。
ヨッシー @momonosuke2012
ブランマンジェ~
生アーモンドの香りを牛乳に移して生クリームと合わせて固めるだけ。この香りが好きなんだよね。
ブランマンジェとパンナコッタ・ババロアなどと違いある?

ブランマンジェ・パンナコッタ・ババロア・杏仁豆腐は見た目は非常に似ていますが、どのような点が異なるのかについて説明します。
ブランマンジェとパンナコッタの違い
パンナコッタはイタリア発祥のデザートで、名前の意味はイタリア語で煮詰めた生クリームを意味します。基本の材料や作り方に大きな違いはないですが、フランスのブランマンジェはアーモンドの香りを牛乳に移しますが、パンナコッタはバニラの香りが強いデザートでブランマンジェよりも固めの食感です。
(*パンナコッタについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
ブランマンジェとババロアの違い
ババロアもブランマンジェと同じフランス産のデザートですが、ババロアの材料には卵が含まれています。卵や生クリームを泡立てて作るのでムースのような口当たりとなり、卵を入れるので白色ではなく、淡い黄色がかった色をしている点もブランマンジェとは異なります。
ブランマンジェと杏仁豆腐の違い
杏仁豆腐は名前の通り杏仁を使って牛乳に香りを付けていて、香りはアーモンドと非常に似ていますが、実際は異なる材料です。また、杏仁豆腐には牛乳のみで生クリームは使用されず、固める際も洋菓子で使われるゼラチンは使用せず、寒天を使うため食感も少し異なります。
ブランマンジェの作り方は?2種類ある?
自家製のブランマンジェを作る際にどのような方法があるかについて説明します。ここでは2種類の異なった方法を紹介します。
①ゼラチンを使って作る方法
ブランマンジェを固める際にゼラチンを使う、フランスで作られる基本のレシピです。牛乳と砂糖を温め、そこにアーモンドを入れて牛乳にアーモンドの香りを移します。布などでアーモンドを漉し、そこに戻したゼラチンと生クリームを加えて冷やし、型に入れて冷蔵庫で固めます。
②コンスターチを使って作る方法
基本のゼラチンを使用せずに、コンスターチを使ってブランマンジェを作ることも可能です。材料はゼラチンの代わりにコンスターチを使うだけですが、コンスターチのでんぷん質を使って固めるので、牛乳と一緒に火にかけてしっかりとコンスターチを溶かす必要があります。
(*コーンスターチについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
ブランマンジェの人気レシピ
基本の材料で作られたブランマンジェの他に、たくさんのアレンジレシピがあります。牛乳以外のミルクを使うレシピやアーモンド以外の香りを移したレシピなどを紹介します。
①アーモンドミルクのブランマンジェ
牛乳の代わりにアーモンドミルクを使ったブランマンジェのレシピです。牛乳にアーモンドミルクの香りを移さずとも、簡単にアーモンド風味のブランマンジェが作れます。
②ブルーベリーのブランマンジェ
ブルーベリーの淡い紫色がきれいなブランマンジェです。最後にもブルーベリージャムをかけますが、ブランマンジェの中にもブルーベリーを入れ香りを付けるとより美味しくなります。
③黒ゴマのブランマンジェ
意外な組み合わせですが、和の食材の黒ゴマとブランマンジェが良く合います。このレシピはコンスターチを利用していますが、ゼラチンに変えても調理可能です。
④オーツミルクのブランマンジェ
乳製品を使わないアレルギーの方でも食べられるブランマンジェのレシピです。アールグレーで香りを付けると上品な味わいになりますが、シンプルにアーモンドの香りも良く合います。
ブランマンジェを食べてみよう
日本ではまだ馴染みが薄いブランマンジェは、似たような見た目のデザートとよく混合されてしまいますが、食材や食感の違いがあることが分かりました。特別な食材もなく簡単に作れ、様々な食材を合わせたアレンジも可能なので、自家製のブランマンジェを作ってみることをおすすめします。