モンブランとは?栗のケーキではない?名前の意味・由来や発祥の歴史など解説!
モンブランとはどんなケーキを指すか知っていますか?実は栗である必要はありません。今回は、「モンブラン」の〈名前の意味や由来・定義・歴史・味わい〉などを紹介します。モンブランの作り方・レシピについても紹介するので、参考にしてみてくださいね。
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モンブランの定義とは?栗のケーキ?
モンブランは洋菓子店で見かけること多いですが、どのようなケーキを意味するのでしょうか。マロンクリームが乗ったケーキのイメージはありますが、実際には形や大きさはさまざまです。ここでは基本的なモンブランのことについて説明します。
モンブランの発祥地や歴史
モンブランの発祥地はイタリアで、かつては現在のようなケーキではなく、一般家庭で作られる冷たいお菓子でした。見た目も現在のようなものとは異なり、ペースト状に潰した栗に生クリームをかけたものであったようです。
モンブランは、1903年にフランスの製菓店で生クリームをメレンゲ状に絞り出したものに発展しました。また、かつては栗の部分は形の崩れたマロングラッセが使用されていました。
モンブランの名前の意味・由来は「栗」ではない
一般的にモンブランは以下のような製法で作ったお菓子のことを指します。
・メレンゲやスポンジケーキの土台を使っている
・生クリームやチョコムースを乗せている
・マロンペーストなどで細くコーティングしている
・山の形に似ている
モンブランの名前は、イタリアとフランスの間にあるモンブラン山が由来になっており、栗とは関係ありません。また、イタリアとフランスのモンブランは形が大きく異なっており、円錐型でゴロゴロとした栗の粒が見えるのがイタリアのモンブラン、ドーム型で糸状のクリームが乗ったものがフランスのモンブランです。
どちらも同じ山をイメージしたものですが、それぞれの国で見える山肌の感じが異なるため、このような違いになったようです。さらに、粉糖がかかったモンブランがありますが、これも山に降る雪を表しています。このことから、モンブランに栗が使われていなくても円錐型かドーム型の山型になっていれば、モンブランと名付けても良いということになります。
モンブランの味わいは?美味しい?
モンブランは老若男女問わず人気で、スターバックスなどのコーヒー店でも期間限定で販売されりことがあります。一般的なマロンモンブランは、栗の味がしっかりしつつ濃厚でコクのある甘い味わいが特徴ですが、現在では栗や芋のモンブラン以外にもさまざまなモンブランが販売されています。
Twitterの口コミ
先取りで友達の経営してるカフェで
紫芋のモンブラン🧁💜
こっくり甘くてとっても美味しかったぁ🥺❤️❤️❤️
もうすぐ秋の足音🐾
Twitterの口コミ
【宇治園】
@東京:表参道駅から徒歩7分
超濃厚ずっしりな抹茶モンブランを食べられるお店。
熊本県産の和栗に白餡を練りこんで、たっぷり搾り上げたモンブランの中には抹茶生クリームと抹茶スポンジも隠れた抹茶尽くしのスイーツ!
モンブランはプレーン・抹茶・ほうじ茶の3種類があります!
栗のモンブランは日本のどこが発祥?
栗が入ったモンブランは、日本でも幅広い年齢層に人気のケーキですが、日本での発祥はどこでしょうか。モンブランは見た目がさまざまあり、クリームの色も黄色や茶色、白など商品によって違います。ここからは、日本のモンブランについて見てみましょう。
「迫田千万億」さんが栗で黄色のモンブランを作ったのが始まり
日本で最初にモンブランが作られたのは1933年で、「迫田千万億」さんが作ったものが始まりでした。迫田さんはフランスを旅行した時にモンブランに魅了され、帰国後に日本人に合わせて作ったのが、現在も見かけることが多い黄色いモンブランです。現在でも迫田さんが創業した製菓店が東京の自由が丘にあり、モンブランが販売されています。
茶色のモンブランとの違いは?
日本で馴染みのある一般的なモンブランはマロンクリームの部分が黄色ですが、茶色いモンブランもあります。茶色いモンブランはマロングラッセを使ったものが多いですが、黄色いモンブランは栗の甘露煮が使われています。これは前述した迫田さんが、日本に馴染みのある栗の甘露煮を使用して作ったのが始まりです。
栗の甘露煮を使ったことで、当時は洋菓子に馴染みのなかった日本人にも購入しやすかったようです。