「めざし」とはどんな魚?「いわし」や「ししゃも」との違いは?食べ方・レシピのおすすめを紹介!
めざしという魚を知っていますか?いわしと何が違うのでしょうか?今回は、めざしの〈種類・カロリー・栄養〉をいわし・ししゃもと比較しながら紹介します。それ以外にもめざしの食べ方・レシピのおすすめも紹介するので参考にしてみてくださいね。
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いわしとは?どんな魚?
いわしはスーパーでも見かけることが多い馴染みのある魚ですが、いわしにも様々な種類があります。ここではいわしの種類を始め、カロリーや栄養価について説明しましょう。
いわしの種類
いわしの種類は下記のとおりです。
・うるめいわし
・おぐろいわし
・かたくちいわし
・まいわし
一般的にいわしと呼ぶ魚は、「かたくちいわし」か「まいわし」であることが多いです。鮮度が良いものは刺身で食べることができますが、鮮度が落ちるのも早いのでつみれ汁や塩焼きなどの加熱調理されることも少なくありません。
スーパーでは「まいわし」が調理用として売られることが多く、「うるめいわし」や「かたくちいわし」のような小型のものは煮干しなどに加工されます。「おぐろいわし」は国内ではあまり量はとれませんが、さっぱりとした味が特徴です。
いわしのカロリーや栄養価
カロリー | 糖質 | |
いわし(100g) | 217kcal | 0.7g |
いわし(1匹:80g) | 174kcal | 0.6g |
※含有量は日本食品標準成分表を参照しています(※1)
いわしは低糖質かつ高タンパク質の魚で、脂肪をつけずに筋肉をつけたいダイエッターやアスリートの方におすすめの食材です。いわしに含まれる脂肪分はDHAやEPAというオメガ3系の脂肪酸で、血液の流れを良くするほか、脳を活性化する働きがあるとされています。
(*いわしの栄養や効能について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください)
「めざし」とは?「いわし・ししゃも」との違いは?
昭和の時代には朝食の定番であっためざしは、現在では馴染みのない人も多いかもしれません。ここではめざしとな一体何なのかについて説明します。
「めざし」は「いわし」の干物
めざしとはうるめいわしやかたくちいわしのような小型のいわしを原料にして作った干物です。うるめいわしやかたくちいわしといった小型のいわしを塩漬けにした後、いわしの目に串を刺して販売したのがめざしの名前の由来です。漢字で書くと目刺となりますが、大分県や宮崎県では唐人干しといわれることもあります。
「めざし」と「ししゃも」は違う魚
「めざし」と「ししゃも」は、どちらも小型の魚で串に刺さっているため、混同する人もいるかもしれません。しかし、めざしの原料であるいわしはニシン目ニシン亜目の魚で、ししゃもはキュウリウオ目キュウリウオ科シシャモ属の魚なのでこの2つは完全に別物です。
いわしは回遊魚で世界中で食されますが、ししゃもは北海道東部の太平洋沿岸にのみ生息するうえに漁獲量も減少している貴重な魚です。そのため、ししゃもとして普通のスーパーで流通しているものは、シシャモの近種で太平洋や北極海、オホーツク海に生息するカラフトシシャモ(カペリン)が多くなっています。
めざしの味は?苦い?
めざしはいわしを塩水に漬けた後に丸ごと干して作った干物なので、味は塩辛さと凝縮した旨みがありますが、それ以外にも内臓の苦みがあるも味の特徴です。めざしの苦みの原因である内臓は豊富なミネラルが含まれ、頭は固いと敬遠する人も多いもののカルシウムが多く含まれています。栄養は豊富ですが、苦味が苦手な場合は、頭と内臓は取りのぞいて食べましょう。