根室名物「エスカロップ」とは?名前の意味や歴史は?作り方・レシピも紹介!

エスカロップとはどんな料理か知っていますか?エスカロップは人によってはあまりなじみがない料理ですが、今回は、エスカロップの〈名前の意味・歴史・味・種類〉などを紹介します。エスカロップの作り方・レシピについても紹介するので、参考にしてみてくださいね。

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目次

  1. エスカロップとは?
  2. エスカロップとは根室の郷土料理
  3. 「エスカロップ」の名前の意味や歴史
  4. エスカロップの味
  5. エスカロップの変遷と種類
  6. エスカロップの日本への伝承と変化
  7. ①白エスカ
  8. ②赤エスカ
  9. エスカロップのレシピ・作り方は?
  10. 材料
  11. 作り方・手順
  12. エスカロップを食べてみよう

エスカロップとは?

エスカロップとは、その言葉だけを聞いても良く分からない人が多いかもしれません。エスカロップは料理名ですが、ここではまずエスカロップはどのような料理か、その名前の意味や歴史などにも触れながら解説します。

エスカロップとは根室の郷土料理

エスカロップとは、北海道根室のB級グルメとして地元民や観光客に人気があるワンプレート料理です。バターライスの上にデミグラスソースのかかったカツが乗り、付け合わせに野菜サラダやポテトサラダが添えられています。安い上にボリュームがあるので、子供から大人まで幅広い年代から人気のあるメニューです。

根室のレストランや喫茶店にはメニューの一つとしてエスカロップが必ずと言っていいほどあり、コンビニでもエスカロップが販売されているなど手軽に味わうことができます。お店によってはカツがエビフライにアレンジされているところもあります。

(*デミグラスソースについて詳しく知りたい方はこちらを読んでみてください。)

デミグラスソースとは?名前の意味や材料・作り方は?使い方や活用レシピなども紹介!

「エスカロップ」の名前の意味や歴史

エスカロップは、漁師たちの「早くおなかいっぱいになれるメニューが食べたい」という希望を叶えるために、昭和38年ごろに根室市の洋食店が考案したメニューです。早く食べるためにフォークだけで食べ、箸やスプーンは使わないのが本来の食べ方です。

北海道に詳しくない人であれば聞きなれないエスカロップという名前ですが、フランス語で薄切り肉を意味するエスカロープが語源になったと言われています。近年では、イベントなどの出店でカツの代わりに根室でよく獲れるさんまを載せられたエスカロップが提供されることもあるようです。

エスカロップの味

エスカロップのバターライスの中にはたけのこが刻まれたものが入っています。バターライスにたけのこの組み合わせは珍しいですが、たけのこの歯ごたえを楽しめるのが特徴です。カツとデミグラスソースの組み合わせも非常においしく、発売当初から根室市民のソウルフードとして親しまれています。

Twitterの口コミ

どりあん@北海道根室市

薄めの豚カツにデミグラスソースがかかっている。カツの下は筍入りのバターライス🍚豚カツは柔らかくデミグラスソースとも相性良くコレ旨い!あまり得意でないバターライスは薄味だがバターのコクがあり豚カツ・デミグラスソース・バターライスのマリアージュが堪らん旨さ😋

Twitterの口コミ

根室名物エスカロップ!

バターライスの上にトンカツとデミグラスソース、初めての組み合わせだけど美味しい要素しかない!!

エスカロップの変遷と種類

エスカロップは道民の間ではエスカと呼ばれており、赤エスカと白エスカの2種類あります。どのようにして赤と白に区別されているのか、どうやって根室のソウルフードとして根付いたのか見ていきましょう。

エスカロップの日本への伝承と変化

エスカロップは薄切り肉を使ったフランスの古典料理の一つです。このエスカロップは明治時代に日本に伝わったとされ、そこから段々と変化し、戦前には今のエスカロップに近い形でレストランで提供されていたようです。かつては仔牛肉や鶏肉を揚げたものにデミグラスソースをかけた状態で食べられていました。

北海道で食べられ始めた当初も仔牛肉を使っていましたが、やがて低価格で手に入りやすいということからとんかつに変わり、今の形が定着しました。さらにバターライスの具は、当時はマッシュルームでしたが、現在ではたけのこに変わるなど様々な変化を遂げています。

①白エスカ

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