くずきりとは?ところてん・春雨などと違いは?作り方や食べ方・レシピのおすすめも紹介!
くずきりとはどんな食べ物か知っていますか?今回は、くずきりの起源や味・食感などに加えて、<ところてん・寒天・春雨>などの似た食べ物との違いも紹介します。くずきりの作り方の他に、食べ方やレシピのおすすめも紹介するので、参考にしてみてくださいね。
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くずきりとは?
つるりとした食感で、暑い日のおやつや寒い季節の鍋物の具としてなど、オールマイティに使えるくずきりですが、原料や起源、栄養については意外と知らないものです。くずきりとはどのような食材なのか詳しく説明します。
くずきりとは葛粉を溶かして固めた食べ物
くずきりとは葛という植物の根から作られます。葛の根にはデンプンが豊富に含まれており、その葛の根から取り出したデンプンを乾燥させて葛粉にします。そして葛粉を水で溶かした後、型に入れて加熱し、板状に固めたものを細長く麺のように切ってくずきりの完成です。
くずきりの起源
くずきりは食後のデザートとして、戦後の京都で生まれたといわれています。300年以上続く老舗和菓子店の「鍵善良房(かぎぜんよしふさ)」が発祥とされ、同店では現在もくずきりを提供しているそうです。
くずきりの味・食感
くずきり自体にはっきりとした味があるわけではありませんが、原料がでんぷん質の為もっちりとした食感があります。くずきりとは味がないからこそ黒蜜やきなこ、黒ごまや抹茶など様々な素材と合わせて美味しく味わうことができるのです。そして、そのつるつるしていながらも噛み応えのある食感が美味しさをより引き立てます。
Twitterの口コミ
【鍵善良房】
@京都:祇園四条駅から徒歩4分
ノドごし抜群のくずきりを食べられる甘味処。
ひんやりとした口触りが心地良く、上品な甘味香る黒蜜に浸しながら食べる瞬間は至福!ほどよい弾力感も感じられる逸品です!
蜜は黒蜜と白蜜の好きな方から選べます!
Twitterの口コミ
鍵善良房のくずきり。白蜜を選択。黒蜜もあるよ。
さっぱりつるんとしている。
くずきりの栄養
カロリー | 糖質 | 1日の摂取カロリーの占める割合 | |
くずきり(100g) | 135kcal | 32.5g | 6% |
※含有量は日本食品標準成分表を参照しています。(※1)
※1日の摂取量は成人男性の目安です。
くずきりに含まれる、以下の栄養素について説明します。
・イソフラボン
・ポリフェノール
イソフラボンとは女性ホルモンである「エストロゲン(卵胞ホルモン)」に似た働きをする物質です。コラーゲンやヒアルロン酸の生成を促すことで肌の新陳代謝を促進し、シミやシワ、くすみやニキビの予防、さらには肌にハリや弾力をもたらす効果があるとされます。
一方ポリフェノールは大変強い抗酸化作用を持ち、有害物質である活性酸素を無害な物質に変える作用があり、動脈硬化など生活習慣病の予防に役立ちます。
くずきりと他の似た食べ物との違いは?
透明な見た目とつるつるした食感がくずきりに似ている食材がいくつかありますが、材料や栄養価、食べ方などに違いがあります。それぞれどんな違いがあるのか比較してみました。
①ところてんとの違い
ところてんは、見た目だけでなく食べ方もくずきりと非常に似ていて、黒蜜や三杯酢をかけていただくことが多いです。しかし、くずきりが葛という植物の根から作られているのに対し、ところてんは天草と呼ばれる海藻が原料で寒天の加工品です。
天草を水で煮た汁を冷やし固め、「つき」という押し出し型に入れて突くと、細長い形状のところてんになり出てきます。天草特有のつるつるしていて歯切れのよい食感が持ち味です。