あけびの食べ方は?実は生でOK?種・皮・新芽などの味わいや調理法を紹介!
【野菜ソムリエ監修】あけびの食べ方を知っていますか?あけびは、住んでいる地域によってはなじみが薄い食材かもしれません。今回は、あけびの〈実・皮・種・新芽・つる〉の美味しい食べ方を紹介します。あけびの食べ頃の季節や味わい・食感なども紹介するので参考にしてみてくださいね。
目次
あけびの種は細かいので、果肉と共に口に入れるのが基本の食べ方ですが、種は飲み込まないようにして下さい。あけびの種を食べると便秘の原因になってしまうので、スイカの種などと同様に、種の周りの果肉を食べ終わった後は必ず口から出しましょう。
あけびの皮の美味しい食べ方は?
あけびは果肉だけでなく、皮も調理することで美味しく食べられます。ここでは、あけびの皮の美味しい食べ方について説明します。
あけびの皮の味わい
あけびの皮は甘みのある果肉とは違い、ほんのりとした苦味があり、ゴーヤやニガウリなどを連想させる味わいともいわれています。このあけびの皮は渋みと苦味が独特なので、生で食べることはできませんが、下ごしらえをすれば美味しく食べられます。
東北地方では、あけびの皮は古くから様々な郷土料理の材料として使われており、山菜と同じ感覚で食べられています。味は苦味がありますが、食感はナスに近いようです。
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あけびは皮も食べられるとのことだったので、昨日実を食べたあけびは一晩皮をアク抜きして肉詰めにしました。ほろ苦いナスのようでおいしい!
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あけび皮は中華風味噌炒めに。あっ、おいし。おナスの食感、ゴーヤの苦味。力と技の風車がまわる
あけびの皮を食べる際はアク抜きをする
あけびの皮を調理する際には、必ず下ごしらえとしてアク抜きをする必要があります。その手順は、以下の通りです。
①あけびの皮を洗う
②①を刻む
③水に②を浸け、数時間置く
上記の手順を行った後も苦味が強いようなら一度茹で、さらに水に浸けて一晩おくと、よりあくが抜けるでしょう。また、より美味しくあけびの皮を食べたい時には、表皮を薄くピーラーで剥くことをおすすめします。
あけびの皮の料理例
あけびの皮は、以下のような料理に使われます。
・味噌炒め
・きんぴら
・肉詰め
・チャンプルー
・天ぷら
あけびの皮は前述した通りゴーヤに違い味わいやナスに近い食感があるので、ゴーヤやナスの代わりにあけびを使えば美味しく食べられる料理がたくさんあります。苦味はあるものの、あけびの皮の味そのものは薄いので、色々な調味料に合わせやすいでしょう。
あけびの新芽・つるの食べ方は?
新潟地方などでは、春になるとあけびの新芽やつるを山菜のように食べる機会が多いそうです。ここでは、あけびの新芽やつるの食べ方について説明します。
あけびの新芽・つるの味わい
あけびの新芽やつるが食べられるのはミツバアケビという品種だけで、主に日本海側に自生しています。4~6月頃に収穫されるあけびの新芽は、皮と同じように苦味を感じます。フキノトウや菜の花と似た苦味で、シャキシャキした食感を好む人も多いようです。
また、あけびのつるも塩茹でしてから長時間水にさらすと、調理できる状態になります。さらにあけびのつるを輪切りにして天日干ししたものは、生薬として用いることもできるそうです。
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みつばあけびの新芽の巣ごもり
ほろにがうま。