パスタの食べ方・マナーは?イタリアはフォークだけでスプーンは使わないって本当?
パスタの食べ方について知っていますか?今回は、パスタのイタリアでの食べ方・マナーや、食べる際のコツについて紹介します。日本でスプーンが使われる理由や、〈スープパスタ・ショートパスタ〉など種類別の食べ方のポイントも紹介するので、参考にしてみてくださいね。
目次
- パスタのイタリア流の食べ方は?マナーがある?
- マナー①スプーンを使わないでフォークだけで食べる
- イタリアでスプーンを使うのは幼児だけ
- マナー②すすって食べない
- マナー③麺は一口で食べれる量をとる
- 昔のイタリアではパスタを手で食べていた
- パスタの綺麗な食べ方のコツは?
- ①麺を端から巻き取る
- ②皿のふちに当てながら巻き付ける
- ③フォークはパスタに対して斜めに差し込むようにする
- ④殻付の貝はナイフとフォークを使って食べる
- ⑤一度に巻き付けるパスタは3~5本程度を目安にする
- 日本ではなぜスプーンを使って食べるの?
- 日本がスプーンを使ってパスタを食べる理由
- パスタの種類別の食べ方・ポイントは?
- ①スープパスタの場合
- ②ショートパスタの場合
- ③ラザニアの場合
- ④殻・貝付きの食材が入ったパスタの場合
- パスタを上手に美味しく食べよう
②皿のふちに当てながら巻き付ける
パスタをフォークにさして巻き取る際は、一口大で食べきれるように形や大きさを整えると綺麗な食べ方をしやすくなります。上の動画ように皿のふちに当てながら巻き取ると形や大きさを整えやすいでしょう。ただし、一度にたくさんの量を取ると形が整えづらくなってしまうので、注意してください。
③フォークはパスタに対して斜めに差し込むようにする
フォークをパスタに対して垂直に巻き付けてしまうと、予想以上にパスタが取れてしまい、一口で食べきれない量が巻き付いてしまう事があります。フォークはパスタに対して斜めに差し込むようにすると、適量を巻き付けられます。
④殻付の貝はナイフとフォークを使って食べる
貝などの殻がついている具材が入っているパスタを食べる場合、貝の殻をナイフで抑え、具をフォークで突き刺して食べるようにしましょう。殻は皿の左上にまとめて置いておくと食べ終わった殻と具がついている殻の見分けがつきやすくなり、見た目もきれいになります。
⑤一度に巻き付けるパスタは3~5本程度を目安にする
パスタを取る際には、フォークに巻き付けるパスタの本数は3~5本程度を目安にすると良いでしょう。この程度の量を目安にすると、一口でも食べやすい大きさに収まり、綺麗な食べ方が出来ます。
日本ではなぜスプーンを使って食べるの?
前述した通り、日本ではパスタを食べる時にフォークだけでなくスプーンを使う人も多いですが、これはなぜなのでしょうか。ここでは、日本人がスプーンを使ってパスタを食べるようになった理由を紹介します。
日本がスプーンを使ってパスタを食べる理由
日本ではスプーンを使って食べる習慣がありますが、実はアメリカでも1930年頃にはパスタをスプーンとフォークを使って食べていました。当時この文化が日本に伝わったため、日本人にもスプーンを使ってパスタを食べる習慣が出来たと言われています。
一時期はイタリア料理店でもスプーンとフォークが合わせて出されるケースが増えていましたが、最近は高級レストランを中心にフォークのみしか提供しない店が増えてきています。なお、近年では和風にアレンジしたパスタを中心に提供し、お箸で食べることをすすめるお店も出てきました。
パスタの種類別の食べ方・ポイントは?
パスタと一言で言っても、ショートパスタやスープパスタなど種類は様々です。種類に応じた食べ方のポイントはどのようなものがあるのでしょうか。種類に応じた食べ方を理解し、どのようなパスタでも上手に食べられるようにしておきましょう。
①スープパスタの場合
スープパスタの場合、食べ方のポイントは下記のような点です。
・スープを飲むときは右手にスプーンを持つ
・すくうスープの量は少なめにする
・スープをすする時は音を立てない
スープパスタを食べる場合は、フォークだけでなくスプーンも用いると良いでしょう。スープが口からこぼれたりスプーンからしたたりおちたりすると良くないため、すくうスープの量は少なめにし、和食の汁物を飲むときのような音を立てて飲まないように注意して下さい。