温泉卵の温度管理のコツは?茹で時間は何分?温度計なしでの作り方を解説!
温泉卵の温度管理について知っていますか?作り方が似てても茹で卵にならない秘密は温度にありました。今回は、温泉卵を作る際の温度・茹で時間や、<鍋・電子レンジ・炊飯器>を使った作る方・ポイントも紹介します。温泉卵の皮を綺麗に剥く方法も紹介するので、参考にしてみてくださいね。
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温泉卵が茹で卵にならないのはなぜ?
黄身も白身もトロリとした半熟の温泉卵は、茹で卵と何が違うのでしょうか。温泉卵が茹で卵にならない理由や温泉卵と呼ばれている由来を説明します。
温泉卵は黄身と白身の固まる温度の違いを利用して作られている
温泉卵は卵の黄身と白身の固まる温度の違いを利用して作っています。それぞれの固まる温度は以下の通りです。
•白身…75〜80度
•黄身…65〜70度
卵を加熱したとき、58度を超えると白身に火が通り始めます。そこから沸騰させることで徐々に白身に火が通り、黄身も火が通った茹で卵になります。通常の茹で卵を半熟にする場合には加熱時間を調節しますが、そうすることで白身はしっかり固まり黄身はトロトロの状態になります。
しかし、温泉卵は黄身に火が通り周りの白身はトロトロという茹で卵とは反対の仕上がりです。これは温泉卵が茹で卵のように加熱時間で火の通りを変えるのではなく、そのような状態になるように温度管理をしていることが理由です。
温泉卵の名前の由来
通常の茹で卵は、沸騰したお湯の中に卵を入れて茹で時間の差で半熟や固茹でなど黄身の火の通りを調節します。一方で温泉卵は、65〜70度という白身が固まらない程度の温度のお湯に一定時間入れて沸騰させずに作ります。
温泉卵はこの作り方が名前の由来になっており、温泉の源泉や蒸気の温度が65〜70度のため、そこを利用して作ったことから名付けられたそうです。
温泉卵を作る際の温度管理は?茹で時間は何分?
実際に温泉卵を自宅で作る時はどのようにすればよいのでしょうか。鍋で作る際のお湯の温度や茹で時間などを詳しく説明します。
温泉卵を作る際は70度前後で20分間
温泉卵を作るときには、70度前後で20分待つことが必要です。その時の温度管理のポイントを紹介します。
•コンロの火は止める
•蓋付きの鍋を使用する
•ホーローや土鍋など保温効果の高い鍋を使用する
•卵を常温にしておく
沸騰した1Lのお湯に200mlの差し水をすることで、約70度のお湯を作ることができます。その温度を一定にキープした状態で20分間待つことが必要なので、必ず蓋付きの鍋を使用するようにしましょう。ホーローや土鍋など厚めの鍋を使うことで、更に長時間温度を保ちやすくなります。
卵は冷蔵庫から出してすぐのものを鍋に入れるとお湯の温度が下がるため、あらかじめ常温に戻しておくことも大切なポイントの一つです。冷蔵庫から出して3時間程度で常温になるので、調理を始める予定の時間から逆算して取り出しておいてください。
温泉卵の作り方は?温度計なしで作る方法は?
温度計があるとしっかり温度を調整しながら作ることができますが、ない場合はどのようにすればよいのでしょうか。鍋だけでなく、電子レンジや炊飯器など家庭で簡単に温度計なしでも作れる方法を3つ紹介します。
①鍋を使った作り方
鍋を使った温泉卵の作り方を紹介します。どのような鍋でもここで紹介する温度をキープする方法を使えば簡単に作れます。
1.鍋に卵が浸かる程度の量のお湯を沸騰させる
2.片栗粉大さじ1杯をお湯に溶かす
3.火を消して卵を入れる
4.蓋をして5分待てば完成
卵4つに対して、片栗粉大さじ1杯が目安です。片栗粉を入れて、とろみのあるお湯を作ることで保温効果か高まり温度をキープしやすくなります。この場合も、卵は常温に戻しておくようにしましょう。この方法であれば、厚手の鍋を持っていなくても片栗粉の保温効果でしっかり温度がキープできるので、失敗なく作ることができます。
(*お湯を使って温泉卵を作る方法について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)