マカロンの生地は乾燥が必要?時間の目安は?オーブンを使った方法も紹介!
マカロンの生地を乾燥させる必要性について知っていますか?今回は、マカロンの生地を乾燥させる理由に加えて、<自然乾燥・オーブン>などでの乾燥方法や、時間の目安も紹介します。マカロンの生地が乾燥しにくい場合の原因や、乾燥なしでの作り方も紹介するので、参考にしてみてくださいね。
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マカロンを作る際に生地を乾燥させる理由は?
フランス菓子の中でも人気の高いマカロンは、生地を焼く前に乾燥させますが、なぜこの工程を行うのでしょうか。マカロンの生地を乾燥させる理由を説明します。
①表面のヒビ割れを防止する
マカロンは生地を天板に絞った後、焼く前に表面を乾燥させて膜を作ります。膜ができることで、焼く際の生地の膨張によるヒビ割れを防止します。均一に膨らんだマカロンを作る為には、少々手間はかかりますが乾燥させる工程が必要だといえるでしょう。
②ボリュームのあるピエができる
ピエとはフランス語で足を意味し、マカロンが焼きあがった時にできる下部のレース状の膨らみの部分です。これは焼く前のマカロンの表面を乾燥させて膜を作った際に、上に膨らみ切れない生地が横にはみ出ることで出来るとされています。
空気を含むピエができることで、見た目の美しさだけではなく、マカロンの歯切れや口どけといった食感が良くなるでしょう。
マカロンの生地の乾燥方法は?時間の目安は?
マカロンを乾燥させる時は、どのように行えば良いのでしょうか。マカロンの生地の乾燥時間の目安や、十分に乾燥した生地の特徴や見分け方を紹介します。
マカロンの乾燥した生地の特徴・見分け方
マカロンの乾燥が完了した際に、生地には下記のような特徴がみられます。
・触っても指に生地が付かない
・触った時に少し固さを感じる
・表面に薄い膜ができている
生地が乾燥したか確かめる際には、目で見るだけではなく手で触って確認して下さい。生地を触った時に指に付いたり、角が立つ場合は乾燥不足だといえるので、触っても指紋が付かなくなる程度まで乾燥させましょう。
①自然乾燥させる方法
マカロンを自然乾燥させる際のポイントは下記の通りです。
・できるだけ風通しの良い場所に置く
・冷蔵庫には入れない
乾燥時間の目安は、晴れて乾燥した日であれば、約1時間~1時間半です。雨の日や湿度の高い季節は、一晩近く時間がかかることがある為、できるだけ風が通りやすい場所やエアコンの風が当たる場所で乾燥を行うと良いでしょう。
冷蔵庫は湿度が低く保たれていますが、生地を冷やすと焼く際に生地に含まれる卵白の膨らみが悪くなるので、こちらで乾燥させることはあまりおすすめできません。
②オーブンを使って乾燥させる方法
マカロンをオーブンを使って乾燥させる際のポイントは下記の通りです。
・オーブンの低温機能を使う
・熱すぎるようなら少し冷ます
生地を乾燥させる時間がなかったり、湿気が多い時期など一晩乾かしても乾燥しない時には、オーブンを使うことをおすすめします。オーブンの最低温度の100℃前後で余熱を行い、電源を切ってから生地を絞り出した天板を入れて乾燥させましょう。この時、オーブンの庫内が100℃以上の場合はしばらく扉を開けて温度を下げるようにして下さい。
ただし、乾かしすぎると焼く時に生地の卵白の焦げの原因となるので、20分程度を目安としてこまめに生地の状態をチェックする必要があります。
③ドライヤー&扇風機を使って乾燥させる方法
マカロンをドライヤーや扇風機を使って乾燥させる際のポイントは下記の通りです。
・ドライヤーを使う際は冷風で行う
・全体に風が当たるように均一に風を当てる
ドライヤーを使って生地の乾燥を行う場合は、熱風を当てると卵白が使われた生地が縮みやすいので、冷風を使うことをおすすめします。風が一ヶ所に集中すると均一に乾かない為、できるだけ離して上部から風を送るようにしましょう。
自然乾燥であれば一晩程度生地を乾かしても問題ありませんが、扇風機を使う場合は1時間程度を目安にし、乾かしすぎには注意が必要です。