「かぼす」と「すだち」「ライム」の違いや見分け方は?旬・栄養価など比較して紹介!
【嵯峨峡ファーム監修】かぼすとすだちは似ていますが違いを知っていますか?今回は、かぼすとすだちの〈味・香り・旬〉など特徴や〈大きさ・食べ方・値段・栄養価〉など違いを比較して見分け方も紹介します。〈ゆず・シークワーサー〉との違いも紹介するので参考にしてみてくださいね。
目次
④栄養価
かぼすとすだちの栄養素の違いは以下のようになります。
【かぼすの栄養価】
・ビタミンC
・クエン酸
・カリウム
・ピネン
・リモネン
【すだちの栄養価】
・スダチチン
・ビタミンC
・クエン酸
・カリウム
・βカロテン
・ビタミンE
・カルシウム
・食物繊維
・ポリフェノール
かぼすを食べることで疲労回復や血行促進、筋肉痛予防やむくみ改善などが期待できます。また消化の促進や高血圧予防、リラックス効果などがあります。すだちはかぼすと違い皮も利用されることが多く、皮にも果汁にも栄養が豊富です。
すだちも同じくむくみ予防や疲労回復しなどがあります。他にも唯一すだちにしか存在しないスダチチンというポリフェノールの一種があり脂肪吸収の抑制や肥満予防、ビタミンCの吸収率を高める効果もあります。
「かぼす・すだち」と他の柑橘類の違いは?
かぼすとすだちの違いについて解説してきましたが、その他にも皮の色が緑であったりサイズが小さいなどかぼすやすだちと似通った柑橘類の果物があります。それぞれの特徴を併せて違いを解説します。
①ゆず
ゆずは特有の爽やかな強い香りがあり、大きさはかぼすより大きいものが多く、青いものから黄色いものまで様々な種類があります。酸味が強いため生食されることは少なく、皮や果汁を料理に使用することが多いです。ゆずの果肉は薄い黄色になっており強い色はついていません。
②シークワーサー
シークワーサーは沖縄県が産地で特に酸味が強く、香りと酸味に深みがあるのが特徴で、大きさはすだちと同じ程度ですが成熟した果肉は黄橙色です。名前は産地である沖縄県の方言から作られており、シーは酸っぱい、クワーサーは食べさせるという意味があります。シークワーサーの中身はゆずと異なりオレンジ色になっています。
③ライム
ライムは香りと酸味を楽しむ果物で、特有な香りとレモンのような苦味があるのが特徴です。ライムは皮ごと使わることもあり果汁を使用してジュースやお酒・料理に使われることが多く、香付けや薬味として親しまれています。形はかぼすやすだちと違いレモンのように楕円で、ライムの果肉はゆずやシークワーサーと違い少し緑がかっています。
かぼす・すだちの活用レシピ
かぼすやすだちの特徴や使い方を紹介しましたが、実際に活用する場合はどのような料理に使用するのが良いのでしょうか?かぼすやすだちの味や特徴を生かしたレシピを紹介するので、是非かぼすやすだちを活用してください。
①かぼすポン酢
かぼすを使用して作ったポン酢で、かぼすの程よい酸味が味わえます。お酢よりも柔らかく口当たりの良い酸味が出るので、強い酸味が苦手な人にもおすすめです。ゆずでも代用することができ、生のかぼすではなくかぼすの果汁で作ることもできます。