さつまいもが旬の時期はいつ?種類・産地での違いは?レシピのおすすめも紹介!
【管理栄養士監修】さつまいもが旬の時期・季節はいつか知っていますか?今回は、さつまいもの旬の種類・産地での違いやより美味しく食べる方法を紹介します。おすすめのさつまいもの品種の紹介やさつまいものおすすめレシピも紹介するので、参考にしてみてくださいね。
(このページにはPRリンクが含まれています)目次
さつまいもが旬の時期はいつ?
秋が旬というイメージを持たれるさつまいもですがさつまいもの本当の旬がいつなのか知っていますか。今回はさつまいもの一番美味しい時期と、産地、品種やおすすめの調理法を紹介をしていきます。
さつまいもの旬・収穫時期は秋〜冬(9月〜1月)
さつまいもは9月頃に全国各地で収穫されます。そして数ヶ月の間冷暗所で保存され冬になる頃に食べごろ、つまり旬を迎えるということになります。収穫されたばかりのさつまいもも特徴的な味と風味で人気はありますが数ヶ月寝かせて追熟されたさつまいもはそれ以上ということになります。甘みが増して最高に美味しくなるのが12〜1月の時期です。
旬のさつまいもは栄養豊富
さつまいもの栄養について紹介します。さつまいもの栄養素野中で一番最初にイメージされるのが食物繊維ではないでしょうか。食物繊維の関係から便秘の解消にもいいとされるため女性に人気だというのが納得できます。どれくらい含まれているかというとじゃがいもの約2倍にもなります。
食物繊維以外にもお腹に優しい成分が含まれています。腸の運動を促進させ便を柔らかくしてくれる「ヤラピン」という成分も豊富に含まれています。
いしいひとみ
管理栄養士
食物繊維やヤラピンのほか注目すべき栄養素はビタミンCです! さつまいもに含まれるビタミンCの含有量はいも類ではトップクラス(^^) 一般的に熱に弱いビタミンCですが、さつまいもに含まれるデンプンがビタミンCを守ってくれるためさつまいものビタミンCは加熱しても、壊れにくいと言われています♪
(*さつまいもの栄養価・効能について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
さつまいもの旬は品種・産地で違う?
全国各地で気温差などがあるので収穫時期や旬を迎える時期が微妙に変わってきます。それではどの品種がどの産地でどういった特徴があるか紹介していきます。
①紅あずま(茨城県)
一般世間的にいうところの「ホクホク系」では全国的に安価で手に入る「紅あずま」が大人気です。そのしっとり&ホクホク感と濃厚な甘さを持つ紅あずまはさつまいもの代表格とも言えるでしょう。旬は12月〜1月です。
②安納芋(鹿児島県)
さつまいもの中でダントツの甘みをもつ品種として安納芋が挙げられます。その甘みはデザートやスープなどなど幅広い料理で使われその糖度は最高でも35〜40度前後になります。究極の甘さを求めるならば安納芋に決まりです。こちらも旬は12月〜1月に迎えます。
③なると金時(徳島県)
なると金時の大きな特徴が、黄金色に輝く見た目です。また、栗のようなホクホク食感&甘さも特徴でこちらもデザートに使われることが多い品種です。なると金時は11月から2月ごろまでが美味しい旬といえます。
④紅芋(沖縄県)
紅芋はヤムイモの一種で 、紫いも類はさつまいもの一種です。その鮮やかな色はポリフェノールが豊富に含まれ焼き芋はもちろんですが、蒸したりてんぷらにするととても美味。デザートにもよく使われ全国的に人気のお土産にもなっています。紅芋の旬は長く8月〜1月とされています。
(*さつまいもの品種・種類について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
旬のさつまいもをより美味しくいただくには?
旬のさつまいもをより美味しく、より甘く仕上げるにはどうしたらいいのか、知っておいて損はない情報を紹介します。
いしいひとみ
管理栄養士
追熟させる際にはできれば土つきのまま新聞紙に包んで冷暗所で保存するとよいと言われています!
収穫後に寝かせて熟成させる
さつまいもは秋に収穫されるのがほとんどですが、収穫されたばかりの状態のさつまいもはまだ水分が多く糖度が低い状態です。これを冷暗所に約2ヶ月ほど保存して追熟させると、余計な水分が抜けて糖度が増します。また、しっかりアルミホイルで包み水分が逃げすぎないようにじっくりゆっくり低温で焼く方法でも糖度が増していきます。
(*さつまいもの正しい寝かせ方について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
さつまいもの旬におすすめなレシピ
ここからはどんな品種のさつまいもでも簡単に作れるさつまいものレシピを紹介します。
①さつまいもチップス
さつまいものてっとり早いレシピの一つにチップスが挙げられます。手際よくスライサー等で油に直接入れながら揚げるだけです。温度は150度くらいが理想でじゃがいものチップスと違い糖度が高い分焦げやすいので注意が必要です。さつまいもは水分が少ないので揚がるまでの時間がとても短く手軽にできるレシピです。
詳しい作り方はこちら↓
②さつまいものコロコロサラダ
小さな角切りにしたさつまいもアク抜きしてボイルし、マヨネーズで味付けしたシンプルなサラダです。熱いうちに味付けするのがポイントです。
詳しい作り方はこちら↓
③さつまいものグラタン
さつまいもをペースト状にしてグラタンの具材にしています。シンプルな味付けでさつまいもそのものの味を楽しめます。玉ねぎとベーコンはよく炒めましょう。
詳しい作り方はこちら↓
さつまいもは旬が一番美味しい
さつまいもは紹介してもしきれないほどの品種がありとても魅力的な食材です。旬を迎える冬の時期に美味しいさつまいも料理を振舞ってみてはいかがでしょうか。