野菜の漢字・読み方50選！クイズ向きの難しい・1文字の漢字など一覧表で紹介！

オクラは漢字で陸蓮根と表記します。そのままではりくれんこんと読んでしまいそうですが、オクラと読むので注意が必要です。オクラは、江戸時代に日本に広まりましたがオクラの発音が訛ってオークラやオーカレと変化した説があり、おかれんこんと呼ばれていた時期もあるそうです。漢字に蓮根の文字が入るのは、この発音が由来とする説が有力となっています。

その名の通り少し辛味があるのが特徴のカラシナは、漢字で芥子菜と表記します。カラシナの由来は、辛い菜ということからきておりカラシナの特徴である葉や種子に辛味があることが理由です。芥だけでもカラシナのことを意味し、芥子でカラシナの種のことを表しているので参考にしてください。

キャベツは日本人に馴染みのある野菜の一つで、甘藍と表記する難読漢字の野菜です。キャベツは江戸時代に輸入され、当時は観賞用であったために葉牡丹という表記で広まりましたが、中国語で同じ意味を表す甘藍を当てられたことがこの漢字の由来とされています。

（＊キャベツの漢字表記について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。）

春と秋の2回の旬があるカブは、漢字1文字で蕪と表記します。この漢字になったのは、かぶらに由来しており、中国語で同じ意味を持つ蕪菁を当てはめた後に菁を省略したようです。カブ自体の名称の由来は諸説ありますが、カブの根が頭に似ていることから、頭を意味するかぶりが由来とする説が有力になります。

自然の甘味がおいしいカボチャは漢字で南瓜と表記します。カボチャは、ポルトガル人からカンボジアの野菜として広められ、当初はカボチャ瓜と呼ばれていました。その後、瓜が省略されてカボチャと呼ばれるようになり、漢字には南蛮渡来の瓜という意味を込めて南瓜と使われるようになったようです。

花のような見た目のカリフラワーは、漢字で花椰菜と表記します。普段カリフラワーはカタカナで表記されることが多いため、今回初めて知ったという人も多いでしょう。カリフラワーは和名でハナヤサイと呼びますが、これに花椰菜を当て字したことが由来とされています。

ちなみにブロッコリーの和名はメハナヤサイで、これは当て字で芽花椰菜と表記され、カリフラワーと少し似ています。

夏野菜の一つであるキュウリは漢字で胡瓜と表記します。胡という字には中国の北西方の民族を指す意味があり、キュウリは中国人によってシルクロードを渡り広められた瓜ということからこの字が当てられているようです。また、キュウリは黄瓜とも表しますが、普段口にするキュウリは成長段階のもので熟すと黄色く変色することから黄色い瓜と表す説もあります。