キャベツを漢字で書くと「甘藍」「玉菜」のどっち?由来・意味やロールキャベツの漢字表記なども紹介!
キャベツを漢字でどう書くか知っていますか?今回は、キャベツの漢字は「甘藍」or「玉菜」のどっちかや、由来や意味についても紹介します。ロールキャベツの漢字や〈レタス・ピーマン〉など、キャベツ以外の野菜の難読漢字も紹介するので、参考にしてみてくださいね。
目次
キャベツ以外にも、読み方が難しい野菜がいくつかあります。ここでは、キャベツ以外の野菜の難読漢字を3つ取り上げ、その由来や意味も合わせて紹介します。
①レタス:萵苣
レタスは漢字で萵苣と書き、これは中国から伝わった言葉です。萵は古代にあった現在は不明の国名をさし、苣には葉っぱの意味があります。しかし、萵苣の漢字を調べていくと必ずしもレタスをさすわけではなく、サラダ菜やサンチュなどのキク科の野菜を意味するようです。そのため日本ではレタスを漢字表記することはなく、カタカナにしています。
(*レタスの漢字について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
②ピーマン:甘唐辛子
ピーマンは漢字で甘唐辛子と書き、その語源はフランス語で唐辛子を意味するpiment(ピマン)です。日本に唐辛子が伝わったのは江戸時代で、ポルトガル人は持ち込みました。その後、明治時代に辛味がない唐辛子も伝来したのですが、それをピーマンと呼ぶようになったとされています。
③セロリ:清正人参
セロリは漢字で清正人参と書き、その由来は安土桃山時代にあるとされています。豊臣秀吉の命を受けて朝鮮出兵した加藤清正が、日本にセロリを持ち帰ってことが由来のようです。画像はセロリの若苗ですが、スーパーで見かける姿とだいぶ違います。
(*他にもある野菜の難読漢字について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
キャベツの漢字は「甘藍」
今回は、キャベツの漢字は甘藍と玉菜のどちらが正しいのかや、由来や意味についても紹介しました。現代で流通しているキャベツは食用ですので、甘藍が正しい漢字表記です。この機会に覚えておくとよいでしょう。