クリガニとは?食べ方や茹で方は?旬の時期やレシピも紹介!
クリガニ(栗蟹)の食べ方を知っていますか?今回は、クリガニの茹で方・捌き方など含め、美味しい食べ方・レシピを紹介します。あまり知られていないクリガニの旬の時期や味わいのほか、毛ガニとの違いなども紹介するので、参考にしてみてくださいね。
目次
魚屋やスーパーで売られている新鮮なクリガニは1匹丸ごとが多いですが、クリガニはどのように茹でたり捌いたりすれば良いのでしょうか。ここでは、動画も併せながらクリガニの美味しい茹で方や捌き方を紹介します。
クリガニの茹で方
クリガニの茹で方は下記の手順です。
1.タワシで表面の汚れを洗い落とす
2.鍋にカニが浸かるほどの水を入れる
3.塩を入れて、沸騰させる
4.クリガニの足を縛る
5.沸騰した塩水にクリガニを入れる
6.落し蓋をする
7.クリガニを入れてから10分~15分茹でる
8.最後に茹でた後に出る白い泡を洗い流す
クリガニを茹でる際のポイントは沸騰したお湯で茹でることで、水の状態からカニを入れてしまうと水にクリガニの旨みが溶け出てしまいます。塩水の塩分濃度は水に対して約3%~4%の量の塩を入れて調理すると良いでしょう。
また、クリガニを入れる際は輪ゴムなどで足を縛り、美味しいカニミソが流れ落ちないように、甲羅を下にしてお湯に入れるようにすると良いです。新鮮なうちに茹でて下処理を済ませておくことで、その後様々な料理に簡単にアレンジが出来て便利です。
クリガニの殻の剥き方・捌き方
クリガニの捌き方は下記の通りです。
1.クリガニを茹でる
2.ふんどしと足をはずす
3.お尻の方から甲羅をはずす
4.口を取る
5.足の際をカットして、身を取り出す
6.口とエラを取る
7.胴体を縦半分に切って、その後横半分に切る
8.胴体の身を取り出す
クリガニはまず蒸す・茹でるなどして加熱してから捌きます。最初にふんどしと呼ばれるお腹の三角形の部分と足を取りはずし、甲羅を外します。クリガニはカニミソも美味しいので、落とさないように注意しながら甲羅を外しましょう。足の身は小さいので取り出しにくいですが、ハサミで際をカットすると簡単にとることができます。
クリガニの食べ方の注意点・ポイント
クリガニはまだあまり知られていないカニですが、食べる際にはいくつか注意点やポイントがあります。ここでは、クリガニの美味しい食べ方や食べる際に注意すべきポイントについて紹介します。
①生食よりも蒸し・茹でが美味しい
蒸し・茹での食べ方は、クリガニの旨みが凝縮して甘みが増すため、生食よりも美味しく食べることができます。また、クリガニは海の中で生息する生き物なので、どうしても雑菌や寄生虫がついていることがあります。それらを死滅させる意味でも、生食ではなくしっかりと火を通してから食べた方が良いでしょう。
ただし、加熱しすぎると味が落ちてしまう可能性があるので、適度に火を通すように心がけてください。
②寄生虫がついていることが多い部位などは食べない
クリガニの下記の部分は寄生虫が付いている可能性があるため、食べない方が良いです。
・エラ
・腸
・胃
・心臓
クリガニには前述した通り寄生虫がついている可能性があり、寄生虫は特に上に挙げたような内臓部分に寄生することが多いです。そのため、クリガニの甲羅を外したらカニミソだけを食べ、出来るだけそれ以外の部分は除去することをおすすめします。寄生虫が付いたまま食べてしまうと、ひどい腹痛や下痢などを起こすこともあるので注意が必要です。
③死んでいる個体はまずいので購入時に選ばない
クリガニは死んでいる個体を選ぶとまずいので、お店で選ぶ際は下記のような特徴を持つクリガニを選ぶことをおすすめします。
・生きているもの
・動きがいいもの
・甲羅の色が茶色っぽいもの
・北海道産やオホーツク海産のもの
クリガニなどのカ二類は死んでしまうと新鮮さがなくなり腐り始め、時間が経つと異臭も生じて美味しくなくなります。そのため、お店で買う際は出来るだけ生きていて、尚且つ動きが良い新鮮なものを購入することをおすすめします。また、美味しいクリガニは甲羅の色が濃く茶色っぽい色で、持った時にずっしりと重みがあるのが特徴です。
クリガニの食べ方・レシピのおすすめ
ここからは、クリガニの旬の春の時期に、新鮮で美味しいクリガニが手に入った際におすすめのアレンジ方法を紹介します。クリガニが入った時には是非作ってみてください。
①クリガニの味噌汁
新鮮なクリガニの旨みが汁に溶けだした、濃厚でコクのある味わいの味噌汁にする食べ方もおすすめです。しっかりと洗ったクリガニを火にかけて出汁を取ることで旨みが凝縮され、かつお出汁などとはまったく違った味わいに仕上がります。