さつまいもは葉っぱも食べれる?栄養は?食べ方・レシピおすすめ5選を紹介!
【管理栄養士監修】さつまいもは葉っぱも食べられると知っていますか?今回は、さつまいもの葉っぱの味・食感にくわえ、栄養素・効能も紹介します。さつまいもの葉を使ったレシピのおすすめ5選も紹介するので、参考にしてみてくださいね。
目次
さつまいもの葉っぱは食べられる?

さつまいもの葉っぱを食べる機会はあまり無いかもしれませんが、実は食べられます。ここでは、さつまいもの葉っぱが食べても大丈夫なのかどうか、また食べた時の味や食感についても紹介します。
食べても問題ない
さつまいもの葉っぱが食べられることは、あまり知られていません。しかし、さつまいもの葉っぱは、たくさんの栄養素が含まれている健康食材です。中国の福建省では、家庭料理としても頻繁に食べられています。
鈴木真美
管理栄養士
なかなか販売されていることはないので、ご自身で栽培してみるのも良いですし、農家さんにお願いしてみるのも良いですね。 美味しい食べ方等教えてもらえるかもしれません。
さつまいもの葉っぱの味・食感
適切に調理すれば美味しく栄養素も高いさつまいもの葉っぱですが、生で食べることはあまりおすすめしません。なぜならば、さつまいのも葉っぱは、生で食べると、パセリ以上の青臭さがあるからです。さつまいもの葉っぱは、味付けをしたり、火を通して食べるのであれば、とても有能な食材と言えるでしょう。
さつまいもの葉に含まれる栄養素・効能は?

さつまいもの葉っぱには、実は身体に良い栄養素がたくさん含まれています。ここでは、さつまいもの葉っぱに含まれている栄養素や、その効能について紹介します。
①ビタミンC
さつまいもの葉っぱには、ビタミンCが豊富に含まれています。ビタミンCが人間の身体に必要不可欠なことはよく知られていると思います。しかし、ビタミンCは、人間の体内で生成することができない栄養素です。
ビタミンCを摂取することで得られる効能は、イライラを防ぐ、貧血予防、抗酸化作用、動脈硬化の予防、メラニン色素の生成抑制など様々です。さつまいもの葉っぱから、効率よくビタミンCを摂取できると良いですね。
②アントシアニン
さつまいもの葉っぱには、アントシアニンが含まれています。ポリフェノールの一種であるアントシアニンは様々な健康効果が期待できるので、サプリメントしても使われている栄養素です。アントシアニンを摂取することで得られる効能は、視力の回復、老化に伴う脳機能低下の抑制、抗酸化作用、免疫機能の向上などです。
③ビタミンB2
さつまいもの葉っぱには、ビタミン B2が含まれています。ビタミンB2は、別名発育ビタミンとも呼ばれています。三大栄養素である糖質・脂質・タンパク質をエネルギーへ変換する働きを助けてくれるのです。不足すれば、倦怠感や口内炎の原因となります。
ビタミンB2を摂取することによって得られる効能は、代謝アップによるダイエット効果、貧血予防、子供の成長促進、髪の毛や爪に艶が出るなどです。さつまいもの葉っぱでビタミンB2をしっかり摂取しましょう。
鈴木真美
管理栄養士
葉だけでなく、さつまいものつるも食べられます。 食物繊維やビタミン、ミネラルが豊富なので 手に入ったときには葉もつるも美味しく調理して召し上がって下さいね。
(*さつまいもの栄養素と効能について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
さつまいもの葉っぱの食べ方・レシピ【茎ごとOK】

さつまいもの葉っぱは、味付けや調理方法を工夫することで美味しく食べられます。ここでは、さつまいもの葉っぱや茎のレシピを紹介します。
①さつまいもの葉の天ぷら
さつまいもの葉っぱの調理方法として、最もポピュラーなものが天ぷらです。調理のポイントは、葉や茎同士がくっつかないように、別々に油で揚げることです。少し面倒かもしれませんが、程よい苦味のある美味しい天ぷらが出来上がります。
↓詳しい作り方・手順はこちら↓
②さつまいもの葉の炒め物
さつまいもの葉や茎は、炒め物にするのもおすすめです。葉と茎を丁寧に水洗いして、キッチンペーパーで水分を拭き取れば、炒める時に油がはねません。準備から完成まで約3分ほどですので、時短料理としておすすめの食べ方です。
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③さつまいもの葉のスープ
さつまいもの葉を柔らかくしっとり食べたいならば、スープとして調理するのがおすすめです。葉と茎をちぎって沸騰したお湯に入れ、塩と胡椒で味付けするだけで完成します。忙しい朝の汁物としてもおすすめの食べ方です。
↓詳しい作り方・手順はこちら↓
④さつまいもの葉のおひたし
さつまいもの葉や茎は、お浸しにして食べてもとても美味しいです。醤油と鰹節での味付けが基本ですが、お好みでめんつゆやポン酢の味付にしても美味しいです。少し濃い目の味付けにすれば、ご飯のお供として重宝しますよ。
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⑤さつまいもの葉と茎の佃煮
佃煮にすれば、冷蔵庫で数日間保存することも可能です。味付けは、酒・醤油・みりん・砂糖が基本ですが、お好みで擦った白ごまを入れるとさらに風味が良くなりますよ。
↓詳しい作り方・手順はこちら↓
さつまいもは葉っぱも無駄なく食べよう
さつまいもは美容と健康にとても良いことで、最近注目されている食材です。あまり調理に使われない葉や茎も、ひと工夫すれば栄養豊富で美味しい食材になります。さつまいもを半分に切ってプランターに植えておけば、継続的に葉や茎を収穫できますよ。葉や茎も無駄なく料理に使えますので、是非普段の料理にも活かしてください。