サラダの由来・語源は英語からではない?意味や言語別の発音なども紹介!
「サラダ」の由来・語源・意味について知っていますか?英語なのでしょうか?今回は、サラダの語源は何語から来ているのかや、名前の意味についても紹介します。サラダの<中国・スペイン>などの言語の発音も紹介するので、参考にしてみてくださいね。
目次
サラダの意味は?
ここまでサラダの語源と各国での発音を紹介してきましたが、そもそもサラダという言葉にはどのような意味があるのでしょうか?ここからはサラダという言葉の意味を説明していきます。
サラダの意味は「塩で味付けした料理」
サラダはラテン語で塩を意味するsal(サル)からの派生、もしくは塩で味付けするという意味のsalare(サラーレ)からの派生であるといわれています。サラダのルーツは古代ギリシャ時代であり、当時は生野菜に塩を振って食べていました。
現代風のドレッシングをかけるスタイルが確立したのは、古代ローマ時代とされています。その頃にはオリーブオイルや酢などをドレッシングとして生野菜にかけたり、魚やお肉を混ぜたりするなど、さまざまなサラダが生まれました。
レタスサラダは「ハネムーンサラダ」と言われている
特に英語圏ではレタスだけのサラダのことをハネムーンサラダと呼んでいます。「レタスだけ」という言葉を英語にすると「lettuce alone」になります。これを「let us alone(私たちを二人きりにしてください)」に掛けて、ハネムーンサラダのようなロマンチックなネーミングがつけられました。
レタスだけのシンプルなサラダにはなりますが、ロマンチックな意味を持っているサラダなので、覚えておくと役に立つかもしれません。
ちなみに味・油の「サラダ」の意味って?
サラダと一概に行っても、野菜以外にも油やスナック菓子などにもサラダという言葉が使用されるのを見かけます。ここからはサラダ油やサラダ味について説明していきます。
①サラダ油について
サラダ油は生でも使用できる食用油という意味を込めて、名前に「サラダ」が付けられた油です。サラダ油は1920年代に発売されたのですが、当時の日本では主に油は揚げ物などで使用されており、生で食べることはなかったそうです。
しかし、西洋では油は生のまま野菜にかけるドレッシングのような用途で使われることも多くありました。そうした理由から、野菜などにも使用でき、生でも食べることのできる高品質な食用油をサラダ油と名付けたと言われています。
(※サラダ油について詳しく知りたい方はこちらを読んでみてください。)
②サラダ味について
1960年代にサラダ油を絡めて塩をまぶしたせんべいが発売されようとしていましたが、当時、その味のネーミングに苦慮していました。そこで和風の塩味よりもおしゃれなイメージを持たせる意味で、サラダ味と名付けたそうで、これが現在でも多く見かけるサラダ味の始まりとなったそうです。
当時は高級感のあるイメージとして市民に受け入れられ、その後サラダ油をからめた塩味は、スナック菓子では定番の味となっていきました。
(※サラダ味について詳しく知りたい方はこちらを読んでみてください。)
サラダの由来や意味について覚えておこう
ここまで意外と知られていないサラダの語源やその意味、さらにはサラダの派生単語について説明してきました。サラダはポルトガル語で、もともとの意味は「塩で味付けした料理」です。各国でサラダの呼び方は異なりますが、各国での発音を理解しておけば、旅行の際などに役に立つので覚えておきましょう。