サザエの砂抜きの方法は?かかる時間は?下ごしらえやつぼ焼きの作り方などを紹介!
サザエの砂抜きの方法を知っていますか?サザエには砂袋があります。今回は、サザエの砂抜きの仕方や、かかる時間に加えて、下処理の仕方や、保存方法も紹介します。砂抜きしたサザエでのつぼ焼きの作り方や、焼き方も紹介するので、参考にしてみてくださいね。
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サザエの砂抜きの方法は?時間はかかる?
貝類の中でもファンの多いサザエですが、サザエの砂抜き方法を知っている人は少ないかもしれません。ここではサザエの砂抜き方法や砂抜きにかかる時間、注意するポイントについて解説します。
サザエを濃度3%の塩水に入れて一晩置く
サザエの砂抜きを行う際は、まずボールに1Lの水と塩30gを入れて3%の塩分濃度の塩水を作り、温度が15℃~20℃の状態で置いておきましょう。塩水の中で2~3日かけて砂を吐くので、途中で1~2回ほど塩水を変えてください。ただしサザエは岩場に生息し海藻を食べているので、アサリなどと違って砂が入っている可能性は低いです。
さらに市販品のサザエは砂抜き済のものが多いので、通常砂抜きは必要ありません。魚市場などで買う時は、砂抜きの必要があるか店の人に確認すると良いでしょう。
サザエは死んでしまうと砂を吐かないので要注意
サザエを砂抜きする際には、サザエを砂抜きの前に死なせてしまわないよう注意してください。サザエは冷えすぎると死んでしまい砂を吐かなくなるので、冷蔵庫に入れるのはやめましょう。サザエは生きているときは触ると蓋を固く閉めますが、死んでいるサザエは触ってもだらしなく蓋が開いていることが多いのが、死んでいるかを見分けるポイントです。
万が一サザエが死んでしまった時は生食は避けて、特に腐りやすい肝の部分は食べずに廃棄しましょう。身や貝柱の部分もよく洗って十分加熱したうえで食べることをおすすめします。
サザエは砂抜きしなくても下ごしらえすれば大丈夫?
前述の通りサザエを砂抜きする場合は2~3日を要し、塩水の入れ替えなどの手間がかかります。サザエは砂抜きしなくても下ごしらえすれば大丈夫だとも言われますが、事実なのでしょうか。
サザエは下処理の際に砂袋を取ると砂がなくなる
サザエは肝の部分の渦巻き模様の部分に砂が溜まるので、そこの砂袋を取ることで、砂抜きをしなくても砂がなくなり美味しく食べられます。砂袋の色は雄雌で違い、雄のサザエは白っぽい色をしていて、雌は黒っぽい緑色をしています。
サザエの下処理の仕方
サザエの下処理の方法は以下の通りです。
①ナイフをサザエに差し込み頭の部分を外す
②指を差し込み残った貝柱と肝を取り出す
③サザエの蓋と身を切り離し赤い口を切り離す
④肝から貝柱とヒモを切り離す
⑤砂袋のある渦巻き模様から下を切り離す
⑥肝を水で洗ってタオルで水分を取る
⑦身・貝柱・ヒモは塩もみをして水でよく洗いタオルで水分を取る
指を差し込むときは貝柱と貝の間に指を差し込み剥がすようにしましょう。ヒモには苦みがあるので苦手な人は食べずに廃棄し、また渦巻き模様から下は砂袋と内臓で、基本は食べない部分なのでこちらも廃棄します。下処理を終えてきれいに洗ったサザエは刺身・もと焼き・つぼ焼きなどで楽しめます。
砂抜きしたサザエの保存方法・期間は?
砂抜きしたサザエはどのくらい日持ちがするものなのでしょうか。次はサザエの保存方法と保存期間について解説します。
サザエを短期間保存する場合は冷蔵する
サザエを短期間保存する場合は、以下の方法で冷蔵しましょう。
①サザエが並べられる深い容器に新聞紙を敷く
②3%の塩水を作り新聞紙に染み込ませる
③サザエを並べ上から濡れた新聞紙をかける
④冷蔵庫の野菜室に入れる
サザエは酸素がないと死んでしまうので、密閉はせずに呼吸ができるようにしましょう。またサザエは蓋を下側に向けて並べ、冷やし過ぎないように野菜室で保存します。このように保存すると夏場は2~3日、冬場は3~4日保存が可能ですが、サザエは傷みやすいのでなるべく早く食べてください。
なお、下ごしらえまで終わっている調理済みのサザエは当日中に食べきることをおすすめします。