カースマルツゥはどんなチーズ?食べてみた味の感想や日本での販売情報を解説!
「カースマルツゥ」というチーズを知っていますか?特殊な方法で発酵させたチーズです。今回は、カースマルツゥの作り方・発酵の原理に加え、味わい・食べ方を食べた人の感想を元に紹介します。カースマルツゥの危険性や、日本で販売されているのかも紹介するので参考にしてみてくださいね。
目次
- カースマルツゥとは?どんなチーズ?
- チーズ「ペコリーノサルド」を特殊な方法で発酵させたチーズ
- カースマルツゥの作り方と発酵の原理
- カースマルツゥを「ウジ虫」を使って発酵させる
- カースマルツゥの味わい・食べ方は?
- カースマルツゥを食べてみた人の感想
- カースマルツゥの食べ方
- カースマルツゥは食べるのは危険?理由は?
- ①チーズが過剰発酵しており危険
- ②アレルギーを発症する可能性がある
- ③食べたウジ虫が体内に寄生する可能性がある
- ④食べる際にウジ虫が飛んで失明する可能性がある
- カースマルツゥを食べるには?日本では無理?
- カースマルツゥの危険性から販売自体が禁止されている
- 当然、日本でも通販含めは販売されていない
- どうしても食べたい場合はイタリア・サルディーニャ地方へいけば食べられるかも
- カースマルツゥが食べたい方は自己責任で!
カースマルツゥの食べ方
カースマルツゥが食卓に供される時にはウジ虫が逃げ出さないように容器や紙袋に入って出てきます。ウジ虫をそのまま食べた場合はほのかな苦味を感じるようですが、紙袋を閉じたままウジ虫が窒息してピチピチという音がしなくなるのを待ってから食べる人もいるので好みが分かれる苦味と言えるでしょう。
また、一緒に飲食するものは赤ワインのほかにメロン、生ハムと一緒に食べるのがおすすめです。
カースマルツゥは食べるのは危険?理由は?
カースマルツゥはおいしく病みつきになる人もいますが、実際に食べるのは危険と言われています。さまざまな理由があるので危険な理由をいくつか紹介します。実際に食べる時には自己責任で食べてください。
①チーズが過剰発酵しており危険
カースマルツゥはウジ虫にチーズを食べさせて消化したものです。この発酵のさせ方は、他のチーズの数倍の速度で進むので過剰発酵している可能性があります。ほとんど腐敗に近いことがあるため、食中毒を起こす危険があるので無理に食べない方が良いでしょう。
②アレルギーを発症する可能性がある
カースマルツゥにはウジ虫が非常に多く住みついており、全て取ってから食べるのは困難です。結果的にウジ虫も一緒に食べることになるのですが、アレルギー症状を起こすこともあるようです。重篤になることはありませんが、食べてみてからでないとわからない症状なので、自己責任となります。
③食べたウジ虫が体内に寄生する可能性がある
カースマルツゥと一緒に食べたウジ虫は胃酸によって一緒に消化されることになりますが、一部のウジ虫は死滅せずに胃のなかに留まります。胃の壁を食い破って腸の中に寄生するヨウソ症となる危険もあり、かなり危険と言えるでしょう。吐き気などを引き起こす症状が出ます。
④食べる際にウジ虫が飛んで失明する可能性がある
カースマルツゥを食べる場合大きな塊を切ってから食べるのですが、その時に生きた蛆虫が飛び跳ねることがあります。ジャンプ力が高く最大で15センチも跳ねることがあるので、ウジ虫が目に入り失明する危険性もあります。食べる時も跳ねることがあるので、慣れない人がカースマルツゥを食べるときはゴーグルの着用が推奨されているほどです。
カースマルツゥを食べるには?日本では無理?
カースマルツゥを日本で食べることはできないのでしょうか。スーパーのほか、輸入食品店などに行ってもカースマルツゥを見かけることはありません。どうしても食べたい時にはどうしたら食べられるのかを紹介します。
カースマルツゥの危険性から販売自体が禁止されている
カースマルツゥは前述で紹介した部分から、危険性の食べ物であり汚染されたものの位置付けであることからEU内でカースマルツゥの販売が禁止されています。違法なので摘発された時には罰金を払うことになっているため、イタリアであっても簡単には食べられないものの扱いです。
当然、日本でも通販含めは販売されていない
EU内でカースマルツゥを販売するのは禁止となっているため、日本に輸出もされていません。個人輸入等もできないので、ネット通販なども含めて販売はされておらず、日本でカースマルツゥを食べるのは不可能です。