柏餅の葉っぱは食べる?食べない?葉の種類・正体やついている意味・役割も解説!
柏餅の葉っぱはいつもどうしていますか?桜餅の葉は食べられますが、食べるのが正解なのでしょうか?今回は、柏餅の葉っぱを食べる人の割合・地域や、柏餅に葉っぱをつける意味・由来なども紹介します。柏餅の葉っぱの種類や表裏の意味に加えて、柏餅の作り方も紹介するので参考にしてみてくださいね。
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柏餅の葉っぱってどうしてる?
初夏や春の訪れを感じさせる柏餅や桜餅は、どちらも餡の入った餅や餅米を葉っぱで包んだ和菓子です。桜餅の葉っぱは塩漬けにされているので一緒に食べることもできますが、柏餅はどのようにして食べている人が多いのでしょうか。今回は、柏餅が葉っぱに包まれている意味について、詳しく紹介します。
柏餅の葉っぱは食べる?食べない?
端午の節句に楽しまれている柏餅ですが、葉っぱは食べることが出来るのでしょうか。ここでは、柏餅の葉っぱは食用とされているのか解説していきます。
柏餅の葉っぱを食べる必要はない
柏餅の葉っぱは硬く苦みもあり、美味しいと感じる人の割合は少ないので、食べる必要はありません。柏餅の葉っぱは食べてしまったとしても体に害はありませんが、柏餅の食感や味わいを邪魔し、栄養もほとんど存在しないため食べるメリットはないと言えます。柏餅の葉っぱを食べる風習のある地域も見られないので、葉っぱは残すことが一般的な食べ方です。
柏餅の葉っぱでアレルギーっぽい症状がでても心配は不要
柏餅の葉っぱには、オイゲノールと呼ばれる、害虫から身を守るための植物成分が含まれています。オイゲノールは強い殺菌・抗菌作用を持つため、人によっては柏餅を食べた時に、葉っぱに触れた唇がピリピリと感じることがあるようです。
このアレルギーのような症状は、時間が経てば治まるケースがほとんどですが、なかなか改善しない場合や蕁麻疹が出た時は医師の診察を受けてください。
柏餅に葉っぱをつける意味ってあるの?
柏餅に葉っぱをつけることには、どのような意味があるのでしょうか。ここでは、柏餅に葉っぱがついた由来や役割などについて、詳しく紹介します。
柏餅に葉っぱがついた由来・歴史
柏餅に葉っぱがついた由来は、柏の木は春に新芽が育つまで枯葉が落葉しないため、古くから子孫繁栄を意味を持つ縁起のよい植物とされていたからです。
柏餅は江戸時代に誕生し、後継ぎが途切れないように、男の子の成長を祝う端午の節句に縁起物として食べられるようになったといいます。この文化は江戸を中心に発展し、その後の参勤交代によって日本中に広がりました。
柏餅に葉っぱがついている意味・役割
柏餅に葉っぱがついている意味や役割は下記の通りです。
・日持ちを長くする
・餅が固くなりにくい
・香りが豊かになる
・手が汚れにくく、食べやすい
柏餅の葉っぱには、縁起が良いといった理由のほかにも、上記のような意味や役割があります。柏の葉っぱに含まれるオイゲノールには、前述した通り強い抗菌作用があるため、冷蔵庫の無い時代にも柏餅の日持ちを長くすることに役立ちました。
葉っぱには柏餅の食味を上げる効果もあり、餅の乾燥を防いで柔らかく保ち、柏の葉っぱ特有の香りを付ける役目もあります。また、柏餅を食べる際にも葉っぱに包まれているため食べやすく、日本では古くから食器の代用や食品を包むために使われてきた植物です。
柏餅の葉っぱの表裏にも意味があるって本当?
柏餅の葉っぱの表裏を、気にする人は少ないかもしれません。ここでは、柏餅の葉っぱの表裏の持つ意味について、詳しく見ていきましょう。