新玉ねぎの旬・収穫時期は?選び方や保存法〜食べ方のおすすめまで紹介!
【野菜ソムリエ監修】新玉ねぎはどんな玉ねぎか知っていますか?普通の玉ねぎと違い、収穫時期が限られています。今回は、新玉ねぎの旬の時期や〈淡路島・北海道〉など名産地と収穫時期の関係を紹介します。新玉ねぎの選び方・保存法や〈サラダ〉など、美味しい食べ方・レシピも紹介するので参考にしてみてくださいね。
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新玉ねぎが旬の時期はいつ?
玉ねぎは1年中手に入る野菜ですが、新玉ねぎの旬の時期はいつなのでしょうか。新玉ねぎの旬や名産地などを、詳しく紹介します。
新玉ねぎの旬の時期・季節は3月〜5月
新玉ねぎの旬は3月~5月で、この時期になるとスーパーマーケットや青果店に並び、春や初夏の訪れを感じられる野菜として親しまれています。新玉ねぎの種類によっては1月に収穫されるものもあり、長ければ7月ごろまで手に入れることが可能です。
新玉ねぎの名産地と収穫時期の関係
新玉ねぎの名産地と収穫時期は以下の通りです。
・静岡県/1月~3月
・愛知県/1月~4月
・宮崎県/1月~5月
・兵庫県/3月~7月
・佐賀県/3月~5月
日本各地で新玉ねぎは生産され、静岡県や愛知県、宮崎県では冬の間に収穫されることもあるようです。その中でも宮崎県ではさまざまな品種の新玉ねぎが栽培され、空飛ぶ新玉ねぎといったユニークな名前をしたものもあります。淡路島を新玉ねぎの名産地とする兵庫県では、夏まで新玉ねぎの収穫があることが特徴です。
玉ねぎの収穫量が全国2位の佐賀県では、春から初夏にかけて新玉ねぎの収穫が行われます。しかし、玉ねぎの収穫量が全国1位の北海道は、新玉ねぎの名産地には入っていません。これは、新玉ねぎは秋に植えて春に収穫されますが、北海道は雪解け後の春に玉ねぎの作付けが行われるからです。
ふじかわなおこ
野菜ソムリエ
空飛ぶ新玉ねぎは冬の日照時間が長く快晴日が多い宮崎県延岡市の気候の特性を生かして育てられている極早生の玉ねぎで1月末ごろから市場に出回ります。
「新玉ねぎ」と「玉ねぎ」の違いは?
味わえる期間の短い新玉ねぎですが、1年中流通している玉ねぎとはどのような違いがあるのでしょうか。ここでは、新玉ねぎと玉ねぎの違いを詳しく解説します。
「新玉ねぎ」は収穫後速やかに出荷される
玉ねぎは多くのものが5月~6月に収穫されますが、それを3月~5月に早獲りし、収穫後速やかに出荷されたものが新玉ねぎと呼ばれます。新玉ねぎの皮は薄く白いことが特徴で、これは収穫されて間もないため、水分量が多いからです。
対して玉ねぎは保存性を高めるため、収穫後約1ヶ月間風にさらして乾燥させ、皮の部分が茶色くなってから出荷されます。このため、新玉ねぎは玉ねぎに比べ水分量が多く、辛味の少ない味わいとみずみずしい食感が特徴です。
(*新玉ねぎと玉ねぎの違いについて詳しく知りたい方はこちらを読んでみてください。)
新玉ねぎの選び方や保存方法は?
新鮮でおいしい新玉ねぎを、見分けるコツはあるのでしょうか。ここでは、新玉ねぎの選び方や保存方法を紹介します。
新玉ねぎの選び方のポイント
新鮮な新玉ねぎは、以下のような特徴があります。
・押したときに柔らかくない
・ずっしりと重みがある
・表面に艶がある
・玉ねぎの上部が細く締まっている
新玉ねぎは水分量が多いため玉ねぎより日持ちが短く、押したときに柔らかいものや持つと軽いものは、収穫から長期間経過している可能性があります。また、表面に傷があるとその部分から傷みやすいので、艶があり上部の切り口も細く締まったものを選ぶと良いでしょう。