中国八大料理「湖南料理」とは?味わい・辛さなど特徴は?代表メニューのレシピも紹介!
中国八大料理の1つ「湖南料理」はどんな料理か知っていますか?日本ではあまり馴染みのない湖南料理ですが、今回は、湖南料理の〈味わい・風味・彩〉の特徴や発祥の歴史について紹介します。湖南料理の代表的な料理・メニューのレシピも紹介するので参考にしてみてくださいね。
(このページにはPRリンクが含まれています)目次
湖南料理ってどんな料理?
中国料理と言えば四川料理や広東料理が有名ですが、その中の一つに湖南料理と呼ばれるジャンルが存在します。湖南料理は日本ではなかなか馴染みのない名前で、初めて聞く人も少なくないでしょう。ここでは湖南料理について、発祥の歴史などを中心に紹介します。
湖南料理は中国八大料理の1つ
湖南料理は中国八大料理の1つです。中国の料理は八つの地域ごとに区分され、それぞれ名前が付いています。大陸の沿岸部から山東料理・江蘇料理・福建料理・浙江料理・安徽料理・広東料理が存在し、内陸部には四川料理と湖南料理があります。なお、日本ではこれらを、山東料理、上海料理、広東料理、四川料理と4つに分けるのが一般的です。
その中で、湖南料理は主に四川料理として日本では紹介されています。
湘南料理の発祥の歴史
湖南料理の発祥の歴史は、今から100年以上前の清王朝末期から中華民国の初期に遡ります。当時の清王朝の役人が各地へ出向く際に、それぞれ専属の料理人を連れていき、日々現地の風土を生かした料理を作らせました。その料理が各地で定着し、いわゆる中国八大料理が誕生し、湖南料理もその一つとして確立されていったと言われています。
湖南料理の特徴は?
中国では湖南菜(フーナンツァイ)または湘菜(シャンツァイ)と呼ばれる湖南料理ですが、その特徴はどのようなものなのでしょうか。ここでは湖南料理の味わいや風味、見た目などの特徴を紹介します。
①味わい・風味の特徴
中華料理で辛い料理と言えば四川料理のイメージが強いですが、その四川料理と同様か、それ以上に辛いと言われるのが湖南料理です。
四川料理の特徴は麻辣(マーラー)と呼ばれる痺れるような辛さですが、同じ辛味でも湖南料理は酸辣(スワンラー)と表現されます。酸辣とはお酢などの酸味を表すもので、以上の事から湖南料理は辛くて酸っぱい料理と言えるでしょう。
また、醤油味が強く油を多めに使って炒めるという特徴もあります。他にも発酵や燻製、ハーブを使ったものなど調理法は多岐に渡り、まだ知られていない料理も数多くある事でしょう。以下に、湖南料理を味わった人の感想を2つ紹介します。
Twitterの口コミ
<59>「これ以上責めないで!」湖南料理の酸味、辛さ、香りの襲来に放心状態……(三軒茶屋「湖南菜 香辣里」) | 朝日新聞デジタル&M(アンド・エム) https://t.co/T8cszx0hYU
Twitterの口コミ
大久保の湖南料理店『淘湘記』は、界隈ですすむ中華料理の多様化の象徴。湖南料理の特徴「すっぱ辛」で旨いのはもちろんですが、一番の驚きはそのハンパない盛りっぷりの良さでした!
#favy #大久保 #新大久保 #新宿 #湖南料理 #中華
②彩・見た目の特徴
辛くて酸っぱい味もさることながら、湖南料理は赤やオレンジ、緑などの色鮮やかな見た目も特徴です。その彩は、赤や青の唐辛子を生のままや乾燥したものなど料理によって使い分けたり、色とりどりの野菜を使ったり事で表現されるものです。また、湖南料理は盛り付けや器選びにもこだわります。
特に包丁の使い方は有名で、16種類もあると言われる包丁捌きで、舌だけでなく目も楽しませてくれる料理です。
湖南料理の代表料理・メニューのレシピ
湖南料理にはどのようなメニューがあるのでしょうか。前述のように、四川料理として認識していたものも、実は湖南料理という事もあります。ここでは湖南料理を代表するメニューのレシピを、本格的な物から家庭で作れる物まで6つ紹介します。