中国八大料理「湖南料理」とは?味わい・辛さなど特徴は?代表メニューのレシピも紹介!
中国八大料理の1つ「湖南料理」はどんな料理か知っていますか?日本ではあまり馴染みのない湖南料理ですが、今回は、湖南料理の〈味わい・風味・彩〉の特徴や発祥の歴史について紹介します。湖南料理の代表的な料理・メニューのレシピも紹介するので参考にしてみてくださいね。
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目次
お酢の酸味とラー油の辛味が食欲をそそる酸辣湯は、日本でもよく知られています。四川料理の店には必ずと言っていいほどありますが、本来は湖南料理です。豚肉、人参、椎茸、筍、トマト、長ネギなど具材のバリエーションも豊富で、栄養面からみても非常に健康的です。
②剁椒鱼头(ディオジャオユートウ)
剁椒鱼头は中国一辛いと言われる魚料理です。唐辛子の量からもその辛さがイメージしやすいですが、辛さと酸味の絶妙なバランスが蒸し魚の味を引き立てます。剁椒は、生の唐辛子ににんにくや生姜などを混ぜて漬け込んだもので、湖南料理には欠かせない調味料です。
③辣椒炒肉(ラージャオチャオロウ)
湖南料理でおふくろの味と言われているのがこの辣椒炒肉で、四川料理で言うところの回鍋肉に似ています。青唐辛子と豚バラ肉を、甜麺醤で甘辛く炒めたシンプルな料理です。豚肉をしっかりと炒めて油を出す事で、油と調味料がからんでより一層旨みを引き出します。
④紅焼肉(ホンシャオロウ)
紅焼肉は、湖南省出身の毛沢東が好んで食べていたとされている豚肉料理です。そのため、中国では毛沢東にちなんで毛氏紅焼肉(マオシーホンシャオロウ)と呼ばれています。湖南料理特有の辛さがなく、醤油で甘く煮ており、日本の豚の角煮に近い味わいです。
⑤左宗棠鶏(サソウトウドリ)
揚げた鶏肉に、醤油や赤唐辛子を混ぜた甘辛いタレをかけたもので、現在はアジア圏以外に、アメリカでもファストフードとして食べられています。料理名の由来は諸説ありますが、清王朝末期の湖南省出身の大臣、左宗棠(サソウトウ)の名前から来ていると言われています。