ヒイラギは釣り人に嫌われる魚?毒があるの?捌く注意点や食べ方のおすすめを紹介!
ヒイラギという魚を知っていますか?あまり食べられることがありませんが、毒などあるのでしょうか?今回は、ヒイラギの〈見た目・旬の時期・味わい〉など特徴や〈ぬめり・棘〉など釣れた時の注意点も紹介します。ヒイラギの美味しい食べ方・レシピも紹介するので参考にしてみてくださいね。
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ヒイラギとは?どんな魚?
ヒイラギと聞くとクリスマスの飾りで使われる植物を思い浮かべる人が多いかもしれませんがが、実は魚にもヒイラギが存在します。ヒイラギは釣り人から嫌われる魚なのですが、どんな点が問題なのか見てみましょう。
ヒイラギは釣り人に嫌われており食べられない魚
ヒイラギが釣り人から嫌われるのには、以下のような特徴がある魚だからです。
・釣り上げたときに「ギギッギギッ」と音を立てる
・釣り上げると臭い粘液を出す
・背びれと尾びれに鋭い棘がある
・小さい個体が多い
釣り上げたときに「ギギッギギッ」という音がするのは、ヒイラギが口の中の歯を擦り合わせて歯ぎしりをしているからです。ヒイラギは釣れると臭い粘液を大量に出すため、その扱いにくさからも嫌われています。さらに、ヒイラギの棘に毒はありませんが、粘液で滑って刺さりやすいことも厄介者扱いされる一因となっています。
そして、大きな個体が釣れることも少ないため、通常は食べられない魚として扱われておりヒイラギが釣れて喜ぶ人はいないようです。
ヒイラギの名前の由来
ヒイラギの名前の由来は、植物の柊(ヒイラギ)の葉の形が似ていることが理由とする説や、棘が共通しているためとする説があります。全国的にヒイラギの名称で通じますが、地方での呼び名は様々です。本来ヒイラギは長崎で呼ばれていた名前で、ギチ(東京)・ゼンメ(愛知)・ネラギ(大阪)・ギギ(岡山)など地方ごとに呼び方が異なります。
ヒイラギの特徴は?
ヒイラギは、釣り人から嫌われる魚だと分かりました。ヒイラギの見た目や旬の時期と産地、食べたときの味わいについて説明します。
ヒイラギの見た目・生態
ヒイラギはスズキ目ヒイラギ科ヒイラギ属の魚で、見た目は口がとても小さく平べったい形をしています。体型は小ぶりで、大きくなったとしても15cmほどまでです。ベースは銀色で背ビレ・尻ビレ・尾ビレが黄色く、体の後ろの方に小さなウロコが付いているだけで、全体的にほとんどウロコがありません。
生息域は関東以南の各地の内湾で、群れをなして生息しています。ヒイラギには発光バクテリアが付着しているため、暗いところで発光します。この発光の理由に関してはメスへのアピールや身を守るためなど諸説ありますが、正確な理由は解明されていないようです。
ヒイラギの旬の時期・産地
ヒイラギは6月頃に産卵期に入るので、栄養を蓄える3~5月が旬の時期です。関東では市場に出回ることはありませんが、伊豆や房総では干物で販売されていることがあります。産地は瀬戸内海沿岸、高知、福岡、島根、京都、石川などです。
ヒイラギの味わい
ヒイラギは刺し身で食べるとアジのような食感があり、白身らしいあっさりとした上品な甘さがあります。旬のヒイラギにはカワハギのようなうま味を感じる魚です。はらわたは苦みがありますが食べられ、お酒のつまみにもなります。
Twitterの口コミ
キス釣りの外道魚ヒイラギの煮付け
ほろほろで結構美味い
Twitterの口コミ
この魚、ヒイラギですか?
私が暮らす町では古くはジンダベラと呼んでいました
骨が多く身は少ないけど美味しい魚ですね😋