タコの内臓・肝は食べられる?毒性はない?取り方や食べ方・レシピのおすすめを紹介!
タコの内臓・肝はいつも捨てていませんか?実は、食べられるのです。今回は、タコの<卵>など内臓や肝の食べ方を<アヒージョ>など料理レシピとともに紹介します。タコの内臓・肝の処理方法・取り方も紹介するので参考にしてみてくださいね。
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タコの内臓・肝って捨てる?食べる?
タコを自分で処理する際に、胴体に含まれている内臓や肝を捨てている人は珍しくありません。しかし、タコの内臓や肝をしっかり処理をして、食べている人もいます。ここではタコの内臓や肝は食べられるのかや、その取り方と処理方法について詳述します。
タコの内臓は食べられる?毒・寄生虫の心配は?
出典: @5d3CaeA7GpswDgC
肝を食べる魚があることを考えると、タコの内臓も食べられるのではないかと考えるのは不思議なことではありませんが、危険がないのかは気になるところでしょう。ここでは、タコの内臓には毒や寄生虫の心配がないかを中心に説明します。
タコの内臓は基本的に全ての部位が食べられる
タコの胴体部分に含まれている内臓は、基本的に全ての部位を食べることができ、具体的な部位としては以下のものがあげられます。
・肺
・肝臓
・胃
・腸
・卵
・目玉
上記のタコの内臓は胴体や足などの身と同様に、様々な栄養を含んでいます。日本で流通しているタコの大半が海外から輸入された蒸しダコなので、国内では内臓を目にする機会が少ないですが、釣ったタコの内臓は食べることができます。
唾液腺は毒があるので食べられない
国内で見かけることのあるヒョウモンダコは、フグの毒と同じテトロドドキシン毒を持っていることで知られています。そして意外と知られていませんが、マダコの唾液腺にもチラミンと呼ばれる毒が含まれているため、食べることができません。
マダコの唾液腺に含まれるチラミンはテトロドドキシン毒より弱いものの、噛まれると痛みが続きます。マダコの内臓を食べようと考えているなら、唾液腺は取り除きましょう。
寄生虫も存在するので注意が必要
魚に寄生虫がつくものがあることは知られていますが、それはタコも同じです。タコにつくことが多い寄生虫はアニサキスで、体内に入ると腹部痛や吐き気、嘔吐、発熱など様々な症状を引き起こします。また、アニサキスにアレルギーがある人の中には、アナフィラキシーショックを起こして命の危険にさらされるケースもあるので注意が必要です。
(*アニサキスの見つけ方について詳しく知りたい方はこちらを読んでみてください。)
タコの内臓・肝の取り方や下処理の仕方は?
生のマダコとイイダコを自宅で捌く時は、内臓と肝も正しく処理すれば食べることができます。ここでは、タコの内臓・肝の取り方や下処理の仕方を紹介します。
タコの内臓・肝の取り方と手順
タコの内臓と肝の取り方と手順は、以下の通りです。
①タコを流水で洗い、汚れを落とす
②タコの胴体(頭部)をひっくり返す
③調理ばさみや包丁を使い、内臓部分を取り外す
タコは海底を歩く時などに、吸盤で貝殻や砂利を噛んでいることが少なくありません。こういった理由からタコの吸盤にゴミが残っていることが多いので、しっかり洗い流しましょう。また、墨袋を傷つけると内臓が汚れてしまうので注意が必要です。